無料ゴールド全盛期
いやほんと、年会費1万円だった時代が夢(悪夢)のようだ。
第5部分でも書いた、ゴールドカード(&アメックス)のメリットは、ステイタス(見た目)と限度額の大きさと付帯保険と空港ラウンジサービス、というところでしょうか。以前はそれを年会費1万円とかで買っていたんです。しかし今、一般カードだけでなくゴールドカードも利用条件で年会費無料だったりします。サービスは省略されているので、全く同じというわけではありませんが、十分だと思うなあ。
無料ゴールドが生まれるきっかけは、ヤングゴールドだったのでしょう。サービスを削って年会費を減らす、カード会社自らステイタスに傷をつけるような行為もお客さんには受け入れられたわけですから。一般カードでテスト発行された年会費無料が広がり、エポスカード(元々は丸井の赤いカードを発行していた会社)が初年度無料のゴールドを出したらクレオタ層だけでなく一般の人(ヤンキー寄り)に支持され、イオンカードが招待だけとはいえ永年無料(利用条件なし)でショッピングモールのイオンラウンジは激混み、お堅い三井住友までもが年間100万円使えば年会費無料になるんですから。イオンカードなんか、メインで使ってたら2年目にすぐ招待され、3回くらい無視していたらゴールドカードが送りつけられる始末。多分これから、利用条件(年間決済額)の削減競争が進むのかもしれません。
台風の目はセゾンカード。昨年、SAISON PEARL AMERICAN EXPRESS CARD Digitalというアメックスブランドの一般カード(年会費1100円、年間1円以上利用を条件に年会費無料)が出たのですが、これを1年持ってたらアメックスブランドのゴールドカードに招待されました。これが年間1円以上利用を条件に年会費無料だったので、期間限定じゃなくレギュラーになるといろいろ影響が出てきそうです。
利用限度額が今回とんでもない額で、年収の6割を超えている・・・色々と間違っています。まだ悪夢の只中なのか。