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僕にできること

僕ができること


凛花さんが倒れてから数時間が経ち、僕は彼女の病気について医者から話を聞いていた。

「それで…先生、彼女は───凛花さんはどんな病気なんですか?」

「端的に申し上げますと、臓器移植が必要な心臓の病気でして…」

「…因みに、ドナーは見つかっているんですか?」

「…残念ながら、見つかっておりません」

「それじゃ…彼女は…」

「…今のままではまず助かりません」

その言葉で僕は、胸を刺されるような思いだった。

そして僕は、震える声で医者に聞いた

「僕に……僕にできることはありますか……?」

医者は少し考える仕草をして答えた。

「───貴方は、側にいるだけでいいんです…何て言われても、きっと貴方は納得できませんよね……昔の私もそうでしたから……」

そう言って医者はどこか遠くを見つめる。先生にも何か思うところがあるのかもしれないな…

「…貴方にできることは、二つあります。一つ目は、先程も言いましたが、凛花さんの側にいること。…そしてもう一つは───ドナーを見つける事です。」

「ドナーを、ですか…」

「ええ、見つけることさえ出来れば、凛花さんは助かります。…ですが、凛花さんの側にいてあげることも蔑ろにしてはいけません」

「?」

「いいですか、心臓の手術は体にも、そして精神的にも相当な負荷がかかります。そんな時に一番大切な人が側に居ないようでは、助かる命も助かりません」

「…そうですね」

「…凛花さんのドナーについては、こちらも全力で探させていただきます。ですから、貴方も出来ることをやっていただけると幸いです」

「…はい」

「それでは私も次の患者さんが待っているので…」

「はい、ありがとうございました」

そう言って僕は診察室を後にしようとすると、背後から医者に一言声をかけられた。

「頑張ってくださいね…貴方も」

その言葉を聞いたのを最後に僕は病室を出た。




更新情報滞ってしまってすみません。今日から定期更新再開します。

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