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遠くて近い君との距離。  作者: Noise girl
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「日常」

今日もいつも通りの朝。

いつも通りの時間。7時20分に起きて、制服に着替えて、

食パンを1枚食って、身仕度を整えて家を出る。

この一通りの流れ、約20分。

徒歩で学校へ行く。 約15分。

そして、8時ちょうど。チャイムと共に着席っと。

まったく。こうも毎回同じだと逆に怖くなるぜ。


HRと授業は真面目に受ける気もなく、先生の声をてきとーに聞きながしながら

窓の外の景色をボーっとながめて時間をつぶす。

てか、これだけで時間つぶせるって俺、単純w


んで、昼休みになるとクラスの女子たちは仲良しグループでキャッキャッはしゃぎながら

弁当を持って教室を出ていく。

男子たちも、よほど腹が減っているのか授業終了とほぼ同時に購買へ向かった。

俺は、特に腹も減っていなかったので自販機でイチゴ・オレを買ってきて自分の席についた。

イチゴ・オレを飲みながら、スマホの電源をいれゲームをはじめる。

ゲームをはじめて約10分。新記録が出そうになり俺はゲームに完全に熱中していた。

「あの…汐留くん。」

そんなとき、誰かが俺に声をかけてきやがった。

「ああぁぁぁっ!!」

俺は、今までにだしたことのないくらいの大声で叫び俺の事を呼んだやつを睨んだ。

俺に話しかけてきたのは同じクラスの花岡舞はなおか まいだった。

花岡は俺に睨まれると、ビクっと肩を跳ねさせ「す、すみません」と謝った。


俺は慌てて笑顔をつくると、「俺の方こそゴメン。それより何か用かな?」っとたずねた。

すると花岡は思い出したかのように顔を上げ、本当に小さく聞き取りずらい声で

「あ、提出物のノート出してください。」と言った。

もともと、おとなしいことは知っていたが改めて話すと、おどおどしてるし声小さいし

実にイライラする。

まぁ、そんな感情はいっさい表に見せず、俺は笑顔を貼り付けたまま

「あぁ、ごめん。」と言って花岡にノートを渡した。

花岡は満足そうに笑うと、走って去っていった。

「はぁ…。」俺は大きな溜息をつくと、椅子の背もたれに体重をかけた。

クラスの奴等にてきとーに良い顔するのも毎日同じこと。

「つかれた。」心の中で呟き、俺は眠りにつくことにした。

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