登場人物紹介3
※五章終了時点のものです。
名前:ガウス・ナンバー
本名:守屋幹弘
身長:167(リアル164)
ジョブ:戦士→闘獣士
高校二年生のVRゲーマー。
自分に関するあれこれが判明したものの、あんまり重く受け止めていない。重大さはちゃんと理解しているものの、記憶がなくなるのは仕方ないし、命の共有に関しても呪いと言われたことに困っている。救われたことに代わりはないのだから、それはきっと祝福なのだ。
他者のイメージが魔術効果として働き、リアル身長がちょっと縮んだ。あと身体測定直前の小細工をやめたら、こんな数値になっていた。泣きそうになった。
なお、借金総額がとんでもないことになっており、星クズの名はますます広がる。
名前:カルガモ・フェザー
身長:173
ジョブ:盗賊→暗殺者
愉快な害鳥。年齢は三十路手前の模様。島人の外道筆頭。
気まぐれも多分にあるが、魔術絡みの事件があったらまずいということで旅行に参加した。頼れる大人になろうキャンペーン開催中。でもパチンコでフィーバーしたら待ち合わせを無視する。
明らかに一般人ではない証拠がごろごろしているせいで、逆に誰も踏み込めなかった。観測しなければ真実は藪の中なのである。でも古橋さんにはたぶんバレた。
何気に人をよく見ており、特にツバメの危なっかしさは心配していた模様。まさかコンビニ行くだけで行方不明になるとは思わなかった。
名前:タルタル・ステーキ
本名:牧野百合
身長:141
ジョブ:神官→司祭
姐御と慕われるほんわかバーバリアン。年齢は24歳。
顔剥ぎセーラー事件からずっと、ガウスに負い目を感じていた。その罪悪感を踏まえて読み返すと、言葉の裏側に色々と重いものが見え隠れしたりする。
他者のイメージが魔術効果として働き、さらにガウスが八つ当たりに祈ったせいで身長がさらに縮んだ。奴は推定無罪とほざいたが、ばっちり効果は出ている。
名前:クラレット
本名:北上茜
身長:167
ジョブ:魔道士→賢者
高校一年生。茜なので、キャラ名は赤系統の色から選んだ安直な子。
のーみんに勝るとも劣らない豊かさをお持ち。本人的にはちょっと恥ずかしかったが、ガウスの騒ぎっぷりには照れ隠しというか、なんやかんやで嬉しさが最終的には勝った模様。
ツバメは親友だが、その感情は友情の一言では片付かない。
名前:ツバメ
本名:神鳥朝陽
身長:158
ジョブ:呪術士→修道士
クラレットの親友で同じく高校一年生。
わりと不幸な目に遭っているが、喉元過ぎれば熱さを忘れるというか、あんまり気にしていない。未解決の問題を抱えていると悩むが、過ぎたことは自分の身に起きたものでも深刻に捉えない。その気質はガウスとカルガモに把握されており、持ち前の善性と合わせて被害者体質だと思われている。
あとブラジャーをスティールされたので、カルガモへの好感度が地味に下がった。
名前:スピカ
本名:守屋奈苗
身長:173
ジョブ:戦士→騎士
ガウスの妹で高校一年生。まだまだ成長期は続く。
改変された世界をベースとした認識を持つことになり、自分は自分なのか、という哲学チックな悩みを抱いたりしたが、たぶんその日の夜にはどうでもよくなっていた。大抵のことは受け入れて抱えたまま進む兄と違い、こっちは本質的に自己への執着が薄い。
もし世界が元に戻る時、今の自分が消えることになっても、その後に残る誰かも自分なのである。
名前:双龍
身長:183
ジョブ:商人
通称ロンロン。顔だけは超イケメン。
アメリカ在住。仕事は何をしているかと言えば、ハリウッドの大部屋俳優だったりする。その美貌でハリウッドスターを夢見たものの、画面にいるだけで存在感を放つため、逆に使われない模様。
四章では出番こそ少ないが、的確な推理を披露して有能さをアピール。今ある材料から最もそれらしい答えを導くことに長けており、特定条件下での思考の瞬発力はピカイチ。
名前:のーみん
本名:鬼瓦
身長:169
ジョブ:戦士→騎士
クソゲとエロゲをこよなく愛する変人。
親が重婚しているハーレム家族の末っ子。普通ならドロドロしそうなものだが、父親は非常に上手くやっているらしい。そんな環境で育ったために独占欲は薄いが、反面、自分の家庭環境を基準にするせいで、ナチュラルに色々と狂っている。
楽しければ幸せでなくてもいい。そんな取捨選択をする。
名前:緑葉
本名:仲道律子
身長:158
ジョブ:猟師→狙撃手
女学生口調を愛用する、人生がテンション高めの人。
すっかり頭脳労働担当になったものの、得意分野は整理と疑問の発見。答えを出すことはあまり得意ではなく、その自覚からくる自信のなさが、自分を守るための強気な態度に繋がっていたりする。
ちなみにアクセス制限を受けた件は、本来ならあのぐらいではGMも動かないのだが、ちょっと興奮したのを感知されたのが原因。わりとアブノーマルな趣味をお持ち。
名前:うどん貴族、ウードン・カイザー
身長:173
ジョブ:商人→鍛冶師
島人の中でも数少ない常識人。
プロゲーマーらしく、夏休み期間中はイベントで大忙し。ストイックに勝利を求めるアスリート系ではなく、プレイで人を楽しませるエンタメ系なので、こういう時に稼いでおきたい。
名前:シャーロット・クリスタル
本名:古橋晶
身長:140(リアル164)
ジョブ:魔道士
幹弘達と手を組むことになった魔術師。
この宇宙を完全に安定したものにするため、魔術を含む神秘の根絶と、神の公式を発見することを悲願とする。
ちょっと危ないレベルで可愛いもの好き。後先考えずに、アバターを理想的な少女にしたことからも明らかであり、機会があれば自分もタルタルを抱いたり座られたりしたい。ツバメは懐いてくれているので、ついつい全力で甘やかしそうになるのを、必死で我慢している。
ちなみに名前のシャーロットは「小さい、可愛い」などの意味を持ち、クリスタルはそのまま本名である晶からの変換。シャーロット・クリスタルという名は、「小さくて可愛い晶」という意味合いになる。この事実を察しているのはカルガモだけだが、奴だって命が惜しいので黙っている。
本名:勅使河原、テッシー
身長:170
幹弘の友人であり、自称親友。
剣道部の新部長として張り切っているが、男子部員の少なさが悩みのタネ。次の世代でまた廃部の危機になるんじゃないかと怯えており、失踪した部員には切実に帰ってきて欲しい。
名前:ダフニ
本名:城山メイ
身長:161
ジョブ:格闘家→拳闘士
星華台高校の三年生。顔剥ぎセーラー事件の発端。
イエローブラッドの幹部として活躍中。明確な役職があるわけではないが、主に会計を担当している。クランメンバーから守銭奴疑惑を向けられているのが、最近の悩み。
ガウス、タルタルとの交渉ではハッタリと盤外戦術で押してくる二人に、それなりに対抗したが後手に回ってしまう。しかしこれで、交渉は綺麗事だけではないと学習できた。
名前:ナップ
身長:185
ジョブ:神官→暗黒騎士
クラン、イエローブラッドのリーダー。
夏の大規模な同人即売会に参加するため、資金作りのバイトでちょっと忙しい。しかし情報が入った途端、驚きの速さでボス討伐を成し遂げる。きっとシフトを押し付けられたバイト仲間がいる。
名実ともにトッププレイヤーの一角となり、プレイヤー間の動乱の中心に立つ。
名前:ドンナニャドス
身長:176
ジョブ:魔道士→死霊術師
ナップの右腕的存在で、クールな大人。
イエローブラッドの幹部。実質的なNo.2でもあり、ナップに代わって計画立案を担当する。
ガウス達を過大評価している面があり、馬鹿なことをしているように見えても、彼らが動くなら相応の裏付けや計画があるのだろう、と「自分ならそうする」という前提で見てしまっている。
これはクランの合同狩りなどで、活躍している場面ばかりを見てきてしまった弊害。普段の彼らがいかにアレな感じなのかを、まだ理解できていないのが致命的だったりする。
名前:デル2
身長:170
ジョブ:戦士→狂戦士
ナップ達の切り込み隊長。
イエローブラッドの幹部だが、運営面ではほとんど口を出すことがない。
寡黙だが頼れる前衛として、クランの誰からも慕われている。本人的には一人で狩りをするのは効率が悪い、仲間が死ぬと効率が悪い、疲労を無視すると効率が悪い、と基本的に効率のことしか考えていないだけなのだが、結果として仲間思いで気配り上手だと思われている。
名前:ヨーゼフ
身長:174
ジョブ:商人→鍛冶師
イエローブラッドの幹部を務めるナイスミドル。
ダフニの補佐をしつつ、クランの生産職をまとめている。必然的に露店での金策も管理する立場であり、第二の金庫番といったところ。
ガウスとタルタルの無茶な交渉術で胃痛に苛まれたが、無茶に無茶で返して大幅な譲歩を勝ち取る。このあたりは年長者の面目躍如で、リアルでもああいう無茶な交渉を経験したことがあるものと思われる。
名前:トーマ
身長:167
ジョブ:格闘家
ガウスと意気投合した、主にソロや臨時PTで活動するプレイヤー。
夏休みということで忙しいのか、ログイン頻度が落ちている。
本名:伊吹風子
身長:158
幹弘が所属する剣道部の元副部長。
すっかり撃剣興行に馴染み、今では花屋敷の剣鬼などという物騒な通り名も頂戴した。剣姫ではなく剣鬼である。
プロになるかどうかは考えていないが、いつまでも野良に収まる器ではない。
本名:田島
幹弘のクラスメイト。義妹が三人いる。
さらに離れて暮らす義姉が二人いて、存在さえ知らない実妹が一人いる。
めっちゃ絵が上手くて料理も得意。
何故か目元が見えなかったり、写真も顔が光で隠れていたりする。