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恒河沙  作者: 佐瑠未亜綺
第1部 死者が語る戦争
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東郷一

1968年1月頃 満州南部承徳 日本軍の駐留地にて中華民国軍の部隊率いる顔醜准将、文良中佐が強襲する。


ーー満州南部葉柏寿ーー

強襲の報告が届いたのは受けてすぐだった。


「報告します!!承徳が中国軍からの攻撃を受けました。急遽南下せよと命令を少佐から承りました」


それが聞こえた俺の心臓は鳴り響く。列車に乗れば戦争への道のりはすぐである。自己責任が伴うとはいえ最後列からの戦争の経験は強制出兵へと様変わりをした。


「皆の者今すぐ用意をし、用意できたものから列車へ乗れ!!」


近くで聞いたはずが遠くから聞こえたように聞こえる。


脳が意識できた頃には軍隊の者と出兵した者の違いが分かるほどであったが今は関係ない。

すぐさま軍のリュックをさげて銃剣を持ち刀を腰にさげ列車に乗り込んだ。


中では家族の写真を見る者や手を握り祈る者も少なくはなかったがほとんどは死にに行く目と覚悟のある者が大多数であった。


一緒に着いてきてくれた泰晟は足が震えていたが俺も震えていた。武者震いだと思いたい。

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