自信と自意識過剰は違うと思うのよ
ちょっとだけザマァ系の話書きたかっただけです。
すみません(;´д`)
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「ランチ奢るから~」
と言われ、のこのこやって来た私も悪いのだが、
目の前の女は何なんだ。
しかも、1000円だけ出してって。
約束違う。
本人はちゃっかり領収証もらってるし。
えー。
自意識過剰なのか、逆に自信がないから虚勢張ってるだけなのか。
目の前の女、田島春見は先程から30分以上、自慢話と、仕事のパートナーでもある彼女の意中の相手である高学歴のハイスペック男性の話を話続けている。
どうでも良いが、私の名前は「オネーサン」ではない。一乗寺 桜という親がつけてくれたちゃんとした名前がある。
店員さんを呼ぶ訳しゃなし、オネーサンの連呼はないでしよ。
……もしや私の名前覚えてないんじゃないか?
私はお前の姉ではない。
あーあ、店員さんにも「御姉妹ですか?」ときかれちゃったよ。
友人の紹介で会うの2回目だから、私も正直、苗字忘れてたけど、ちゃんと、スマホで名前こっそりチェックしたよ。名前間違ったりしたら失礼じゃない。
「でね!でね!彼みたいなお金持ちで高学歴な男性には私のような経営にも詳しくて、公私ともに支えられるパートナーを求めてるハズなのよ!」
うーん、私がハイスペック男子だったら、家ではこんな男勝りで気配り足りない女と公私ともは嫌だ。
癒されたい………
その後、さらに店を替え、一時間自信を聞かされ続けました………
しかも、彼女は歳上の私を明らかに馬鹿にしてるのか、「アタシ主宰の独身パーティにはごめん。年齢制限あるんだ」
だってー
すみませんねー38歳で。
経営学も経営者スピリッツも知らなくて。
実は、長年秘書やってたから、死ぬほど経営者本も、有名経営者とも文化人も会ったことあるけど、わざわざいわなかっただけー。
張り合われたら面倒くさいから。
完全に私を下に見てるしね。
と、思ってたら、私の携帯が鳴った。
「あ、ごめん。私、そろそろ帰るね。意中の彼と上手くいくと良いね!」
一ヶ月後、私のダーリン、スペイン人の画家マッテオの来日レセプションで、彼女とそのパートナーと会った。
ちなみにパートナーとしては良いが、プライベートは年下で家庭的な彼女がいると振られたらしい。