登場人物紹介4
※六章終了時点のものです。
名前:ガウス・ナンバー
本名:守屋幹弘
身長:167(リアル164)
ジョブ:戦士→闘獣士
高校二年生のVRゲーマー。
顔剥ぎセーラーとの因縁に終止符を打つ! と言えばカッコイイかもしれないが、事態を悪化させたのは主にこいつ。無自覚な元凶。
実際のところ、顔剥ぎセーラーに殺されても死ぬわけではない(そういう機能が彼女にはない)のだが、殺気に対して死を確信してしまったせいで、無意識の内に自分自身を呪っていた。
自身の成長にも無自覚だが、そろそろ普通の人間ではない。
名前:カルガモ・フェザー
身長:173
ジョブ:盗賊→暗殺者
愉快な害鳥。年齢は三十路手前の模様。島人の外道筆頭。
単独行動が多いせいでもあるが、見せ場に恵まれないことを地味に気にしている。顔剥ぎセーラーとの戦いでは普通に活躍できた方だが、致命的に相性が悪かった。
ノノカが一目置いたり、ヨーゼフが最も警戒した相手だったりと、評価そのものは高い。特にヨーゼフは敵対された瞬間に敗北決定なので、ほとんど全ての魔道書を使って足止めした。もしヨーゼフにもう少し余力があれば、顔剥ぎセーラーの右腕を奪えていた可能性は高かった。
名前:タルタル・ステーキ
本名:牧野百合
身長:141
ジョブ:神官→司祭
姐御と慕われるほんわかバーバリアン。年齢は24歳。
裏でカルガモを派遣したりと、暗躍もできるタイプの魔王陛下。必殺の一点集中ヒールはノノカだって恐れる。メタな話をするとシステム的な都合で、ヒールは本来ならレジストできない。魔術として変質している部分があり、ノノカはその部分に全力で抵抗した。
旅行での出来事を経てガウスへ完全に心を許しており、命だって二つ返事で預けてしまう。普段の態度も少し変化しているが、周囲からはまた甘やかしてるなー、と見えるだけである。
名前:クラレット
本名:北上茜
身長:167
ジョブ:魔道士→賢者
高校一年生。茜なので、キャラ名は赤系統の色から選んだ安直な子。
第六章では基本的にツバメを最優先にしていたので、相手が誰であろうとツバメを害するなら敵対するし、ツバメが望む解決のためなら何でもしよう、と覚悟を決めていた。
ガウスに少しだけ打ち明けたが、彼女は過去に挫折と未練があり、その時、助けになってくれたツバメを、自分自身よりも大切に思っている。恩を返せるのなら、自分はどうなってもいい。
そういった気質や生き方はガウスとよく似ており、良くも悪くもお互いに最大の理解者となっている。
名前:ツバメ
本名:神鳥朝陽
身長:158
ジョブ:呪術士→修道士
クラレットの親友で同じく高校一年生。
自分に関わるあれこれが判明した時、怒りはするけど、それはそれとして皆が幸せになれる道を模索する。その善性こそがツバメの最大の美点であり、今回に限らず、それに救われた人もいる。
なお、結果として得た夕陽は最高峰の式神であり、魔術師的には現代に新しく生まれていいものではない、というほどの規格外。ヨーゼフも本音を言えばそっちの方が欲しかったが、謙虚なので腕一本に譲歩した。いや、奪っても扱えないしね。
名前:スピカ
本名:守屋奈苗
身長:173
ジョブ:戦士→騎士
ガウスの妹で高校一年生。まだまだ成長期は続く。
ナップ達を相手に、ついに女子力を発揮する。まさかそこから乙女心を語られるとは思わず、だからこそ体臭などの問題は深刻なのだと理解させる一助になった。普段、どう思われているか明らかである。
ちなみにガウスも言及していたが、兄の嗅覚は承知しており、気にするだけ無駄だと開き直っているため、汗だくでも平気で抱き着いたりする。
名前:双龍
身長:183
ジョブ:商人
通称ロンロン。顔だけは超イケメン。
出番があるたびに邪悪になる男。頭脳面で頼りになるのは確かだが、隙あらば己の利益を大きくしようとするため、決して信用してはならない。
対顔剥ぎセーラーにおいても、資産の出し惜しみをしていた外道。聖属性武器なら倉庫にいくらでも在庫があった。
名前:のーみん
本名:鬼瓦
身長:169
ジョブ:戦士→騎士
クソゲとエロゲをこよなく愛する変人。
どんな時でもハーレムを忘れない女。面白がっているだけで半ば冗談だが、冗談を本気で実行するのが大好き。つまり本気ってことだ。自分の人生も他人の人生も、等しく玩具である。
何気にかなりのお嬢様だが、まったくそうは見えない。
名前:緑葉
本名:仲道律子
身長:158
ジョブ:猟師→狙撃手
女学生口調を愛用する、人生がテンション高めの人。
自覚の有無はともかくガウスが気になり始めているものの、どう思われたいかではなく、どう思われているかを気にするあたり、根っからの受け身体質。
身内を可能なら動物呼びする癖があるが、夕陽をツバメとの関連で鳥系にした場合、カルガモとのセットで三羽烏と呼べることに気付くが、それはツバメと夕陽が不憫だなと躊躇っている模様。
ちなみに普通に名前で呼ぶ相手は、しっくりくる動物が思い浮かばなかっただけだし、ウードンに至っては動物ですらなく麺類である。
名前:うどん貴族、ウードン・カイザー
身長:173
ジョブ:商人→鍛冶師
島人の中でも数少ない常識人。
ガウスに膝枕をしたりと、茶目っ気のあるところを見せるが、ネタのためとはいえ男を膝枕して何が楽しいんだと自分でも思った。実行しても疑問に思えるのが、島人の中でも常識人たる所以である。
ちなみにロリコンではない。重ねて言うがロリコンではない。
名前:シャーロット・クリスタル
本名:古橋晶
身長:140(リアル164)
ジョブ:魔道士
幹弘達と手を組むことになった魔術師。
ヨーゼフが口にしたアルマゲストとは、彼女が所属する魔術結社の名前。プトレマイオスの著した天文学書の名であり、宇宙を安定させる神の公式を、魔術ではなく学問に求める方針を示すものとして、その名を借りた。
第六章では魔術師としての実力を披露したが、ほとんど反則に近い。アバターだからこそ可能なものであり、もしリアルでヨーゼフと戦っていた場合、魔術だけなら勝ち目はない。
名前:夕陽
身長:158
顔剥ぎセーラーの物語から切り離された、その先にある個人としての少女。
人格形成においてツバメとガウスが手本になったため、口調こそ乱暴だが善人。
流石に身体能力は落ちてしまっているが、それでも人間以上。ツバメの式神のようなものになっており、ある程度はツバメから離れても活動できる。
ちなみに煽り倒されたので、カルガモのことが嫌い。
名前:ノノカ
身長:150
ジョブ:商人→錬金術師
ゲーム内では露店を開くプレイヤーであり、古き幻想と呼ばれる魔術師。
大規模魔術としてのゲオルギウス・オンラインの発端となった人物だが、顔剥ぎセーラーに情が移ったことで黒幕から離れ、彼女を救うことだけを目的に活動していた。
自身にいくつものルールを課しているが、決して意味がないわけではなく、ルールで幾重にも縛ることで自分自身を定義している。そうしなければまともな人格を保てないほどには、存在そのものがこの世の理から外れてしまっている。その実態は、人間のフリをする生きた魔術のようなもの。
だからこそヨーゼフは警戒していたものの、彼女を脅威だとは思っていなかった。ルールに抵触しない限り、敵対することはないだろうと確信していたのである。
本名:勅使河原、テッシー
身長:170
幹弘の友人であり、自称親友。
剣道部の新部長として張り切っているが、男子部員の少なさが悩みのタネ。次の世代でまた廃部の危機になるんじゃないかと怯えており、失踪した部員には切実に帰ってきて欲しい。
名前:ダフニ
本名:城山メイ
身長:161
ジョブ:格闘家→拳闘士
星華台高校の三年生。顔剥ぎセーラー事件の発端。
イエローブラッドの幹部として活躍中。明確な役職があるわけではないが、主に会計を担当している。クランメンバーから守銭奴疑惑を向けられているのが、最近の悩み。
ナップやドンナニャドスの無理解に腹を立て、クランの女性陣を引き連れて反旗を翻そうとしていた。
名前:ナップ
身長:185
ジョブ:神官→暗黒騎士
クラン、イエローブラッドのリーダー。
すっかりガウスに毒されてしまい、会話中の相手も笑顔で殺せるようになった。そこに元々のネトゲ廃人成分が悪魔合体した結果、人を人とも思わぬ怪物へ成り果てようとしている。悲鳴を聞かないと、寝付きが悪いんだ。
まあこんなのでもトッププレイヤーの一人であることは間違いなく、実力と知名度によって人望を確保している。だがそれは砂上の楼閣なのであった。
名前:ドンナニャドス
身長:176
ジョブ:魔道士→死霊術師
ナップの右腕的存在で、クールな大人。
イエローブラッドの幹部。実質的なNo.2でもあり、ナップに代わって計画立案を担当する。
ナップを毒している人その2。合理性ばかり追求するため、クランの女性陣からとても恨まれた。慌てて風呂を作ることにしたが、それは人間性を取り戻したわけではなく、不満を取り除くのが最も合理的だと判断したからである。
名前:デル2
身長:170
ジョブ:戦士→狂戦士
ナップ達の切り込み隊長。
イエローブラッドの幹部だが、運営面ではほとんど口を出すことがない。
寡黙だが頼れる前衛として、クランの誰からも慕われている。本人的には一人で狩りをするのは効率が悪い、仲間が死ぬと効率が悪い、疲労を無視すると効率が悪い、と基本的に効率のことしか考えていないだけなのだが、結果として仲間思いで気配り上手だと思われている。
ナップとドンナニャドスがあんな感じなせいで、密かに求心力が高まっている。
名前:ヨーゼフ
身長:174
ジョブ:商人→鍛冶師
イエローブラッドの幹部を務めるナイスミドル。
その正体は単独で活動する高次元派の魔術師。心理的な要素を利用した魔術を得意とするが、シャーロットが指摘したようにほとんど手品の領域。戦闘においては、自身の肉体に仕込んだ魔道書に頼るのが本来のスタイルだった。
サイバネ技術の発展と普及により、その体は最早、生身である部分の方が少ない。目的のためなら手段を選ばない魔術師らしい魔術師であり、その愚直さだけはノノカにも評価された。
名前:トーマ
身長:167
ジョブ:格闘家
ガウスと意気投合した、主にソロや臨時PTで活動するプレイヤー。
ガウスとナップの策略によって、根無し草の二つ名を得る。
名前:ネジスキ
身長:175
ジョブ:魔道士→賢者
秩序同盟の一角を担う大手クラン、わらびもちのリーダー。
基本的に頭はいいのだが、基本的に馬鹿。自分の推測が間違っているわけがないと過信する面があり、外道に誘導されると簡単に騙されてしまう。
本名:伊吹風子
身長:158
幹弘が所属する剣道部の元副部長。
すっかり撃剣興行に馴染み、今では花屋敷の剣鬼などという物騒な通り名も頂戴した。剣姫ではなく剣鬼である。
プロになるかどうかは考えていないが、いつまでも野良に収まる器ではない。
本名:田島
幹弘のクラスメイト。義妹が三人いる。
さらに離れて暮らす義姉が二人いて、存在さえ知らない実妹が一人いる。
めっちゃ絵が上手くて料理も得意。
何故か目元が見えなかったり、写真も顔が光で隠れていたりする。




