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光風の伝言  作者: 聖いつき
あとがき
19/19

あとがき

   『光風の伝言』と『僕が恋した図書館の幽霊』の関係について

 最後までお付合いいただき、ありがとうございました(^^)。


 ご案内しておりましたとおり、この『光風の伝言』は、スターツ出版文庫さんから書籍化していただきました拙作『僕が恋した図書館の幽霊』の遠いビフォアストーリーです。


 もともと、『光風~』のほうが古い作品で、『僕が~』はこれを補完するために後から書いた続編となります。


 『光風~』を書き終えた直後は、まぁ、それなりに思ったとおりの情景を綴ることが出来たのではないかと自己完結していたのですが、どうしたことか、しばらくするとそのあまりにも切な過ぎる幕切れに不完全さを感じるようになりました。


 そして、結末をもっと幸福感のあるものに書き直そうか……、それとも結末はそのままに情景のみをもっと温かみのあるものに変更しようか……などと思い悩むうちに、ふと、書き直すよりもいっそそのテーマを180度転換した続編を書いて、これを以って補完するのが良いのではと思い立ちました。

 

 そうして、まるで誰かに叱られないようにするためかのように紡ぎ出したのが、書籍化していただいたあの『僕が~』でした。


 『光風~』は『大切に想うからこそ共に生きない未来を選ぶ愛』がテーマでしたが、『僕が~』ではこれを過去の世界のエピソードとして半否定して、『大切に想うからこそどんな障害があってもそれを乗り越えて共に生きていく愛』をテーマとしました。


 そして、『私、今日のこと一生忘れない』という、ヒロインが発した同じセリフが分岐点となって、このふたつの物語は相反するテーマの結末へと進み、『光風の伝言』では描き切れなかった真っ直ぐな想いを『僕が恋した図書館の幽霊』が補完して、これらふたつでひとつの大きな物語であるということにしました。


 よろしかったら、両作品でこのセリフを探してみてくださいね。


 ちなみに、『僕が~』は『光風~』の約30年後の世界を描いたもので、『光風~』の宮本歩と藤田栞が物語のテーマをより鮮明にするための主人公の大先輩役として登場しています。


 また、登場こそしないものの、野元奏も宮本歩が学生時代に作ったラジオドラマのモチーフだった人物として、そして宮本歩が主人公に語った『後悔も自分を形作っているその一部だ』という人生観を得た思い出の人として、その名が登場しています。


 余談ですが、別にアップしている『ぬくもりは珈琲色 ‐物書きは嘘つきのはじまり‐』には、現代の野元奏が登場していますので、大人になった彼女にお会いになりたい方は、ぜひこちらにもお立ち寄りくださいませ。


 若い世代の方には少々分かりづらい、昭和から平成に移り変わっていくあの時代の雰囲気をご存知の世代向けに書いた『光風の伝言』でしたが、意外にもお若い方からも好意的な感想をいただき、奏のごとく『欣喜雀躍』しております。


 これからもヒジリ作品をどうぞよろしくお願いいたします。

 本当に本当に、ありがとうございました(^▽^)/


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