いつかの私に
掲載日:2017/02/20
教えて、なんて言うの? こんな甘ったれた気持ち。
太陽に焦がされて
このまますべて燃え尽きたい
刈り取られた夏草の 胸を締め付けてむせ返るような匂いは
抱きしめ合った時のあなたと同じような匂いがした
いっせいに鳴く蝉の声はノイズのように
「愛してる」の囁きを掻き消して
痛くて苦しいのがいいの
過ぎ去ればすぐに色褪せるような優しさより
暗闇の中でボロボロの夢を抱きしめる方がいい
消えない痛みは ずっとあなたが胸の真ん中にいるってことでしょ
空を震わせながら叩きつけるように 黒いシミが道路を埋め尽くす
ふっと息を吹きかければ 簡単に燃え上がるようなおきれを
その濁流の渦に飲み込んで
使い回された言葉を並べ よくある衝動を抱えて
ひたすら自転車のペダルを漕ぐ
馬鹿みたいでしょ?
差し伸べられた手を 跳ね除けるくせに
昨日を嘆いて 明日にかすかな期待をする 今日を繰り返す
気持ち悪いでしょ?
独りよがりな私を せめて対岸からずっと嘲笑っていて
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