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随筆

福島という切り口で見るモリカケ問題。

作者: 無機名

偏狭で偏屈、ひねくれた目線。『作者目下の生活に厭な雲あり』と、言うにふさわしいと思っていますが、抱えたものが重すぎるのでアウトプットさせてください。

 特定の学校法人の依怙贔屓。この問題を年単位でやっていて、擁護、批判という立場、あるいは法律、倫理、道徳……などと言った様々な観点からの意見、講評が見受けられた。

 そろそろ出るものは出尽くしたように見えて、飽k……もとい食傷なので、少し違う視点を提示させてもらおう。


 福島という視点からだ。


 正直、この視点を持って以来、あれらのニュースを見るたびに、私は憎悪しか沸かない。


 まずは、福島には国立医学部が無い。なぜ?歴史を紐解けばわかる。きっかけは150年前の戊辰戦争だ。

 あの戦以降、廃藩置県があり、日新館などの藩校は潰され、奥州の地域医療は衰弱の一途をたどっている。県の大きさに比べ、大学で生産される医師が少ないからだ。


 原発事故以後、今から見て、あと10年もすれば放射性物質等による健康被害が次々と出てくる事が見込まれるだろう。それに対応しようと、県では新設の医学部を求めている。一応、県立医大。理学療法士や作業療法士など医療従事者を養成する教育施設を2021年4月に新設するらしい。

 一方で、国は国立医学部大学を福島に建てようとしない。そもそも原発は国策でやってたはずなのに……人を軽視していると言われた、旧ソ連ですら、それらの対応に全力を傾けたのに……。


 話しを加計学園の問題に戻そう。

 何故、加計学園という獣医学部は特区制度で今年2018年に開校し、福島は県の新設医学関連の学校をあと三年も待たなければならないのか?

 これだけ出来るなら、福島を特区として、新規の国立医学部を新設は容易いではないか。

 だが、やる気はないようだ。どうにも、首相のお友達が作る獣医学大学、動物病院。すなわち犬畜生が優先のようだ。


 つまり、首相、長州出身の安倍晋三は、暗にこう言っているわけか……。

「奥州、福島、会津藩などの連中は犬畜生未満だ」……と。悪意ある解釈かな?


 そして、それらの違和感を報じず、権力争い、追い落としに熱中する野党。政局を煽るマスメディア。


 なるほど、彼らもまた、どいつもこいつも、東北の者は人と思っていないらしい。『奥羽皆敵ト見テ逆撃之大策ニ至度候ニ付』というように、夷狄というわけだ。偏見かね?


 ここまで思いを巡らすと、やはり現在の国の全てに対し、憎悪と怒り以外に向けるものは無い。

 度が過ぎているか?しかし、ありったけの憎悪と怒り、悪意を込めて綴ろう。


「与野党全ての国会議員、マスメディア、司法、官僚、関わっている奴ら全て、貴様らは言葉に表すことが出来ない程の人でなしのゲス野郎だ。とっととくたばれ」


 明治維新。戊辰戦争から150年。そこから端を発する恨みと憎悪は終わらないようである。

 それなりに持っていたと思えたが、私の祖国愛は尽きたようだ。


追記:そして反省文

「明らかに"くたばれ"だの"人でなし"……そしてあとがき。これらに使ったのはまずい言葉だ。」と思い直しました。反省として、訓戒の保存として、訂正はせず残しておきますが、余りに一線を超えている言葉に思えてしまっているので、この追記で反省と謝罪を申し上げます。

 読んだ方、並びに指摘に挙げた方に不愉快な思いをさせてしまったことをお詫びいたします。申し訳ありません。

平成30年5月29日

 長州め……。戊辰を水で流しても、今、それは再生産されていることを……知れ。


 心の裡のおぞましいドロドロが無くならない、湧いてくる。救いようがない。


「生を棄てて逃げ去るのは罪悪だと人は言う。しかし、僕に死を禁ずるその同じ詭弁家が時には僕を死の前にさらしたり、死に赴かせたりするのだ。彼等の考え出すいろいろな革新は僕の周囲に死の機会を増し、彼等の説くところは僕を死に導き、または彼等の定める法律は僕に死を与えるのだ。」

 ――絶望を抱え続けるようなら、このセナンクールの言葉を抱いて死にたくなる。


 あるいは記憶喪失でも……望んで出来るならしたいものだ。

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― 新着の感想 ―
[一言] 歴史が繰り返しているような思いになる気持ちは分かりますが・・・ (母方の祖先が、会津藩士だったので言い伝えを聞いております) 歴史全体から見れば、「諸行無常」と言いますか・・ 持ち回りなので…
2018/12/19 22:27 退会済み
管理
[良い点] 福島のことは忘れようとしても忘れられない [一言] 福島だけじゃないですよ世襲議員エリート官僚マスメディアの中に被災者の苦労を知ろうとする庶民の生活を知っている人がどれだけいるのかもう一度…
[良い点] 少々エッセイのテーマとはずれた感想ですが、負けるという事の惨めさ、もとい『惨めな負け方』というのはどういうものかを見せてもらったような気がします。 [一言] 憎しみや恨みというのは、人の心…
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