表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/18

2日後

翌朝も、昨日と同じくエントランスで集合して学校へ向かい、その後も昨日と変わらなく過ごし、一日の授業が終わった。そして、僕らはこの後凛花さんの家で料理を一緒にする事になっている。そのため僕らは一緒に近くのスーパーに材料を買いに来ていた。いわゆる制服デートというやつである。

「ところで今日はなにを作るの?」

「えっとねー、今日はカレーを作ります!」

「へー、ということは買うものは、ルーとお肉とニンジンとジャガイモとタマネギ?」

「ふふーそれだけじゃないよ!隠し味にコーヒーとチョコレート!」

「へぇー、そうすると味も変わるの?」

「うん!味に深みとコクが出るんだー」

ふむふむ、勉強になるな。

「…っとコレで全部?」

「そうだよー、じゃあレジに行こうか!」

レジで会計をしていると、店員さんから微笑ましそうな顔でみられたが、それは気にしない事にする。

それから、僕らは凛花さんの部屋に向かって歩き出した。

そして雑談しながら歩くこと数分。凛花さんの部屋に着いた。

「ほら、上がって上がってー!」

「じゃ、じゃあ、お、お邪魔します」

「どうしたのー?緊張してる?」

「そりゃそうだよ!好きな異性の子の家に2人きりなんて…」

「むふふー、まぁまぁ、ほら、手を洗ってお料理始めるよ!」

「分かった」

そして、僕らは手を洗ってから台所に向かって料理を始める。

「まず、お米を炊こう!」

「炊飯器でやるの?それとも鍋?」

「鍋でやったほうがおいしいんだけど…鍋が足りないからしょうがないね」

「じゃあ早速炊飯器をせっていしよう!」

そして、お米を炊くボタンを押した。

「後は、この間にカレーを作ろう!透君はお料理できる?」

「カレーくらいなら」

「そっか!なら、透君はニンジンとジャガイモの皮をピーラーで剥いてくれる?」

「了解!」

そう僕は返事をして、皮を剥き始める。隣をみると、凛花は僕が皮を剥いた野菜を切ったり、玉ねぎを切ったり、ジャガイモの芽を取ったりしている。

「できたよ」

「ありがと!じゃあ、お鍋でお肉を軽く火を通してくれる?そうしたら、お水を入れて、ニンジンとジャガイモを入れて、後からタマネギも入れて、最後にルーと、隠し味を入れて完成だよ!」

「わかった!」

そう返事をして、僕らは作業を進めていく。

「出来たー!」

「ホントだね」

「いやー早く食べたいね!じゃあ早速盛り付けて食べよう!」

「分かった!お皿ってどこにあるの?」

「そっちにあるよー あ、ちょっと向こうに行ってくるけど、先に準備しててねー」

「りょーかい」

そう言って、凛花さんは何処かに行ってしまった。僕は凛花さんに言われた通り、準備を進めていく。そこで、ある物が目についた。

「ん?なんだコレ。診断書?」

詳しく読み進めようとすると、凛花さんが戻ってきて、急いで元の位置に戻したためよく読めなかった。

「まぁ、いいか」

「うん?どうしたの、透君」

「いや、何でもないよ」

そう言って、僕らはカレーを食べ始める。

味の感想は自分達で作っただけあって、とても美味しかった。

こうして、楽しかったお料理会は幕を閉じて、僕は部屋に戻り、明日の準備をして寝た。診断書の件は気になるけど…また今度機会があったら聞いてみようかな

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ