コード決済であらずば
「世はまさにコード決済時代」←あのアニメのあの声優さんの声でw
ここ数年、キャッシュレス決済を巡る話で気持ち悪いのは、「コード決済推し」なんだよね。誰トク? 決済業者を除けば、
販売店は
①初期費用・ランニングコストが低い
②キャンペーンでシステム利用手数料が格安
③入金が比較的早い
④中国人観光客を取り込める
でしょうか。
消費者は、
①おサイフケータイ(felica)/NFC対応ではない(安い)スマホでも非接触決済できる
②キャンペーン乱発で射幸心を煽られる
③今までカードを使えなかった店で使える、(場合によっては)ポイント二重取り
④クレジットカードを持てなかった層でも使える
でしょうか。
これらのメリット、本当にメリットなんでしょうか?そしてなぜ、コード決済が広まらないとキャッシュレス決済後進国なんだろう。
電子書籍の利便性まわりと話が似ている感じがします(だから私は、抵抗感があるんだな)。
電子書籍のメリットは、
①大量の本を手軽に持ち運べる
②欲しい時にすぐ入手できる
③印刷不況で絶版になった本も電子書籍なら入手できる
デメリットは、
①リーダーアプリおよびデバイスが必要
②サービス業者/サーバが無くなれば消える
③通信回線が使えないと詰む
というところでしょうか。
私も電子書籍はたまに買いますが(家族に見せたくないコミックなど)、今までサービスを停止した会社が何社もあるので現状ではKindle一択(最大手のAmazonがダメなら他もダメになる可能性が高い)。
消費者にとってコード決済の嫌なところは、「いつ潰れるかわからない業者にお金を預けて」「アプリを立ち上げて決済するのに時間がかかり」「停電や通信障害の時には決済不能となる」でしょうか。黎明期からあったOrigami Payは消え、LINE Payはサービス統合、この先も弱小サービスは整理が進むでしょう。各社とも関係ポイントサービスと提携/統合したり、あと払い(ポストペイ)できるようにしたりして利便性を上げていますが、主たる決済手段としては使いたくない。あと後日書きますが(多分)、コード決済もNFC決済もお金に色がついてしまうので、プリペイドだと入金したバリューが現金に戻せない(戻せる場合も条件が厳しい)のが不安な所です。
Edyは応援したいけど、楽天は嫌い。
個人的には、クレジットカードは使い続けているし、コンビニなどではGoogle Pay/Apple payでNFC、将来的にはデビットカードをメインにする予定。
PayPayあと払いの中身はPayPayカード(クレジットカード契約)ですが、年収の4割も枠を押さえやがった・・・。これから住宅ローンを組む予定のある人は近寄ってはいけません。