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恒河沙  作者: 佐瑠未亜綺
第1部 死者が語る戦争
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露西亜

寒い毎日の中で最も寒い冬の時期を越えた我らロシア軍は寒中訓練の真っ只中である。

そんな中で久しぶりにダチに会った。


「久しぶりだなフォーレン大佐」


「アレクサンドリアじゃねぇか、もう辞任したのか?」


「そんなことするわけないだろ、休みを作ってお前に会いに来たんだよ」


「おっさんに言われるとなんかキモいな」


「まだ40いってないからおっさんじゃねぇからな!!」

と地雷を踏んだようだ。やっぱりこいつと話すのは楽しい。


「で、何しに来たんだ?遊ぶのなんて狙撃くらいしかないぞ」


「遊び感覚で狙撃訓練してんじゃないよ、あと遊びはしないからな。話をしに来たんだ」


「ちぇっ、つまんねー」


「まぁそんなこと言うなお前にとっては嬉しい報告のためにわざわざ来たんだぜ、この後会食があってダルいけど」


(飯を食うのになんでダルいのだろう)

「まあ頑張れ、で報告とは何だ?」


「数ヶ月後に戦争を仕掛ける」


「標的はどこだ?ドイツか?アメリカ?イギリス?もしかして中国?」


「どれでもないし中国は条約を結んだのを覚えてないのか?」


と言われてそんなことがあったのかと部下を見ると呆れられた。そういや部下がアレクサンドリアと会うのは何回目だったっけ


「覚えてないのか」

とこっちからも呆れられた

「まあいいか、相手は日本だからな。舐めてかかるなよフォーレン大佐殿。我らが連邦の若き英雄」


と鼓舞してくれたのが懐かしく思えてくる。打倒ソビエトで共に戦い死んだ戦友たちや指導者アレクサンドリアの言葉が脳裏に浮かび血が滾る。


「じゃあそういうことだからこれからも頑張れよ鉄人、俺はお前の勝利を待っているからな」


と言って後ろを向き歩いていく。


「俺はその呼び名は嫌いだから次から呼ぶなよー」

と大声で叫ぶと手を上げて振り向かずに歩いていく。

未だにあいつは大人扱いなのか子供扱いなのかわからん


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