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恒河沙  作者: 佐瑠未亜綺
第1部 死者が語る戦争
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東郷部長と黒川理事長

久しぶりのような最近のような記憶があり、人を殺した感覚が常に手の中に錆びついている。

だけども悲しみも喜びも何一つとして揺れ動く感情がない。おそらく、これからも変わらない俺は完全に人の脳から踏み外していることが明らかなことだった。

そんな思考回路が嫌になってくる。


そんな思考は理事長室まで歩く長い廊下だからであった。そして扉を叩き中に入る。


「失礼します理事長。お呼びでしょうか」


「君は常に堅苦しいね。6年前から変わらない君は背だけが伸びた子供のままだ」


「来年からは軍事学校に入るので規律には重く置いているので」


「だからと言ってもな、飛び級で4.5ヶ月程度しかいないんだから別にいいだろ。まあそんな事は置いておいて、一応政府から2週間程の行軍して欲しいのだけどどうする?」


「もちろん入隊しますが」


「君のそういうとこは変わって欲しいけどね、だけどこっちからの条件がある」


「何ですか?」


「宇津海、沼田、和田の行軍が条件だ。瀬戸沼先生を引率させておくから安心しろ」


「それだけのことですか、何か裏があるのですよねあなたのことだから」


「やはり性格が変わらないのは嫌いだよ」


「あなたも老いを感じないところは嫌いですよ、気味が悪い」


「敬語はどうしたのかな東郷くん?」


(めんどくさいなこの人は)

「めんどくさいですね理事長先生、どうも失礼しました」

と言って外に出る。


今も焼きつく幼少期の記憶がある

父親が敬語で話す20代にしか見えない男2人が居た。それが今の理事長先生と担当医師の伊勢先生だった。

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