2013.1.7
2か月ほど、投稿するかしまいか、悩みに悩んで、結局投稿することに決めました。
認知症を患ったおばあちゃんへ。
2013年1月7日、あたしが思ったことを素直に記す。
たちが悪い。
自分が「はんこも通帳も全部ぬすまれた」って大騒ぎして、
何度も同じ話をして、
警察よんで、
「家族はかまってくれないのに、警察は親切だった」っていって、
「おばあちゃんが嘘ついてるって思うんだよね」ってきめつけられて、
「自分には味方がいない」って被害者ぶって。
なにそれ。
おばあちゃんだけが辛いんじゃないし。
その話聞いて、でも何もしてやれないあたしだって悔しいし。
同じ話何度も聞かされて、家族だってうんざりしてるし。
おばあちゃんのことで、みんなぼろぼろなのに。
泣いた。
けど、「泣かなきゃストレスたまるから」って、機能的なことを考えて泣いた。
あたし、苦しいからって素直に泣けないのか。
理由をつけてじゃなきゃ、泣けないのか。
感情がないみたいで、何も感じてないみたいで、
自分が、機械みたいで。
悲しくなったけど、やっぱり無理しなきゃなけなかった。
で、だ。
暴走したおばあちゃんは、最後に言うんだ。
「ごめんね、自分の感情だけで怒って。ソラに八つ当たりしたから、罰が当たった」
って。
包丁を使うのを誤って自ら傷つけた指を見せるんだ。
こんなこと、されたら、ねぇ?
怒れないよ。
憎めないよ。
嫌いになれない。
どれだけ辛くても、きつくても、おばあちゃんが嫌になっても。
そういうところがあるかぎり、あたしはおばあちゃんっ子なんだろうな。
ずっと、介護にさえならないような手助けを、
自分のできる範囲で、本当にちょっとずつ、小さくだけど、
やっていくんだろうな。