描き足らなかったこと(その1)「女子通信隊」
とりとめのない文章で済みません。
「女子通信隊」
については、B29対応についてのお話で,何度か描いたつもりですが、まだまだ描きたい思いが大きいですね。
女性の戦争参加は、けっこう僕としては大きな位置を占めます。伯母などがだいたいその年代だからでしょうか?
外国ではまずはソビエトでの女性陣の戦場参加の話が多いですね。
『戦争は女の顔をしていない』
というスヴェトラーナ・アレクシエーヴィチの名作があります。初読のときには既に多感な時期を過ぎてましたが、女性ならではの感情を戦場という極限状態の中での冷静な筆者の目が捉えているのが印象的でした。特にインタビューした婦人と筆者が泣きなから抱き合うシーンが……
人間は死の場を選ぶことができない
そんな思いが頭をかすめました。
(漫画になっているので、良かったら読んでください。誰かに読ませたくなります)
イギリスでは「女子通信隊」のモデルともなったという防空通信連絡員の話がありますね。かの新谷かおる様がBB時の話を漫画でも描いてました。またこれも有名な話ですが、エリザベス女王が消防車に乗っている写真がありますし、後方から前線に飛行機をフェリーする搭乗員に女性がいたという話(これも新谷様が描かれていたよね)もあります。
アメリカにも飛行機フェリーの話があるのですが、偵察写真判定に女性がいたという話とか、CIAの前身組織に女性がいたとか…中には戦後にSF作家になった人とか…(誰だっけ? わざと男性名での作品だった記憶が………)
ドイツでは前線ではほとんど話はありませんが、「広報関係」での活躍がありますね。
もちろん、会社などでの事務職とか、製図のトレース関係とか、学徒動員の女性版とかの話もどこかに入れ込めないかと常々思っています。
直接まとめられないかな?
などとも思いますが、未熟な筆では……とも思えてなりません。
『総力戦』
などと言葉としては分かってますが、よほどその意味を知っていたのは「連合軍」のほうです。「同盟軍」は形ばかりの総力戦として広報活動こそを重視していたのでは?
などと考えると、大正から昭和初期の
「女性の社会進出時期」
をどう生かそうか? と……
う~~~~~ん
また悩んでしまいます。
そういえば、電池関連のことを調べるなかで工廠での女性の割合を考えたり……
偏見ではなく、女性特有の繊細さとか正確さとかをどうしていくかを今後の文章で考えていきたいと思います。
ではでは。