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村を追放された最弱召喚士がチート級モンスターたちを召喚して、いつの間にか最強になってました。  作者: 遥風 かずら
第八章:支配者

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147.グエス廃洞 分断


「強い気配? え、外から?」

「いえ、この洞窟の出口付近から感じます……人では無い何かだと思われます」


 グエス廃洞は、かつて俺が濁流で流してしまったグエス廃村に通じている。

 

 廃村からロランナまではすぐの距離ということもあって、廃村を防衛拠点にして、多くの人間たちが集っていることは明らかだ。


 キアが感じたように、廃洞の中に人間の姿はすでに無い。それにもかかわらず、ルムデスだけが何かの気配を感じたのはどういうことなのか。


 イビルやノワ、キアも首を左右に振って存在を感じられないようだ。


「ライゼルさま! 奥にいます!」

 やはりルムデスだけは警戒していて、張り詰めたような表情をしている。


 警戒を怠ることなく歩き進むと、出口からの光が差し込み始めていることに気付く。

 そして確かに、何かが存在していることにようやく気付けた。


 光が外から差し込んでいるとはいえ、廃洞の中が明るくなる程では無く、足元は暗いままだ。

 気を張るルムデスとイビルたちをその場で留まらせ、とりあえず俺だけで確認することにする。


 少し進むと、女性の姿が見えている。

 ルムデスが感じていた気配は、この人のことだったのだろうか。


 話が通じるかは分からないものの、まずは声をかけてみる。


「――えーと、ここから先に進みますが、あなたは?」

「……」


 何も反応が無いが、見える範囲では確かに人間の女性に見えている。

 特に邪魔をして来る様子もうかがえないし、ルムデスたちも進ませよう。


『ルムデス! 問題ないみたいだからこっちに!』

『かしこまりました、ライゼルさま!』


 俺の後ろに待機している彼女たちに声を張り上げ、ルムデスが返事を返した時だった。


 女性の姿に見えた何者かが俺の横を素早く通り過ぎ、攻撃的な奇声を発しながら、そのままルムデスたちの方に向かって行くのが見える。


 足下が暗くてよく見えなかったが、真横を這いずるようにして進んだその姿は、まるで蛇のようだった。


『ルムデス、イビル、ノワ!!』

 大声でおびき出そうとするも、俺の声には反応しないのか、戻って来る気配は無い。


『ライゼルさま! 彼女を任せたキアだけを行かせます。こちらは、イビルとノワで何とか致します。どうか、お先にお進み下さい!』

『ど、どういう――!?』


 ルムデスの声と同時に、剣で何らかの攻撃を凌いでいるように聞こえて来る。

 直後、アサレアを乗せたキアだけが俺の元に駆けて来て、外に出る様に急かされてしまった。


「キア、どうして外に連れ出すんだ?」

「わぅぅ……ルムデスさま、洞窟の番人デルピュネーは攻撃意思のある女に攻撃する……って言っていたわん」

「洞窟の番人デルピュネー? 女だけ……? そ、そうだとしても、助けないと!」

「ライゼルさま、外、外に!」


 彼女たちならたとえ相手が怪物クラスでも倒せそうだが、アサレアを巻き込みたくなかったからか。


「……分かったよ、キア。まずは外に出よう」

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