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転生ドラゴンは生き残りたい  作者: プレ子
第一章
39/114

38.柱を作ろう

 原木を加工すると決めた訳だが、まずどこから取り掛かろうか。

 というのも、適度な大きさにカットするのが先か、木の皮を剥ぐのが先かで悩んでいるのだ。

 そもそも木の皮を剥ぐ必要はあるのだろうか?


 悩んだ結果、木の皮は後からでもなんとかなるので今は付けたままで使用する事にしたのだ。

 初めてやる事なので出来るだけ工程を少なくして失敗する確率を下げるためだ。

 将来的には難しい加工とかもできるようになりたいのだ。


 設計図が書ける訳では無いし、もう早速原木のカットを始めよう。

 水没している今、そのままではカットが出来ないだろうから、石を使って多少の陸地を作る。

 取り合えず木の真ん中を一回切ろう。

 『ウォータージェット』を発動させて、上から水の刃を当てて原木をカットしていく。


 切る速度は予想よりも遅く、ウォータージェットの一回の発動時間を考えると最後まで切りきる事は出来ないだろう。

 切り口に再度ウォータージェットの刃を入れるのは出来ないだろうから、最低限洞窟の天井を超える位の長さまで切らないといけないのだ。

 そこまで切る事が出来れば、カットした部分を一度切り落としてしまえばまたそこから切り始める事が出来るから、何とか使えるように加工が出来ると思う。



 ウォータージェットの効果時間の間に何とかそこそこの長さまでカットする事が出来た。

 後はおおもとの原木と切り離せば、真っ二つの原木が作れるのだ。

 それでもまだまだ大きいので更に半分にすれば洞窟内に置くための柱としてはは十分だろう。

 この調子でどんどん木材をカットしていこう。


 

 数時間かけてある程度カットが完了したので次の工程に行こうと思う。 

 今考えているのは、木材をアーチ状に組み立てて洞窟内に設置する方法だ。

 洞窟は広いところと狭いところでは結構な差があるから、この組み立てが一番難しいところだろう。


 この作業は洞窟内で行うつもりなのだが、木材を組み立てる方法が無いから、天井にめり込ませて固定しようと思っているのだ。

 めり込ませ過ぎたら、崩落してしまうかもしれない危険な作業だが今回はバリアを使うと作業が難しくなってしまうため使えないのだ。

 つまり相当危険なのだ。


 ビビりながら入り口付近の壁際に一本目の柱をぶっさす。

 測っていた訳では無いので当然長さが合わなかったので、少しカットしてから再度ぶっさす。

 地面に少しめり込んでいれば天井に突っ掛かって倒れてくることは無いだろう。

 これを逆の壁際にもう一本柱をぶっさせば一セットの完成なのだ。

 これを等間隔に設置するだけでもだいぶ崩落の可能性が減ると思う。


 これをこの調子で設置していくのだが大変なのはここからだろう。

 一本目は入り口付近だったからスペースが取れて比較的簡単に出来たけど、洞窟の中での作業は大変だろう。

 補強としては雑なつくりなのだが、すっごく難しいのだ。頑張ろう。


 一本、また一本と着実に柱を立てていき、真夜中を過ぎたころ漸く一番奥まで柱を立て終える事が出来たのだ。

 崩落におびえながら作業していたこともあって疲労感がすごい。


 柱は全部で24本設置したので補強としては十分だと思う。

 これで安全かは正直分からないけど、ここまでやって崩落して欲しくは無いのだ。

 まあ疲れもあるし、考えるのは明日で良いだろう。

 良い子は寝る時間なのだ。多分よいこはもっと早く寝ているだろうが……

 てことで、スヤァ。



 あっという間に朝が来た。

 まだもう少し寝たいが、羽毛をこの前の場所から動かしていないせいで目を閉じていても明るいのだ。

 仕方なく起き上がり、外を見ると増水していた水はところどころ残っているものの殆ど水が引いていた。

 洞窟の入り口付近の川は通常の水量に戻っていて、少し雨が降った後の様な水たまりがあるくらいだ。


 川を作るだけでは拠点が浸水してしまう事が増水のおかげで判明したので、今日からは川を掘りつつ最優先で洞窟付近の土地の底上げを行っていこうと思う。

 その間にまた大雨があると盛った土が流されてしまう為スピードが命となるのだ。

 ご飯の心配は当分ないし、この作業をするのは今が最適なのだ。

 よし。頑張ろう!!

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