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最初で最後の友達


《ここであなたは己の試練と向き合うのよ

あなたの本当の居場所とー


まあ、あなたに は、乗り越えることは不可能でしょううけど、


だってあなたは簡単に、生命を捨てるような愚かな人間、なのだがら》


意識を失う間際、冷たい視線と凍るような抑揚のない声色で 誰かの声が頭に響いた




……………………………………………


ー冷たい雨が降りしきっている

薄暗い路地裏、


人気もなく、静まり返った住宅地

忽然と人だけが消えてしまったかのような世界の中、早歩きで 息を切らしながら歩く



《帰らなきゃ、、帰らなきゃ、、》


頭の中で、何度も反響する


《帰らなきゃ、行けない 》


頭の中で、何度も何度も繰り返す


でも、、

何処へ?


何か、とても大切な使命があったような気がする

だけど、思い出せない


足を止めたら、私は何かとてつもなく大きな影に飲まれてしまうような、予感がして、ただひたすら歩み続ける


見慣れない景色、知らない場所、ではないことに既に気づいていた。


私はここを、よく知っている

嫌というほど、


どれだけ偽りの世界で善人を演じても、変わろうとしても、現実は容赦なく私を襲ってくる


ここは一瞬で私の化けの皮を剥がす



私は戦わなかった ただ、面倒なことから逃げて、逃げて、



ここは、私の本当の現実世界だった







ー独白ー


いつからだろう

努力することも、期待することも、何もかも無意味だって、気がついたのはー


まだ、小学生の頃は人並みに頑張っていた


1人になることが怖くて、無理して友達に合わせて、愛想笑いして、

ただパシリのように都合よく使われていただけだったということすらも、気づかなかった


中学の頃も、1年生の最初は、普通になろうと努力していたと思う



だから、ほとんど誰も私を知らないこのクラスで、私は一から始めたかった。


でもどうしてだろう

今まで人の後ろについて歩いてきた 引っ張られて 、流されてばかりきた私には、

友達の作り方が分からなかった

小学校の時、仲良くしてくれた近所の同級生も、

パシリみたいな存在だったことに、

友達などではなかったことに、

中学に入った途端に、無視されてから初めて、私は気づいた。



誰でも良かったんだ、

気があって、楽しく遊べれば、


でも、周りに溶け込むことに

見事に失敗した私は、

出来なかった。皆には簡単にできたそれが、私には

無理だった。


2年生でもそれは変わらなかった


その頃からだろうか 私が、 普通を保てなくなってきたのは


普通じゃないと分かると、集団は一瞬で敵にまわる

コミュニティとはそういうところだ

関わりたくないと一切を遮断して、空気のような扱いに変わる 有象無象

そして、面白がって からかい後ろ指をさし始める

異端者をさらにつまはじきにする


からかいかいじめかの境界線なんて、どっちでもいいんだ

彼らにとっては、1人のやつを作るのが目的だから


あいだに入って止めてくる正義感の強い

子も

たまにいた


でも そんなものは一時的に、 いじめを見過ごさず止めてやった自分に酔いしれているだけの偽善者だ


正論さと公平さばかり口にして、

限られたものだけで

自分はコソコソと優位に立とうてしているのが見え見えだった


私はどれだけ努力したらいい

あとどれだけ愛想笑いをしたらいい

私はどれだけつまらない会話を繰り広げるための話題を考えたらいい


友達だよと言ってくれた子が1人だけいた

私が部活に馴染めなくて、いつも一人で部室にいたとき、


一緒に帰ろう

そう言ってくれた


彼女だけが支えだった。

彼女の名前は美羽といった

他の誰1人、私と関わろうとはしなかった。


だから、美羽と同じクラスになれたとき、嬉しかった


やっと普通の青春が送れる


一緒にテスト勉強したり、一緒にお弁当を食べたり、休み時間、どうでもいいくだらない話で談笑したり、

遠足や修学旅行で一緒に見て回ったり、文化祭も、体育祭も初めて楽しみだと思えた

休みの日はショッピングしたり、フードコートでおしゃべりしたり、たまにお祭りに行ったり


でも、そんな日は来なかった。


同じクラスだね

喜んで笑ってくれたのは初日だけ


美羽には既に親友がいて、私の入る隙など1ミリも与えなかった。


ああ、そうか

結局、彼女も私をつまはじきにしたい のだ


そうだよね、3人は面倒くさいよね

バスのときに1人余るし、席替えでも揉める

登下校のときも面倒だし、

平等に3人と仲良くするのは至難の業だ

ましてや思春期の、まだ成長途中の私たちに


例え誰かが会話においてけぼりにされていても、


気付かないふり ー、否、本当は気付いていた。

だけど、極力

自分が1番気の合う子とだけ その場が楽しければそれでいいのよ


彼女が私たちのあとをついて回ってたことはよく知っている。

友達が他にいないことも


でも私は偉いでしょう?

たまに話しかけてあげてた。3人で歩くことを、無下にしなかった。


多分、美羽はそう思ってたんじゃないかな


私は美羽に釣り合うようになろうと頑張った。学年で1番だった彼女に追いつくために必死で勉強した


でも、どれだけ努力しても、私に振り向いてくれることはなかった






その場限りの友達ごっこをしていたこと

2人ともそうだったから


私が出来なかったことを、軽々と成し遂げたくせに、学年が変われば、卒業すれば、終わる軽薄な関係

それでも良かったんだ。


私の隣で、笑ってくれたら



何度か、私は賭けに出たことがある

金魚のフンに疲れた二学期が始まったばかりの頃だったかな



敢えて私の方から手を離したことがある



移動教室、朝の会が始まるまでの時間、休み時間、給食の時間、放課後、

いつも私から話しかけていた

あるとき、虚しくなったんだ。私、なんでこんなにも惨めな思いをしてるのだろうって


行くよ

ほら、置いてくよ

一緒に行こ

そう言ってくれるのを、私はずっと待っていた



でも、そんな日は来なかった


楽しく談笑する2人とすれ違っても

知らないフリ


卒業式の日すら、彼女は私に見向きもしなかった


普通が欲しかっただけだった。だけど、その喉から手が出るくらい欲しかった普通を、私は手に入れられなかった

否、自分から捨てたのだ



このとき、私は他人に期待することを一切辞めた

近づいてくる者は拒まなかった。でも、自分からはいかない 話しかけない 近づかない 興味も持たない


だって、結局 努力したところで、最後はこうなることが目に見えているのだから


高校になっても同じだった

まわりが誰1人知らない子たちの中で、皆が

グループを作って手探りで友達を作ろうと努力しているさ中、

ひとりぼっちで いるやつと、誰がリスクを犯して友達になろうとするだろうか


もうどうでも良かった

ほらね、結局人間なんて皆そうだ


1人にさえならなければそれでいい




ここで私は気づく

今まで、トップに近い成績をとれていたと思っていた

数学も、英語も、化学も、


平均点以下だったこと

勉強はした、でも、血のにじむような努力をしたかと言われたら、全くそんなことはない。家に帰って、塾に行って、進研ゼミをやって、

ここでは この進学校の中では、平凡で、凡庸な人間なんだと言うこと


統一テストで毎回名前ののる生徒や、

県下、何位 など た


取れる生徒は元から才能があって、


自分は気づく じゃあ、私は何のためにこんなところに来て、勉強してるんだろう


美羽に追いつきたかった。でも結局、理系の美羽の高校には行けなかった

私に一言の相談もなく美羽は進路を決めて、最後の最後まで言わなかった

奴らを見返したかった。 誰にも、何とも私を蔑ませない、見下せない、

とっくに私のことなど忘れて、


私は一体、何のために戦ってきたのか

やりたいことなどなかった

将来の夢などなかった

ただ、大学に行けと言われていただけ




趣味もなかった

友達もいなかった

特技もなかった



だから、何もかもが嫌になったんだ


別に、自分が不幸だとは思わない

私はむしろ、恵まれていたと思う





だけどいつしか気づく

私は、自分1人の力では何も生み出すことができない


だから、




だから、終わりにした






何本もの細いチューブに繋がれ、点滴を

投与され規則的に浅い呼吸を繰り返す

ベッドの上に横たわる彼女



そう、これが本当の私だ

もう、待っている人などいないくらいの時間がすぎた



夢を見たかった。 その先にあるものが、ただの夢でも











《結衣、、結衣!!》








誰かが暗闇から私を呼ぶ声がする 否、それは本当は私ではなくて、別の人物を想う声、


私が成り代わっていた彼女を、

悲しいくらい求めてくれている人達がいる



ごめんね、彼女は返す よ











「 」


え?

私の本当の名前、、久しぶりに聞いた気がする

最後に、名前を呼んでくれたのは、一体誰で、いつだっただろうか


《何ぼーっとしてるの、ほら、皆帰ったよ

私たちも帰ろ》


え?


知らない声に顔を上げると、

茶髪のショートヘアの女の子が前の席に座っていた


学生かばんと、広げられたままの教科書、

静まり返った教室

突然、思考にモヤがかかったかのようにぼんやりとしてうまく思い出せない

この子は、、誰だったっけ、ああ、そうだ、彼女は、私の友達


《駅前にね、新しくクレープ屋さんが出来たんだって、勝って帰ろー

あと、イーヨンで買いたいコスメがあるの、付き合ってよ》




いつもの日常



代わり映えない世界


大学に行っても、ずっと友達だからね










《花火大会、8時に 駅前集合ね

楽しみだなー 浴衣着てくるでしょ❓》



明日も、明後日も変わらない日常


夜の帳が降り始め、提灯の光が灯り始める 並木道

水面に

私たちの姿が反射し映し出している



《ほら、こっち 演舞、やってるみたいだよ》



手を引かれ、有象無象の人混みをかき分けながら早足で歩く




《見つけた ーーさん》



魔法が溶けたかのように悪寒が走った




………………………………


「彼女は、リリアが作り出した虚飾の世界に閉じこもっている

この小さな世界で孤独に

寄り道を、している暇はあるのか?円城寺

もう全ての試練を超え、天啓は再び己のものだ


「いいから、私をそこへ送ってくれ」


なんだ、、ここは……



木造のいえいえ、古い車、街灯、

夜だというのにネオンの光1つない、ポツポツと置かれた街灯が 今にも消えそうな光で道を照らしている


まるで平成にタイムスリップでもしたかのよう


偽りの現実とわかってはいても、彼女のいた世界の記憶から造られた世界だ。


東京、、だよな……?


彼女はどこだろう 太鼓の音と、人々の賑わう声が遠くから聞こえる


祭りでもしているのだろうか


わたあめ やりんご飴、カステラなど と書かれた テントがいくつもずらりと並んでいる


なんだ、このテントは 雨風を全く防げそうにない作りだ




はい、500円ね

小さな女の子が、財布から

ジャラジャラと小銭を取り出し おじさんに渡している


現金、、か久しぶりに見たな


2150年の現代では、タッチ決済がほとんどだ カードばかりで、現金は銀行にこそあれど、持ち歩いている人は少ない

だが平成までは現金が主な貨幣だったらしい


否、彼女のいた世界では、2150年の現代でも、まだ技術が私たちの世界線ほど発達していないのかもしれない


祭り か

私の街では、人口密度を厳密に管理するために各市町村が入場制限を厳しく行っていた

住む街によって、住む区域によって、訪れていい日時と時間、そして所要時間が予め決められたイベント


それに比べ果てしない人口密度だ


誰もが自由に出歩いていいなど、いつぶりだろうか


小さな気配を追いたどり着く


「 」


天使から聞いていた 本当の名を呼ぶ


一瞬、彼女の肩が跳ねたような気がしたが、振り返らない

一緒に手を引いている女の子は、誰だろうか



向こうでの記憶を、忘れてしまった…?



早歩きでどんどんと行ってしまう


この人たちも、街も、屋台も、偽物なのだとしたら、、

隣の女の子は、、


完全に日が落ちてしまった

早く探さなければ


彼女の気配は、微かに 感じ、祭りの喧騒からは少し離れた丘の上にいた



近くに河原で、花火が上がっている


「見つけた、、ーさん、」


花火の音に紛れ、彼女の手を掴む





またお前 、、ストーカーで通報するわよ


キッと隣の子が睨み


行こ、 そう言い手を引く

だけど彼女は俯いたまま足を止めている


「君は彼女の友達か?」


「そうよ、私は 親友


ーとは同じ大学に通うの、これからもずっと親友のまま」


「嘘 だ

君は、3年のとき、ひとりぼっちだった さんを見捨て、別の友達を作って彼女を 無視した

まるで初めから仲良くなどなかったかのように」


「違う 私は、、!」


「彼女に黙ったまま彼女とは違う高校を受験し、彼女のことなどどうでもよかった


君は、 の幻影だ! 本当の彼女は

もうどこにもいない


彼女をどこへ隠した?君は誰だ 」


いつの間にか、隣にいた のにいなくなっている

何処へ、行ったんだ?

焦っても仕方がない

とにかく、ここが彼女のやり残した未練の世界だというのなら、1番近くにいるこの子を何とかしなければ


「本当は、君だってわかっているんだろう こんな世界、全部まやかしだってことを!」


近くに聳えていた雑草を手当り次第に抜く

と同時に砂とも塵ともつかない粉々の何かになりサラサラと指を通り抜けて消えていく


「私はもう天啓を取り戻している この世界を、壊すことくらい容易い

さぁ、彼女を返してもらおうか」


祈りを捧げる振りをしてロザリオを掲げる、


「私は私だよ 斗真くん 」



闘うことも視野に入れていた しかし彼女は素振りを見せず、ポツリと呟く


覆っていたヴェールが剥がれるかのように

茶髪のロングヘアだった見知らぬ女の子は、髪の色が黒に変わりショートカットになる

それだけで、気づく

そこには、髪をバッサリ切った彼女と瓜二つの人物がいた


「私はもう一人の 私

現実世界で、捨てられた、哀れな私が、

居場所を見つけられなかった私が、小さな幸せを掴むための物語


私たちはここで生きるの、誰にも迷惑をかけない、なんで邪魔するの」



「さんを返して欲しい

現実に、戻ってきて欲しい ただそれだけだ」


「あんたが見ていたのは私じゃなくて結衣でしょ


私はただ幸せになって欲しいだけ散々裏切られて、絶望してしまった あの子に」



「こんな偽りの世界じゃ、幸せになんてなれない」


「例え戻っても!

私の世界はここじゃない 」


「私が責任を持って送り届ける 君の住んでいた地球に 世界線に 私のこの力で、君の 世界を探してみせる」


「馬鹿なの?そんなことをしてあんたに何のメリットがあるわけ?

天啓とやら、この世界にはないけれど、あんた、ハルフィあさえ壊滅できるようなとてつもない能力者なんでしょう





なんで、邪魔するの?私が、ただ眠り続けるだけの屍に戻れっていうの?!」


「残念ながら、私は神じゃない 時間を巻き戻すこともできないし死んだ人間を生き返らせることもできない

だから、脳死状態の彼女を助ける術は私にはないよ


「なら、どうして」


「でも、

目が覚めるかもしれないし、医学が進歩して、

意識が戻るかもしれない


自分の罪から目を背けるな、

諦めるのは簡単です 偽りの世界に閉じこもるのも、


でも、それじゃ君はあの時のままだ


君の意識がどこへ行くのか分からない

このまま、心停止するかもしれない


それでも!私は、現実世界で、君に、会いたい 伝えたいことが山ほどある、でもそれは、今、

ここじゃない 」



「すごいこというね、、斗真くん、、


現実世界に来れるって約束できないでしょう?!

あの子を幸せにはできない」


「そうだね、私の残りの全ての寿命を使っても、君を見つけられないかもしれない」


「私が目覚める補償だってない!目が覚めて、全部、忘れてるかもしれない あなたのことも、向こうの世界のことも


また同じ末路を辿るだけよ」


「それは、誰もに言えることだ


人は、脆い生き物だ

いつ死ぬかなんて、分からない、それでも、今を精一杯、生きていくしかない 諦めるなよ 簡単に」


「誰も、助けてくれなかった

社会は冷たかった!

誰も、

唯一理解してくれたと思ってた 美羽も私を裏切っていなくなってしまった!」




「でも君が、たとえ、顔も名前も別人とわかってからも、私のことをずっと助けてくれた


あの時、君は、イデアの使徒になる前に、 終わらせることだって出来たはずだ

でも君は 世界線を超えて、折れた私を

立ち上がらせてくれた

だから私は、君を連れ戻す 命懸けで、私を引っ張り出してくれたあの時のように!君と一緒に帰るんだ


ハルフィあと闘うには、不死身に近い君の力が必要だ 」


「結局、必要なのは結衣だけ 全部演じてただけだよ 」



「そうだね、 でも、君のおかげで、今、私はまだ生きようと思えた

何度も死んだ私を、助けてくれたから、私はここにいる


「私は君のことが知りたい 君のことを教えてくれって、約束したじゃないか 試練を全部、乗り越えたら、 」



手を差し伸べる 偽りじゃなくて、もう一人の彼女に


…………………………………………………………………………


ーー

呆気にとられたまま、一瞬固まってしまった

この人は、、

本当に… どうしようも無いくらい、、


「あはは…っ はははは…」


何故か乾いた笑いが込み上げる



「………眠っているとき、私はずっとベッドの上から幽体離脱のような体験をしてた

走馬灯のように

私は、、私を、幸せにしたかった


そんなとき、この子が記憶を無くして、あんたの世界に入って、 本当は少し希望を抱いた


私は覚えてた 全部やり直せるって

あの子がやりたかった全てを、経験させてあげられるって

だから、私はあの子の奥深くで眠ってた。

どんな世界でも良いから、


こんなどうしようもないほど弱くて、自分を責めてばっかだったあんたのこと、


私もね、嫌いじゃなかった


だって、そこまで誰かを思える、優しさだったから」


「2人で、話を付けたい」



………………………………………………


「ごめん、、」

木々の隙間に身を潜めていた 彼女に声をかける


花火は消え、大地が キラキラと星屑のように光りながら消えていく

私たちのどちらかでもこの世界を否定したら終わる世界だ


「ううん、

良いよ」


満天の星空、流れ星のように 星空が落ちて、海に沈んでいく


「ひとつになること、、

怖い…?」


もう一人の私に問いかける


「ううん、大丈夫

あなたは、ずっと生き続けてくれた

私、思い出したから 1人だった 私の、支えだった

あなたは私の、最初で最後の、最高の友達だよ」




「私、生まれ変わったら、鳥になりたい

大空を、自由に羽ばたく鳥に

誰にも、何にも

干渉されずに、自由に

自分の力で風を切って、飛び回るの


咲き誇る花畑や、白い雪原、広い海原も、燃える火山も、輝く星空も、広大な砂丘を、見てみたい


そして、あんたに届けるの

世界はこんなにも綺麗だって」



「うん、見せて よ ずっと待ってる

約束だよ」



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