入れ替わり2日目ー姉視点ー
入れ替わってから2日たった
なんで戻れないんだろう?
疑問に思うが答えは出てこない
取り敢えず湊と今後の事を決めておかなきゃ
「湊~」
思わず大きな声で名前を呼んでしまう
「母さんに聞こえんだろ!部屋に入るまでは梓だろ!」
「ごめん……」
「全く…」
弟に呆れられる、きっと馬鹿にされているのだろう
とにかく本題を切り出す
「これからどうする?」
「どうするったって……」
「多分これ夏休み終わっても戻らないと思う」
自分の意見を言ってみた
湊も頷いているので同じ意見なのだろう
「しょうがねぇ、元に戻る方法を考えつつお互いのフリして学校行くか」
「やっぱりそうなるよね」
二人とも黙り込む
私の返し方がいけなかった、と思い少し後悔する
「仲いいやつとか関係とか書いたメモ暗記しよう」
「頑張るよ」
思ったことをそのまま口にする
「じゃあメモに書いて来て」
「了解!」
私は湊の部屋に戻りメモを書き始める
親友は美紅、杏奈でしょ?
後はクラスメイトとか隣のクラスの子の名前を書けば終わりか
クラスの人数が思ったよりも多く、書くのに時間がかかった
「うぅ~疲れたぁ~」
椅子で伸びをし、リビングへ向かう
ママが作ったご飯を食べ、シャワーを浴びて寝転がる
明日も頑張ろう
そう思っているとすぅっと眠りについた