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ホルンの町へⅠ

七話目です。新キャラが出てきました。

朝起きるとすぐに出発の用意に取り掛かった。

そして外に出ると、メイサの両親とメイサがいた。そして、メイサの両親がこちらに来て、

「娘をよろしくお願いします」と、お母さんに言われた。

「はい。一応わかりました」

「これを旅の資金にしてくれ。それと、カードケースを持っていないんだろ?カードケースは冒険者ギルドに行かないと手に入らないものだからな。ちょうど私が昔使っていたカードケースがあるから持って行ってくれ」

そう言われ、カードケースと、黄色のカードをもらった。

「ありがとうございます。大事に使います」

そのやり取りが終わるとメイサが、

「速くいこうシュウトさん!じゃあさようなら!お母さん、お父さん!」

そして俺はメイサに引っ張られるような形で村の出口についた。


出口には二人の冒険者がいた。たぶんこの人たちが、ホルンの町までついて行かせてもらう人たちだろう。一人はバハムーンの女だった。バハムーンは力が強く、前衛タイプだ。鎧を身にまとっていて、いかにも強そうだ。もう一人のほうは、小柄で背中に小さい羽根が生えている。フェアリーだ。性別は…男かな?フェアリーは小さくてかわいい、少年、少女のような感じの種族だ。見た目で判断できない場合がある。バハムーンはスペシャルスキル、《ブレス》、フェアリーはスペシャルスキル《空間魔法》が使える。ちなみに、この世界では、スキルはSP、魔法はMPを使うため、魔法使いがスキルを使うことができない。また逆もしかりだ。なので、スペシャルスキル《空間魔法》が使えるフェアリーはみんな魔法使いなのだ。


「遅くなってすいません。俺はシュウトって言います。こっちはメイサです。これからよろしくお願いします」

「メイサです。よろしくお願いします」

その二人にあいさつする。

「ああ、君たちがホルンの町に行きたいと言っていた者か。私の名前はリベリアだ。そして、こっちが奴隷のルークだ。ちなみに男だ」

「よろしくお願いしますね」

おかしい…見た目もかわいくて声も高くて華奢な体をしているのに男だなんて…!

この世界では奴隷は腕に証みたいなのがある。それがあれば奴隷だ。

「これから三日間一緒にいるからお互いの戦い方や、レベルなどを知っておいたほうがよい」


リベリア バハムーン Lv8

所有スキル

《片手剣使いLv5》

《両手剣使いLv3》

《盾Lv4》

《隠密Lv3》

《槍使いLv1》

《回避Lv1》

《弓使いLv1》

《斧使いLv1》

スペシャルスキル

《ブレスLv2》


ルーク フェアリー Lv6

所有魔法

《炎魔法Lv4》

《回復魔法Lv3》

スペシャル魔法

《空間魔法Lv3》


二人はこんな感じらしい。

ついでにメイサのはこんな感じだ。


メイサ エルフ Lv1

所有魔法

《炎魔法Lv1》

《水魔法Lv1》

《風魔法Lv1》

《地魔法Lv1》

スペシャル魔法

なし


「…なんかみんなすごくない?振り分けるより熟練度のほうが強くなるのかなあ…?」

出発してからずっとそんなことをブツブツ言ってると、戦闘を歩いていたリベリアさんが立ち止まった。

「ゴブリンが二体いる。二人の実力も見てみたいから闘ってみてくれないか?」

強くなるためにはレベルを上げるしかない。とにかくたくさん倒して強くなりたい俺にとってとても良い提案だった。手に入れたばっかりのスキル技も使ってみたいし。

「わかりました。行ってきます」

「魔物との本格的な戦闘なんて私初めてです!頑張ります!」

二人でゴブリンたちの近くに行き、レベルを確認してみる。Lv2とLv1か…

「よし。俺が向こう側に回り込むから、そしたら、メイサが魔法を撃ってくれ。先にLv1を倒そう」

「わかりました。お任せください」

そして俺は反対側に回り込んだ。そしてメイサの声が聞こえた。

「フレイム・シュート!」

その攻撃が当たったと同時に俺はLv1のゴブリンに向かった行った。そして、そのまま攻撃を繰り出し、Lv1のほうを倒す。俺たちに気づいたもう一体のゴブリンが、こっちに向かってくる。スキルを使ってみたいから、ゴブリンが近づいてくるのを待つ。そしてゴブリンが俺めがけて剣を振りおろした。そこで、

「クイックステップ!」

スキルを発動した。二倍のスピードはゴブリンの攻撃がゆっくり見えた。一歩横に移動してそれをかわす。攻撃が当たらなかったゴブリンはそんなこと気にせず、もう一度同じように斬ってきた。

「スラッシュ!」

二つ目のスキルを発動する。攻撃が成功した時、攻撃しようとしていたゴブリンの腕が止まり、元の位置に戻された。これが攻撃の中断か。そして攻撃が中断されているところにさらに攻撃を加える。何もできずにその攻撃をまともに受けるゴブリン。そのまま二回斬ったとき、ゴブリンはカードになった。この戦闘で減ったSPは四分の一くらいだった。あと同じことが三回しかできないのか…。そんなことを考えながら、二枚のカードを拾い、メイサのもとに行く。

「シュウトさんすごいですね!スキルも上手でした」

「ありがとう。でも、もっと強くならないと」

あの二人みたいに。

「あ!そういえば、いま私レベルアップしたんですよ!魔法が全部1レベル上がりました!」

「…そうよかったね」

TPにして40TPか…。おかしいな。おれは確か半分くらいしかもらってないのに…

「あ、炎はレベル3まで上がりました!」

「もういいよ!」

たまらず叫んだ。つまりメイサはいま60TPを得たことになる。こんなゲームどう考えてもおかしいだろ!

「二人ともすごいな。シュウトは回避スキル技がつかえるのか」

「そんなに珍しいですか?」

「ああ。だいたいみんな盾を使うから回避なんてしないんだ。スキルを上げるには何回も使わないといけない。つまり何回も敵の攻撃をうまくかわさないといけない。そんなのは危なすぎるからな」

そうか。ならこれからは回避スキルを上げていこう。強そうに見られるかも。

「だいたいわかった。ありがとう。普通に戦闘に参加しても大丈夫そうだな。よし、先を急ごう」

俺たちは再び歩き始めた。


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