入れ替わり1日目
さて、まずは入れ替わった原因を考えなければ
うーん……
全く心当たりがない
何が原因なんだろうか
考えていると階段をドタドタと上る音が聞こえた
姉貴だ……
ガチャッ!
「なんのよう?」
質問を投げかける
「ハァ…ハァ…や、やばいよ!!!」
「何g」
「バイト入ってたの忘れてた!!!!」
俺が言い終わる前に、すごいやばいことが聞こえてきた
気のせいだよな……
「今、何て??」
もう一度聞いてみる
「だからバイト入ってたんだってば!!!!」
ガチだったか……
なんだよ入れ替わって最初の日からめちゃめちゃピンチじゃねぇか!!!!
バイトが入ってたのは仕方ない、でもなんで今日なんだ!!!!
「どうすんだよ!!!」
「あのー…私のフリしてバイト行ってくんない?」
「マジかよ…………」
「人の名前とかわからねぇぞ俺!!!」
「その辺は心配しないで!全部メモに書いたから!!!」
「用意いいな!!!!しょうがねぇ…頑張るか」
俺は姉貴からメモを受け取り支度を始める
「頑張ってね~w」
「うるせぇ!!!!」
イライラしながら俺はバイト先に向かう
姉貴はパン屋で働いている
とにかくやるしかない!メモを見て名前や呼び方、仕事の内容を確認する
これならイケるかな
幸いバイトの時間は3時間と意外と短めであった
仕事をソッコーで覚え沢山の姉貴目当ての客の相手をし、1日目が終了した
疲れた……
気を失うようにこの日はぐっすりと眠った
この姉弟の家には父親が居ないので、母親と梓がアルバイトをして家計を支えています。
あと、梓と湊はぶっちゃけ美形ですw
梓は高校の姫、湊は中学の王子様と言ったところでしょうか、二人ともモテモテです。
梓はモテていることを自覚していますが、湊は自覚していません。
むしろ嫌われていると思っています。
二人とも、同性にも人気があるので、学校生活はとても充実していると思いますw
では次は梓視点です。