表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

自信と自意識過剰は違うと思うのよ

作者: 百花

ちょっとだけザマァ系の話書きたかっただけです。

すみません(;´д`)

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



「ランチ奢るから~」

と言われ、のこのこやって来た私も悪いのだが、

目の前の女は何なんだ。

しかも、1000円だけ出してって。

約束違う。

本人はちゃっかり領収証もらってるし。

えー。


自意識過剰なのか、逆に自信がないから虚勢張ってるだけなのか。

目の前の女、田島春見たじま はるみは先程から30分以上、自慢話と、仕事のパートナーでもある彼女の意中の相手である高学歴のハイスペック男性の話を話続けている。


どうでも良いが、私の名前は「オネーサン」ではない。一乗寺いちじょうじ さくらという親がつけてくれたちゃんとした名前がある。


店員さんを呼ぶ訳しゃなし、オネーサンの連呼はないでしよ。


……もしや私の名前覚えてないんじゃないか?


私はお前の姉ではない。

あーあ、店員さんにも「御姉妹ですか?」ときかれちゃったよ。


友人の紹介で会うの2回目だから、私も正直、苗字忘れてたけど、ちゃんと、スマホで名前こっそりチェックしたよ。名前間違ったりしたら失礼じゃない。


「でね!でね!彼みたいなお金持ちで高学歴な男性には私のような経営にも詳しくて、公私ともに支えられるパートナーを求めてるハズなのよ!」


うーん、私がハイスペック男子だったら、家ではこんな男勝りで気配り足りない女と公私ともは嫌だ。

癒されたい………


その後、さらに店を替え、一時間自信を聞かされ続けました………

しかも、彼女は歳上の私を明らかに馬鹿にしてるのか、「アタシ主宰の独身パーティにはごめん。年齢制限あるんだ」

だってー


すみませんねー38歳で。

経営学も経営者スピリッツも知らなくて。

実は、長年秘書やってたから、死ぬほど経営者本も、有名経営者とも文化人も会ったことあるけど、わざわざいわなかっただけー。


張り合われたら面倒くさいから。

完全に私を下に見てるしね。


と、思ってたら、私の携帯が鳴った。

「あ、ごめん。私、そろそろ帰るね。意中の彼と上手くいくと良いね!」



一ヶ月後、私のダーリン、スペイン人の画家マッテオの来日レセプションで、彼女とそのパートナーと会った。


ちなみにパートナーとしては良いが、プライベートは年下で家庭的な彼女がいると振られたらしい。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ