表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
竜と信仰の奇譚  作者: 長月十九
第四章 兵どもが夢の跡
56/134

第六話 モテない男


 被害者は十九歳の青年。

 事件があったのは午後十一時頃。撃剣興行に参加していた青年は、その帰り道で日本刀のような刃物を持った男に襲われたと証言している。

 現場が暗かったこと、また突然の凶行であったことから、電脳での写真や動画の撮影も行えず、犯人の外見的特徴は不明。極端な体型ではなかったという証言が唯一の手がかりである。

 青年は抵抗虚しく斬り伏せられるも、かろうじて一命を取り留める。バイタルサインの低下を感知した電脳が緊急通報を行い、病院へと搬送された。

 ――以上が昨夜の事件のあらましである。


「はー。物騒な事件があったんだなぁ」


 話を聞いて、怖い怖いと感想を洩らす俺。

 わりとどうでもよさそうな反応をしたのがご不満なのか、話をしてくれた河瀬君は舌打ちをした。


「ちぇ。もっと驚くかと思ったのに、つまんねーの」


「そりゃあな。刃傷沙汰ってのはおっかねぇけど、撃剣興行だとたまに揉め事は起きるもんだし。ガチでアングラなホームだと、空気読まねぇ勝ち方したらリンチされたって文句言えねぇぞ」


 だからまあ、被害者には同情するし、基本的には犯人が絶対に悪いとは思うが、多少は自業自得だよなと思う面もある。上手く立ち回るか、それこそ一人にならなけりゃ結果は違ったのかもしれない。

 撃剣興行とは何も関係ない、ただの辻斬りという可能性もあるが。


「まあタイミング的に、一瞬、まさか伊吹先輩が、とは思ったが」


「どっちの意味でっスか?」


「……あの人が辻斬りして、被害者一人で済むと思う?」


「ありえねー。けど、被害者になる方がもっとありえねーっスよ」


 俺達があの人をどう思っているのか、実によく分かる会話であった。

 今日の部活は午前中だけ。テッシーは体育館が使えない午後も、走り込みや筋トレをしようと主張していたのだが、他の部活の邪魔になるという反対意見に退けられた。

 で、テッシーは涼しい午前中に頑張ろうなどと気炎を上げているわけだが、俺は早々に体育館横の鉄扉を開けて、絶賛サボりタイムである。いや、竹刀のささくれを削ると言ってあるので、完全にサボりではないが。

 竹刀を分解して、栓抜きのような形をした竹刀削りでささくれを削り、仕上げにヤスリをかける。冬場なら油も塗るが、夏場はそこまでしなくてもいいだろう。

 地味ながらも結構好きな作業で、黙々と手入れをしていると雑念が消えるような感じがする。

 そこへ河瀬君も休憩がてら合流して、二人して竹刀削りながら雑談タイムというわけだ。


「でも、守屋先輩も注意した方がいいんじゃないっスか?

 やってるんでしょ、撃剣興行」


「俺は健全な方だから平気、平気。つーか事件があったの、午後十一時だっけ? 俺、そんな時間まで残ったりしねぇから。遅くまで出歩くと、おまわりさんが怖いんだよ」


 それに夜はゲームしたいし。基本的には夕方に行って、一時間ほどしたら帰るのがお決まりのパターン。長居して話し込む奴もいるけど、俺は晩飯前なのもあって帰りたい。

 そんなことをうだうだ話していると、テッシーまでやって来た。


「ささくれ削るだけなのに、時間かかり過ぎじゃない?」


「俺は竹を削ってるんじゃない。竹の中にある刀の形を取り出してるんだよ」


「どこの仏師だよ。ま、のんびりしてていいよ。一旦休憩だ」


 連日の猛暑だもんなぁ。こまめに休憩入れなきゃ、皆も倒れちまう。

 テッシーは自然に俺の隣へ腰を下ろす。反対側には河瀬君。恐怖の男サンドイッチの完成だ。お前らもうちょっと端に寄れよと、距離を空けさせる。

 そんで三人揃って、ぼけーっとグラウンドを見やる。今日はサッカー部が独占か。あいつらも走り回るスポーツを選んだことを、カンカン照りの下で後悔していることだろう。

 ミンミンジャカジャカ。蝉の鳴き声に混じって、竹刀を削る音がする。

 何とも牧歌的な空気を打ち破ったのは、沈黙が気まずくなったらしい河瀬君だ。


「そういや勅使河原先輩も聞きました? 昨日の辻斬り事件」


「ああ、あれね。SNSで回ってきたから、概要ぐらいは知ってるよ。

 ……そう言えば被害者、撃剣興行の選手なんだっけ。ミッキー、分かってると思うけど、お前も用心しとけよ。狙われる心当たりはなくても、危ない奴がいるんだから」


「あ、あれぇ?」


 注意を促すテッシーに、予想外といった感じで変な声を出す河瀬君。


「勅使河原先輩のことだから、撃剣興行やめろとか言うと思ってたんすけど」


「言わないよ。僕ぁね、ミッキーが剣道部に入ってくれただけで感謝してるんだ。

 そりゃ本音を言えば部に本腰入れて欲しいけど、それを強要する権利はない。だからミッキーが私生活で何をしてても、注意はしてもやめろなんて言わないよ」


 ちょっと強引なところはあるが、俺がテッシーと友人関係でいられるのは、この物分りのよさが理由だろう。テッシーは人の懐へ踏み込まない。それは利口だとも、臆病だとも言えるが、俺は美徳だと思う。

 我ながら単純な性格をしていると思う俺だが、譲れないこだわりはある。テッシーはそういう、人が大切にしている部分を尊重し、干渉しない。まあ気付かずに地雷踏むこともあるが、それはご愛嬌だ。

 そんなテッシーに、何故か河瀬君は食い下がろうとする。


「けど、心配だったりしないんスか?

 だってこの辻斬り、日本刀ですよ日本刀。下手したら死にますよ」


「だとさ、ミッキー。お前、心配して欲しいか?」


「いらねぇよ。つーか辻斬りも、出合い頭にバッサリってのは流石に困るが、そうじゃなけりゃどうにでもなるだろ」


 刀を持っただけの素人や、そこそこ程度の腕前だったら素でどうにでもなる。それ以上となれば怪しいが、一応、奥の手として魔術――未来視がある以上、遅れを取ることはないだろう。

 返事を聞いたテッシーは肩を竦めて、


「こういう奴だからね、ミッキーは。心配なんかしたって、重荷になるだけさ」


「見透かしたようなこと言うなよ。プライバシーの侵害だぞ」


「肩を持ってやったつもりなんだけどねぇ!?」


 いやしかし、よく分かってらっしゃる。俺の親友を自称しているだけのことはあるよ。

 荒ぶるテッシーを「まあまあ」と宥めて、話を変える。


「ところでお前は撃剣興行、興味ない感じ?」


「ああ? ふん、僕があんな不健全なのに参加するわけないだろ。

 部長が参加するのは外聞が悪いし、家族もうるさそうだからね」


 そう語ってから、ハッとしたように言い訳する。


「か、勘違いするなよ? 部や家族のことなんておまけだよ、おまけ。

 ああいう下品なスポーツは、頼まれたってお断りだ」


 ははは。照れ隠しじゃなくて本気で言ってるからな、こいつ。

 俺はすっかり慣れているものの、河瀬君は軽く引いている。まあ最初は何だこいつって思うが、慣れるとこれはこれで味があってよろしい。人間、たまには毒も食べたくなるのだ。

 ともあれ、撃剣興行の話はこれでおしまい。それから三人でこの後の練習は何をしようかとか、野球部がいねぇと静かでいいよなとか、でもあいつら三回戦も勝ったらしいぜスゲーとか話す。

 そうしていると、体育館の入り口から賑やかな声。何だろうと思って目を向ければ、ああ、女子バスケ部の連中か。体育館の半面は剣道部、もう半面は女バスが使っているのだが、あちらさんはそれなりの部員数を誇っている。つまり半面だと狭いので、交代で外へ走り込みに行っているのだ。

 俺らは人数少ないから広々と使えるが、ああいうのを見ると申し訳ない。苦情は設備投資をしない学校に言ってくれ。グラウンドも縄張り争いが激しいし、もっと金かけていいと思うんだが。

 そんなことを思っていると、帰ってきた女バスの集団から一人、背の高い女がこちらへダッシュ。言うまでもなくうちの妹である。

 何か用でもあんのかなと見ていたら、奈苗はまったく速度を落とさずに俺へ飛びついた。


「どーん!」


「ぐああ!? やめろ、離せ! 汗臭い!」


「臭いは兄ちゃんの方が」


 うんうんと横で頷く剣道部員二人。そうだね、防具臭いよね。あれ生物兵器だよね。


「つーか汗だくで抱きつくな、気持ち悪い!」


「えっへっへ。不快感をお裾分け……!」


 こんにゃろう。振り払おうとするものの、座っているせいで力負けする。座っているせいだと思いたい。

 奈苗はさらに有利なポジションを確保しようと後ろに行き、首に両腕を回す。汗と暑さで不快感が倍プッシュ。これが妹でなければ、俺はどんな凶行に走っていたことか。

 そんな俺達を見て、絵面の暑苦しさに辟易としつつも、苦笑してテッシーは言う。


「お前ら相変わらず仲いいね。普通、抱きつくか?」


「テッシー君とこ、お姉さんとこういうことしないの?」


「はン、誰が。想像するだけでぞっとするね。

 っと。河瀬は兄弟っているのか?」


「うちは俺だけっスね。こういうの見ると、俺も欲しいやら一人でよかったやら」


「ん? 河瀬もハグして欲しいの?」


「な――いや、そういうわけじゃ!」


 赤面する河瀬君。奈苗を女として見る奇特な奴がいたんだなぁと思いつつ、俺はテッシーとひそひそ。


「反応が完全にモテない男だよな」


「っていうか免疫ゼロだね。クラスじゃ女子と話さないんじゃない?」


「たぶん女子の手を握る時、手汗がすげぇタイプだぜ」


「あー、そんな感じ。でもってムッツリスケベなんだよね」


「あんたら好き放題言い過ぎじゃないっスか!?」


 そんなことないよー、可愛い後輩で遊んでるだけだよー。

 けらけらと笑う俺達に、河瀬君は吐き捨てる。


「守屋なんてこっちから願い下げっス。付き合ったりしたら、先輩がお義兄さんでしょ」


「どうよテッシー。何故か付き合うことまで妄想してるけど」


「ないわー。自意識過剰ってすごいネ」


「ごめん河瀬。私、普通にやだ」


「なんスか、俺が悪いんスかこれ!? あと守屋、言葉のナイフはしまって。お願い」


 おっといかん、河瀬君の心のHPがレッドラインだ。

 奈苗の言葉は的確に心を抉るというか、やけに深い傷を残すので、この悲しいチェリーボーイでは耐えられない。ここは先輩として、助け舟を出してやるべきだろう。


「ところで話変わるんだけど、河瀬君って好きな女のタイプは?」


「話変わってねぇ気がするんですけど!?」


「え?」


 いや、変わってる、よな? それが変わってないってのは――ちょっと考えた俺は、奈苗を背負うように下がって河瀬君から距離を取った。この男は危険だ。

 その意味に気付いたのか、河瀬君は慌てて言い訳を始める。


「や、ちが、違います! そうじゃないんスよ!

 俺、デカい女が好きなだけなんです……!!」


 その発言に、テッシーが露骨なため息を吐く。


「そこでさぁ、背が高いとか、スタイルがいいとか言わないから、お前モテないんだよ」


「テッシー君? 体だけ見られるの、私は嫌かなって」


 言葉のナイフがテッシーを襲う。河瀬君は既に再起不能だ。

 心に消えない傷を負った二人がへたれるのを無視して、奈苗は言う。


「でさ、兄ちゃん達は何の話してたの?」


「野球部スゲーとか、辻斬りコエーとか、そういう世間話」


「辻斬り?」


 あ、やっぱ奈苗は知らないか。まあ物騒な事件だし、注意も兼ねて知っておいた方がいいだろう。そう判断して、かいつまんだ内容を話しておく。

 それを聞いた奈苗は少し考え込んでから、


「――被害者の人、犯人のこと知らなかったのかな」


「ああ? どういうこった」


「だってさ、撃剣興行の選手なんでしょ? そっちの揉め事が原因なら、犯人の心当たりぐらいありそうだなって。そうじゃないなら無差別なのかも」


 む、言われてみればそりゃそうか。

 被害者が撃剣興行の選手だったのもあって、自然とそっち絡みの揉め事かと思っていたが、ちょっと毛色が違う。揉め事があったのなら、犯人に――心当たりに繋がる証言ぐらいはするだろう。

 犯人にしか分からない他の理由で狙ったのか、それとも誰でもよかったのか。

 ……充分に物騒な事件ではあるんだが、さらに穏やかではなくなったような気がする。


「ま、警察に頑張ってもらおうぜ。善良な市民としては、犯人がさっさと捕まるのを祈るだけだ」


「「「善良……?」」」


 揃って困惑する三人。俺が善良でなければ、誰が善良だというのか。

 失礼しちゃうが、即座に言い返せるようなエピソードは思い出せなかった。


     ○


【幹弘の発言】

 うぃーっす。辻斬り事件のこと聞いたか?

 危ないかもしんないから、遅くまで出歩くのは控えとけよ。


【朝陽の発言】

 こんちゃー。聞いた聞いた。

 あたしはインドア派だから心配いらないよ!


【茜の発言】

 もっと外にも出た方がいいよ。

 ずっとクーラーつけてると、体にも悪いし。


【朝陽の発言】

 う、ママみたいなこと言って……。


【百合の発言】

 若い内から自堕落な生活してると、大人になった時に後悔しますよー。


【幹弘の発言】

 経験者は言うことが違うよな、ってか学生部屋になんで姐御混じってんの?


【百合の発言】

 わ、私は後悔してないからいいんですー!

 混ざってるのはあれです、海へ行く時の相談とかこちらでやっちゃおうと思いまして。


【奈苗の発言】

 姉ちゃん、日程決まったー? 部活に重なるなら、私も言わなきゃだし。


【百合の発言】

 緑葉さんは概ね。のーみんがまだ連絡待ちですねー。

 カモさんはこっちで決まったら、教えてくれって言ってましたけど。


【幹弘の発言】

 男追加しようぜ男。やっぱバランス悪いって。

 俺、リアルに想像できるもん。浜辺で二人で座る俺とカルガモ。


【百合の発言】

 と言いましても、島人から引っ張るのもちょっと違いますし。

 ナップさんはありかなって思いましたけど、断られたんですよね?


【朝陽の発言】

 ニャドスさんにも断られてたよ。


【奈苗の発言】

 兄ちゃんって友達少ないの?


【幹弘の発言】

 ンなことねぇよ! あの二人は他に優先することがあるってだけだ。

 トーマがいたらよかったんだが、あいつここ数日ログインしてねぇんだよな。


【茜の発言】

 トーマさんも学生っぽいから、部活とか忙しいのかも。


【幹弘の発言】

 かもなー。大学生だったら帰省してんのかな。


【百合の発言】

 まあ幹弘君、人気はあっても人望はないですからねー。

 諦めてハーレムを楽しんじゃってください。


【幹弘の発言】

 あるよ、人望あるよ! くそっ、こうなったらテッシー呼ぶか。


【朝陽の発言】

 テッシー? そんなフレンドいたっけ。


【奈苗の発言】

 リアルのお友達ー。剣道部の部長さんしてる人だよ。


【幹弘の発言】

 あいつなら、女がいるってだけで釣れる筈だ。


【茜の発言】

 あの、幹弘さん。悪いけど……そういう人は、ちょっと。


【百合の発言】

 若干見てみたい気持ちもありますけど、水着姿を見せたくないですねー。


【幹弘の発言】

 テッシー……お前の株が、めっちゃ下がってるぜ……。


【朝陽の発言】

 先輩とカモっちなら、全然見られていいんだけどねー。

 先輩はやらしい目で見そうにないし、カモっちは性欲なさそうだし。


【幹弘の発言】

 あいつエロゲすげーやってますよ。


【朝陽の発言】

 イメージ! イメージの問題!

 あ、それとね旦那。茜にはちゃんとビキニを買わせておきましたぜ。


【幹弘の発言】

 でかした。


【茜の発言】

 あ、あれぐらい普通だって言うから……!

 最初はワンピースにしようと思ってたのに!


【百合の発言】

 似合うだけいいじゃないですか。


【朝陽の発言】

 ……ごめんね、タルさん。


【百合の発言】

 あれぇ!? ジョークのつもりだったんですけど、マジ謝罪入りましたよ!?


【奈苗の発言】

 姉ちゃん。顔が見えないから、私も今の本気だと思ったもん。


【百合の発言】

 くっ、以後注意します……!

 あ、それで朝陽さんと奈苗さんはどんな水着にしたんです?


【幹弘の発言】

 待って、これ男がこのまま聞いてていい話?


【奈苗の発言】

 んー……兄ちゃん、出てこっか。


【幹弘の発言】

 はい。あ、忘れる前に言っとくわ。

 秘跡案件だけど、詳しいっつーか専門家と知り合ってさ。今夜にでも情報共有したいから、他の連中も見かけたら拠点に集まるように言っといてくれ。


【百合の発言】

 それは構いませんけど、専門家って。

 幹弘君、また一人で何かに首突っ込んでません?


【幹弘の発言】

 今回は平和的に向こうから接触してきたので、俺は無罪だと思います。

 つーわけで、落ちるから詳しくはまた夜に。


【奈苗の発言】

 兄ちゃん、どっか行くの?


【幹弘の発言】

 や、撃剣興行で稼いでおきたいなって。

 ちょっと早いけど、ぼちぼち人も集まり出す時間だから。


【茜の発言】

 気をつけてね。辻斬り事件もあったばかりだから。


【百合の発言】

 ……あれ? この子、やっぱり首突っ込んでません? ねえ!?


【幹弘の発言】

 今のところ無関係だから信じて。

 一応、念のために声かけぐらいはするけど。



 さて。それじゃあ今日も稼ぎに行くとしようか。

 ついでに被害者が誰なのかぐらいは、調べておきたいところだし。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ