2.1章登場人物 小話、冒険者のランクについて
幼竜ちゃん
僕っ子ドラゴン。
第一章終了時は体長2メートルを超えるほど成長している。
戦闘に魔術を取り入れ始め一層強くなったが、どこかまだ抜けている。
成長速度が速いが、技術がまだ身についていないので本来格下の相手でも苦戦する事が多い。
子フェネック
モフモフの塊。
物おじしない性格で、フェネックたちの中のアイドル的存在。
まだ念話は使えないけど実は気配察知能力がフェネックたちの中では一番高い。
気配遮断を使用していた幼竜ちゃんですら一度会った時の気配を学習して遠くからでも幼竜ちゃんを見つけられるほどで、物おじしない性格はこの能力のおかげでもある。
おじいフェネック
幼竜ちゃんと、他フェネックとの橋渡し的存在。
フェネックたちの要望をまとめて幼竜ちゃんに伝えている。
もともと群れのボスだったが、歳のせいで引退していたが、魔物化したことによって寿命が延びたのか、今はピンピンしている。
もともと人に飼われていた過去を持ち知識が異様に多い。
魔物化したことによってその知識を十全に活用する事が出来ている。
フェネック集団
主な主要人物は上の2匹。
2章での活躍に期待されている。
ギルド長
本名ランデル・ハルバート
基本的にギルド長と呼ばれているせいで名前を呼ばれることはめったにない。
元Sランク冒険者で結婚を機に冒険者を引退、のちにギルド職員に勧誘され昇進した結果ギルド長になった。
顔が怖いが、親戚のおじちゃんのようなフレンドリーさを持っている。怒らせると怖い。
一説によると子供が出来たことによって丸くなったとされている。
ザクロ
Aランク冒険者。
一人で冒険者活動をしている珍しい冒険者。
友達がいないのかもしれない……
冒険者としての能力的には他のパーティーに引っ張りだこのはずなのだが、なぜかそんな話は聞かない。
過去に何かやらかしたとうわさされているが真偽は不明。
Bランク冒険者パーティー銀の風
パーティーのリーダーであるライカは一見女性の様に見えるが男だ。
ライカは若いながらも知識が豊富だが、時々常識に疎い事がある。
パーティーの能力的にはAランクにも勝てるだろうが個人戦になるとランク相応なので、Aランクに上がるのはまだ先になるだろう。
Bランク冒険者パーティー青い鳥
パーティー名の青い鳥の名前からは想像が出来ない程のチンピラ集団。
そのくせ緑を大事にしたりBランクになった今でも町の清掃活動を続けているやばい集団。
世紀末のごときモヒカンがチャームポイントのロックを中心としたムッキムキな筋肉でお花を愛する集団。
1章中、一度だけ登場したケビンはこの青い鳥のメンバーだ。
でかい口を叩く癖に、一番のビビりである。
Aランク冒険者パーティー金獅子
作中ではパーティー名は出ていないが、ガルツ率いるパーティーだ。
ガルツは40歳にして未だ現役で、冒険者の中でもトップクラスに博識である。
他のメンバーの実力も高く、Sランクに上がるのも時間の問題である。
冒険者ランクについて
ランクは個人の物とパーティーの物と二つあるが、どちらもランクのあげ方は変わらない。
パーティーは最大が6人でこれは過去、報酬の取り分のもめごとが多発したので設定されたものだ。
Eランク
冒険者登録したものが例外なく初めになるランク。
簡単な実技と筆記の試験に合格すると冒険者見習いと書かれた冒険者カードをもらえる。
新人扱いになり町の清掃やどぶ掃除などで功績を積むまで魔物の討伐などの依頼は受けられない。
地域によっては薬草採取などの依頼は受けられる。
冒険者カードには個人を証明する能力が国に認められており、戸籍代わりに使用する事が出来る。
このランクでは犯罪行為が発覚すると即座に冒険者カードがはく奪される。
Dランク
Eランク時、犯罪行為をせず、ギルド側の提示した規約に違反せずに一定回数依頼を受けるとこのランクに誰でもなれる。
Eランクの冒険者カードと交換で正式なギルドカードがもらえる。
これは自身の名前とランク、依頼達成回数に犯罪歴など様々な情報が登録されている。
なくした場合再発行が可能だが非常に高い。
この時点で犯罪行為をすると、その罪によって罰則は変わるが即座に冒険者カードがはく奪されることは少ない。
戦闘系の依頼は少ないが受ける事が可能になる。
Cランク
このランクから初心者で無くなり、戦闘依頼の数が増えていく。
Cランクなって初めてまともに稼ぐ事が出来るようになる。
最低限の宿代と食費は安定して稼ぐ事が出来るだろう。
だがここで死ぬ冒険者は非常に多い。
Bランク
このランクになると冒険者の死亡率が下がり一人前と呼ばれるようになる。
このランクになる場合、一人以上のギルド職員、もしくはAランク以上の冒険者からの指名を受けたのち、実践での試験を行いそれに合格する必要がある。
この試験の難易度は高く、Bランク以上の冒険者は全体の3割程度しかいない。
ギルドからの信頼も厚くなり、行商人の護衛依頼や、個人を名指しして依頼する指名依頼などの依頼が増える。
Aランク
一流の冒険者。
単騎で騎士団を相手どれるほどの実力があるものがなれる全冒険者の憧れ的な存在。
貴族と同程度の優遇措置が取られているが、緊急依頼など断る事が出来ない依頼が発生する事がある。
個人の持つ能力を危険視するあまり少しの罪でも大きな問題になりやすいため節度を持った行動が要求される。
貴族とのコネが出来たり報酬の高い依頼が多くなる為、貴族専門のお店なども使用できる。
これは優遇措置の一環である。
Sランク
単騎で国を落とせるとされるほどで、人類最高到達点とされている。
かつてSランク冒険者を怒らせて、ほろんだ国があるとされているほどで、Sランク冒険者には一国の王ですら頭を下げる。
あまりにも強すぎる為どの国でも裁く法が無い。
Sランク冒険者には英雄的思想を持ったものが多く、Sランクになる可能性のある危険思想を持った冒険者を始末する組織があるとうわさされているが…………真偽不明。
次から第二章入ります。よろしくお願いします。




