とある神様
何となくかいてみました
神気を帯びた明るい部屋。
そこにいる一人の少女。
黒髪で床に付きそうなほど長く、傷みのない綺麗な髪はまさに大和撫子を代表するものだった。
彼女の名前はアマテラス。
太陽神と呼ばれる最高神の一人である。
そんな彼女が気まぐれに放とうとした場所に、一人の人間がいた。しかし、それに気づかず放ってしまう。彼女が、気づいたのは放った後だった。
神が罪無き人を殺めることは禁止されている。
殺めた場合、振興剥奪という罰がまっている。
神は振興が強ければ強いほど力を得る。
逆に、振興がなければ消失してしまうのだ。
つまりこの刑は、人間で言う死刑である。
それは最高神だろうが関係なかった。
焦りがアマテラスを襲う。
そんなアマテラスを尻目に、雷が地面に到達した。
しかし、人間の生命反応は消えてなかった。
どうやら、雷を避けた(...)ようだった。
神の技を避けたのだ。
それは、人間には不可能なことだ。
そんなことが可能なら、人間は神に頼ることなどしないだろう。神ですら雷を避けれないのだから。
アマテラスは、彼に興味を持った。
そう、加護を与えようとした。
-ふと、彼の生命反応が消失した。
避けた先でトラックに引かれたようだった。
気に入った人間を他人により奪われたことなどなかったアマテラスにとって、かなり衝撃的な出来事だった。
幸い引いた人間は逃走を図っており、アマテラス自身のスキル「絶対神」により生み出された蒼炎により、地獄に落とされたのだった。
そして、彼の復活の準備をするのであった。