表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/23

―エピローグ―

 10年後


「あっらあ皇成ちゃぁん。やあっとダンピレス化したのねえ。それともまだ戻るう?」


「いや、ここ半年戻る事は無いよ。成長が止まっているのかどうかは分からないけどな」


「お兄ちゃんもやっと一人前になって綾奈嬉しいわあ。最悪60歳とかになっちゃうんじゃ無いかと思って心配してたんだよ」


 世界が一度滅亡したとさえ言える10年前のあの日から3年後、綾奈は発現してメイリと同じ17歳の容姿を保っている。


 実の姉妹なのにあまり似てはいずに綾奈の方が幼く見えるのはヒトとして育った時代の違いかも知れない。


 あの日、巨大と言う表現でも足りない膨大なエネルギーを操りコムネナが起こした奇跡は世界規模の記憶操作だった。


 デヌリーク市国侵略は未知のテロ組織の仕業となり、たまたま近くの衛星国に駐屯していたロシア連邦の特殊部隊がイデオロギーの壁を越えて突入、その装備していたヒトの身体を消し去る程強力な対人新兵器によってテロ組織を壊滅させるが自らもほぼ全滅したとの流れが世界中の共通認識だ。


 核攻撃が有ったなど想像もしていない救援部隊によって、まだ脳の損傷で動く事の出来ない皇成、メイリ、綾奈と片腕を失い倒れていたイリーシャス、全身に傷を負って死なないのが不思議な夕と忍びの二人がテロの不幸な犠牲者として運び出される。


 ヒトと身体の構造は同じとは言え異常な治癒能力に疑問を抱かれる前に腕を失っている以外はほとんど正常になりつつあったイリーシャスによって忍びの里に連絡が取られ全員移送されたのだ。


 忍びの者達も記憶は改竄されており、メイリ達の様子やなぜ夕達がテロに巻き込まれたのかについて、長老達を中心に整合性をいぶかる声も上がったが、イリーシャスの


「いつか真実をご説明します」


 の言葉で口をつぐみ問い正す事をきっぱりと止める。


 何か大きな事が起こった事を悟り事情はともかく夕達を忍びの里に連れてきてくれた感謝を優先したのだ。


 彦助達消滅した忍びは存在自体の記憶が無い。最初からいなかった事になっていた。


 しかし家族は存在しヴァンパイアとしては稀である集団性を持った一族ゆえにやはり不整合に悩む者もいたが、長老達の


「有るがままに」


 との達しでやはり口をつぐむ。


 パシッ


 いきなりイリーシャスが皇成の後頭部をひっぱたく。


「イリーさん、勘弁してよ。いつまでもいつまでも会うなり叩かれてたらバカになるよ」


「ご挨拶です。本当にダンピレス化したなら私の力でどう攻撃を加えても壊れる事は有りません。ご安心下さい」


「いや壊れないけど痛いから。つか、壊れるとか表現はどうよ?」


 イリーシャスの声により意識を失って記憶も無い皇成達の中で唯一全てを知り、奇跡によっても記憶を改竄されていないのがイリーシャスだった。


 皇成達は意識を取り戻してすぐに顛末を聞かされたがとても信じられるものでは無く、その後の日々を通じてようやく理解出来たのだ。


 失った片腕は再生しないが、それより皆が驚いたのはダンピレスとしてのパワーを失っていた事だ。


 ヒトよりはずっと強いがアンデットとは戦え無いであろうレベルで、声からも攻撃モードが消えてしまった。


 コムネナが奇跡を起こす際に王宮内部の空間を守るのと同時に奇跡の遂行そのものの為にも力を吸い取られたらしい。


 そしてその身には時の流れが戻っていた。10年の年月の分確実に容姿が変わり、またごまかしようも無く女性の外見になっている。


 と言うよりももともとずいぶん無理をしてごまかしてきたが、容姿が変わらないから出来た事であって微妙な変化でも対応していくのは大変だったろう。


 それに何らかの理由をもって男装していたらしく今はそのこだわりが薄くなっている様にも見え明らかに良く笑う様にもなった。


 言うまでもないが元々綺麗の二乗なのでとにかく目の仇にさえしてくれなければと悩む皇成だ。


 しかもイリーシャスにはコムネナから新たな記憶を植え付けられていて、コムネナの莫大な財産の詳細とメイリと綾奈への配分が細かく記されていた。


 なにしろ1000年以上に渡り特殊な能力を活かしつつ築いた財産だ。日本円にして実に5兆円という途方も無い額でありイリーシャスが確認したところ事件が起こる前からほとんどの名義がメイリや綾奈に移転されていたらしい。


 全容を細かく聞くと何故か言葉を濁したが


「イリーの分は? もしなければ好きなのあげるわ」


 と言う珍しくメイリの真面目な申し出に


「いえ、私の分は全てデヌリーク市国へ。今後の事は今まで通りメイリ様にお願いしてよろしいでしょうか」


 との返事で終了した。


 有り余る財産から、理由はどうあれ壊滅させてしまったデヌリーク市国と周辺のレアニスト共和国の復興に1兆円を寄付したのだ。その中にイリーシャスの持分は全て投入してしまったらしい。


 ちなみにそれだけの金額になるとタダであげるのも難しい。


 最初は忍び達から働きかけられた日本政府の援助である予定だったが財政赤字の多い国家予算からはいかにも不自然でありアメリカを経由する事にした。


 しかし今回アメリカがあまり出張ら無かった理由でもあるが、アメリカのイレスシス教はヨーロッパの、より原始的な教義とは決定的な違いがあるのだ。


 そこで大英帝国に話しが行き、結局大英帝国を中心とした旧教義と言えるイレスシス教を国教とする国々の共同出資で決着したのだ。


 全ての動きの裏にイリーシャスがおりしっかり恩を売ることを忘れない。イリーシャスは優れた経営者でもあったコムネナの能力を継いだの如く財産を管理していく。


 それでもメイリと綾奈に残された財産が莫大で有ることは変わり無く数年後の動きの原資となる。皇成の


「俺のって?」


 という質問には


「図々しい。男ならご自分で財産位お作り下さい。出来ないならダンピレスの能力も要りません。てゆうか貴方が要りません。私が滅して差し上げます」


 との物騒な返事が帰ってきただけだった。


 しかし皇成は知らない。


 奇跡の後に皆の回復を待っていた時、メイリの強さは知っているためにある程度安心しており綾奈は運命的に簡単に滅する事は無いと考えられた。


 だが宿命こそ感じてもダンピレスになり切れない皇成はヒトとどの程度違うと言うのか。


 当然ヒトに生き延びられるダメージでは無く、戻ってしまえば突然死んでしまう不安にすら襲われてほとんどの時間を皇成のベッドの側で過ごしていたのだ。


 時折手を握ったりやさしく抱きしめていた事は知る者も無く永久に秘密になるだろう。


「次はメイリも一緒に来てくれよ。一気にカタを付けたいんだ。綾奈じゃぁそんな仕事させるのかわいそうだろ? ここはメイリ先生の出番、って事で」


「ちょっとお。私と綾奈は同い年よ? いたわって欲しいものだわね、オ・ジ・サン」


「おいおい俺より100歳も年寄り……イテテ。ヒー」


 メイリに髪の毛を力の限り引っ張られた皇成が悲鳴を上げる。


 有り余る資金は当然生活にも使ったが中学、高校を正規に卒業した綾奈が大学在学中に海外ボランティアを称して紛争に介入して解決をし始める原資になる。


 戻りながらも必要ならいつでもダンピレスの力が出せる皇成と完全に発現した綾奈ならヒトとの戦いなどどちらかの陣営を全滅させる事など容易い。


 しかしそれはそれで悔恨を残し解決にならない事を悟ってから力を行使しつつどちらか、もしくは双方を威かして引かせる戦法で紛争を下火に導く活動をしていた。


 それはまさしくヨーロッパに渡ったばかりの先代アーニアが行なっていた事だ。


 世界大戦に比べれば宗教や部族対立による地域紛争はヨーロッパが郡列割拠していた時代に近い。


 未だに方法論は模索中だが、戦いの初期は忍び達の協力も得てかなり強引に殲滅作戦を展開したので


「皇成達が介入したらとりあえず休戦」


 との認識は世界中のゲリラを含めた軍隊に芽生えていた。


 ゆえに最近は実際に戦闘行為をする事無く、介入宣言と同時に交渉テーブルが用意され、かりそめでも休戦や和平が実現される事が多い。


 しかし今回の相手は極めて過激な原理主義ゲリラでありある程度殲滅戦を行わないと素直に引く相手では無いようだったのだ。


「綾奈ぁ、今度は私も最初から行くよぉ」


 後ろから甘ったれた声をかけて来るのはなんと綾奈の中学時代の同級生、アニメ好きの千亜美だった。


 仲良しのまま同じ高校に進学して綾奈の発現が確定した数日後、もうヒトと付き合い続けるのは無理だろうと考えた綾奈は千亜美に対して


「もう今までみたいに一緒にいるのはやめよう」


 と申し入れると激しく泣きじゃくり理由を問い正した。


 ノラリクラリと理由を付けていた綾奈だったが土下座して


「私が全部悪いの。お願い、許して、お願い、お願い」


 と地面に額を付けて謝る千亜美に思わず涙して


「私はヴァンパイアなの。ヒトとは一緒にいられない」


 と打ち明けてしまった。実は完全に発現した以上ヒトの生死にすら無関心なはずのヴァンパイアなのに、泣かれた位で動揺すると言う全く違ったステップを踏み出した事に綾奈は気づいていない。


 しかも聞いた千亜美は


「ヴァンパイア? 咬んで。私を咬んで。ヴァンパイアにして!」


 と訴えてくる。基本的には本当に痛いコだ。


「私にはそんな力は無いの」


 と言えば


「じゃぁ一緒にいる。いつかカナキ様の様な美男ヴァンパイアが「貴方は私の探していた姫です」って迎えに来てくれる」


 と綾奈もかろうじて知っていたキャラ名を言ってまた泣きじゃくる。


 もともと千亜美が嫌いで言い出した綾奈では無い。その様子を見かねて


「どうせ高校卒業まで」


 と思い前言を撤回して肩を抱いた。


 しかし千亜美の病気は留まるところを知らず、綾奈と同じ大学に進学すると皇成が活動のダミーで設立したNGOに参加して大学を休学すると一緒に活動を始めてしまった。


 持ち前の明るさと共にジャパン・クールと呼ばれるジャパニメーションに詳しい千亜美は初対面の相手国大使様や組織の代表者に悲惨な内紛の解決案そっちのけで熱心に日本のアニメの素晴らしさを説き始める。


 驚いた事に千亜美はもともと語学の才能があったのか世界中の言語をみるみるマスターして流暢に喋り始めるのだ。


 ちなみに綾奈達ヴァンパイアは脳みその出来が違うので英語をベースに意思疎通に問題が起こる事は無いが千亜美はヒトの身でとんでもない才能を発揮している訳だ。


 おかげで戦闘に参加していた訳では無いのにNGOの特使としては綾奈より有名な始末だ。


 何しろ全戦無敗の暴力集団との面会に緊張していれば政治問題そっちのけでアニメの話しを始めるのだ。しかもジャパン・クールは千亜美自身の考えよりはるかに各国に興味を持たれており


「じゃあコンテンツの輸入を」


 となる。売り先を見つけてくれるNGOの存在は日本のアニメ業界内でも話題になるくらいだ。


 そんなこんなで10年経ってしまい、17歳で見た目が変わらなくなってしまった綾奈と違い当然確実に歳をとっている千亜美を見ると、綾奈としては


「メイリさんに頼んで千亜美をダンピレスにして貰おうか? それとも忍びのイケメンさんにでもお嫁さんにして貰おうか」


 と考えるまでになっている。


「いやメイリさんは参加するけどあなたは戦えないでしょ? 戦争なのよ?」


 と綾奈に諭されるのは良くある光景だ。


「私が出たら皆殺しよお。いいのお? ワクワク」


「ヒト相手なら私も参加させていただきます。くれぐれも後ろから撃たないで下さると助かります。痛いですから」


「いや、会う度にひっぱたかれる俺も痛いんですけど?」


 皇成達の真のリーダーはメイリだ。発現してから100年弱とイリーシャスより若いが、聖母アーニアは綾奈が継いでも先代聖母の嫡子であることは間違い無いし、イリーシャスが従うのはメイリだけだ。


 もちろんイリーシャスがリーダーとの考えも有ったがイリーシャスはあくまでも従う者、メイリのメイドである立場を崩さない。


 財産管理と会計、運営まで全てを把握する実務経営者を全身全霊でこなしていた。


 そのメイリは容姿が17歳だ。この先もずっと17歳であり17歳にしては大人っぽくても見た目せいぜい20歳くらいでいかにも若い。


 話をすればいくらでも偉そうに出来るのでそのままリーダーにもなれたが、ダンピレスが固定せずに成長を続けた皇成が代表を名乗っている。


 皆が納得した上だが一番素直に皇成に従う綾奈は神と比べられる存在予備軍だし、メイリは皇成などもちろん子供扱い、イリーシャスはあくまでも従ってはくれるが挨拶に頭をひっぱたかれ金銭的な支出は全て握っているのだから皇成の立場は弱々しい事この上無い。


 皇成はダンピレス化が固定した事で肉体的な強さは一番だと思うがもちろん誰にもそれを誇示する理由など無く、綾奈が笑いメイリいるだけで十分上手くいっていると思う。


「あらメイリ、なんだか物騒なセリフ吐いていなかった? あんたはやり過ぎってゆうか狂ってるんだからやっぱり留守番ね。皇成の邪魔だわ。ねっ皇成?」


 夕だった。忍びの里で回復しても改竄された記憶しか無かったが、綾奈が発現するころに頓宮の血の力なのか突然全てを思い出したのだ。


 皇成と言うより綾奈を突然訪ねて来た後になんとなくNGOに参加して活動の初期には忍びサイドとの連絡役だった。


 ヒト相手では当然とは言えやはり戦闘力はすさまじく、メイリといい勝負だろう。なんだかんだ言いながら皇成べったりのメイリをからかっては一触即発になった事もある。


 ヴァンパイア同士では本気の喧嘩になる事はまず無い。ところがこの二人の場合、夕からメイリには


「ホントに無いね……」


 という17歳ゆえの身体的な外見をつつかれる事、メイリから夕へは


「ババア」


 という27歳まで成長した事と400年近く生きている事を茶化されるとお互い本気モードに突入する。


 実際に戦えば本人達はもちろん回りがガチャガチャになるのは目に見えているので皇成も真剣に止めた事がある。


 そのくせ夕はメイリが嫌いなら来なければいいだけの話しだし、メイリにしても


「夕とは付き合わない」


 と宣言すれば皇成達は夕と敵対とは言わなくても一緒にいる事は無くなるし近くに来ないように申し入れるだろう。


 しかし二人はお互いに折りを見て会いに来てはいがみあっている。


 イリーシャスは夕を無視してほとんど口を聞かないが、これも発現した歳が容姿的にも生きてきた年数的にも近いためのライバル心が有るらしい。


 イリ―シャスは常に冷静であり競争事になど興味が無さそうでも、やはり強い感情を持っているのだ。


 夕はイリーシャスの時間が流れ始めた事は決してネタにしないから争う事が目的では無くやっぱり似たもの同士なだけかも知れない。


「何しに来たのよ年増忍者。おかげさんで皇成もやっと大人になったからもうあなたはいいわ。大人しく帰ってちょうだい」


 とメイリがまくしたてると夕は一瞬唖然とした様子で絶句した後に


「ウゥッウッウッ」


 とうつ向いて涙を流し始める。


「ちょっちょっと泣く事無いでしょ? 何よ? わかったわよ。年増は謝るから泣かないで大人しく帰ってよ」


 とメイリを慌てさせる。


「ウッウッ、待ったかいが有ったわぁ。大人になった皇成ちゃんが私の婿に入ってくれれば忍び一族は安泰、頓宮再興、綾奈ちゃんが義理の妹で資金力倍増、メイリはバイバイで勝手に戦争でもなんでも首突っ込んでどっかで暴れていればいいわぁ。さぁ、里へ報告に行くわよ。用意して」


 と皇成の腕を引っ張る。ちなみに綾奈と夕は仲良しだ。


 命がけで守ってくれた夕を綾奈は記憶が戻る前から自然に慕っており、夕は記憶が戻ってからも恩に着せるような事は無い。綾奈が発現した後は相当に良好な精神感応があったと思われる。


 ヴァンパイア同士は嘘がつけないので出会いから最高の付き合いが始まるか二度と会わないかだ。そういう意味ではメイリと夕も年に数回は顔を合わせる以上仲が悪いとは言えないどころか、ヒトの基準なら親友と言っても良いほどの仲良しと言える。


「ふざけんじゃないわよこのくそ忍者。今日こそ滅してやるわ。イリー、手伝って」


「滅するのは賛成しますが私では力不足です。申し訳ありませんメイリ様。代わりに悪の元凶と思われる皇成を行動不能程度に追い込みます。ただ、あれでも一応ダンピレスなので私もどうなるかわかりませんが後はよろしくお願いします」


「だからイリーさん? どうして俺が出てくるの? どうしてそこまで俺を嫌うのよ?」


「それは貴方が皇成だからです。それが唯一全ての理由です」


「いえ救い無さ過ぎですが」


 後ろの方では千亜美が綾奈をつっついて


「皇成さんってモテるよね。彼女いっぱいでハーレム系の主人公みたい」


「なに? ハーレム系って?」


「知らないの? 主人公の男の子がやたら女の子にコクられてモテモテに展開してく作品だよ。アニメでもあるけどラノベに多いカナ」


 最近はライトノベルにもハマっているのか?


「千亜美はお兄ちゃんの事、好きじゃ無いの?」


「強いしダンピレスだし見た目もまあ普通だし大学行ってないけど頭もいいし合格よね。あとは空が飛べるか魔法を使えるかさえ出来ればなぁ」


 綾奈はあなたの理想はどこに向かっているの? とか、空飛べたり魔法が使えたりはヒトでもヴァンパイアでもダンピレスでも絶対いませんよ? とか思いつつ、皇成のフルパワージャンプは軽く20Mを超えるのでヒトから見れば飛んでる様なモンよ? とか電界を操るダンピレスは魔法使いみたいよ? とかは言わない。

 


皇成の人気が上がるのはいいけれど、これ以上はややこしくなり過ぎ、と大人な綾奈は考えていた。




                                           完




このような場を企画運営している皆様、お読みになっていただけた皆様、ありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ