ランクうpですよ
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変更しました
プロットなしで進めていきますね...
がんばります
「ランクアップおめでとうございます」
その言葉を聞いていた回りの冒険者達が、一斉にざわついた。
何故なら、白兜がランクアップするのに3日。
ギルド職員が言うには、世界最短でのランクアップだと言う。
普通は1~2年はかかるそうだ。それを3日というあり得ない速さでランクアップしたのだ。
隣で聞いていたエレナもやれやれと、呆れていた。
「とりあえず出ようか。」
「だな。」
さすがに注目を集めすぎたので、ギルドを出ようと踵を返し出口に向かって歩き始める。
回りの冒険者達が、二人を見てざわついている。
身なりからして嘗められてるのだろう。
中にはエレナを色目で見たり、にやつきながらこちらを見ているやつらがいた。
視線を浴びながらも出口前まで来たところで、6人組の男達が白兜たちを呼び止めた。
「よう、兄ちゃん。最近調子乗りすぎじゃねぇーか?」
全員がエレナの方を見てにやついている。
恐らく、こいつらはエレナのことを知らないのであろう。知っていたらもっとまともな判断ができただろうに。女であろうと、世界剣豪に田舎冒険者が6人集まったところで勝てっこないと。
エレナはこいつらを倒そうとしているが、白兜がそれを止める。
「こいつらとやり合って、ギルド追放になりたくないだろ?」
「う、うん。」
「なら、こんな田舎冒険者にかまってる理由はない」
納得してくれたようだ。
しかし、この会話を聞いていた男達が顔を真っ赤にしていた。
「てめぇ。こけにしてくれたじゃねぇか。表出ろ。」
「断るよ。生憎、脳筋にかまってるほど暇じゃねぇーんだわ。」
あ、やらかした。
ついつい挑発する口調でいってしまった。
後悔先に立たず。
すでに遅かった。
「一辺殴られろ!!!!!」
殴りかかってくる男。
実戦は積んでるみたいで、割りと綺麗なフォームをしている。
「だが、まだまだだな」
そういいながら飛んできた拳を左手でいなす。
軽くかわされて驚き目を見開く男。
浅いとは言え、実戦を積んできた男。
Fランクで、実戦を積んでいないガキにかわされるとは思っても見なかったのだろう。
白兜とっては、フェイントもない真っ直ぐな攻撃をかわせない方が難しいのだ。
白兜は、飛んできた男の胸を右手で付く。
手加減したつもりだったが、男が仲間のところまで吹っ飛んだ。
「これで終わりな。お前らに絡んでるほど暇じゃない。」
エレナの腕をつかみ、再び出口へ向かう。
「えっ、ちょ、いいの?」
「ん?あぁ、いいんだよあんなやつ。」
正直、これ以上やると、殺っちゃいそうな気がする。
そうなったら恐れていたギルドを追放される。
それどころか犯罪者の汚名を張られる。
異世界人生を、こんなやつのために捨てることはできない。
そんな白兜の気持ちを知っては知らずか、男が叫ぶ。
「おい、まてやごるぁぁぁぁぁああ!!!」
起き上がってくる。
ゾンビかおまえ。
仲間の一人は我に帰り、おどおどしている。
だが、きにせずこっちに来る。
「今のはその女で許してやるよ。さっさとよこせ!」
かっちーん。
「お前ら、死にたいのか?」
白兜からでた、低い声に驚く男。
どうやら、白兜の強さがわかったようだ。
からだが震えている。
しかし、そんなの関係ない。こいつはエレナに手を出そうとした。それだけで理由は十分。
こいつら、殺す。
男の腕をつかみ、力を込める。
肉が裂け、骨が軋むのが分かる。
離してやると背中を向け逃げていく。
逃がすつもりはない。
足に力を込め、加速する。
10mくらいの距離を、一瞬でつめ頭をつかみ、そのまま地面に叩きつける。
頭を潰すつもりで。
当然ながら身体強化はしていない。
いくら喧嘩とはいえ、殺しはよくない。
最低限の理性を残していた白兜は、自分が不利になることを理解していた。
男の頭が地面に当たる。
その一撃で意識を刈られる。
喧嘩を売った男たちはやっと相手が悪かったことを認識した。
「す、すまねぇ!お、俺達が悪かった!だからなっ?ここは和解といこうじゃねぇーか。」
喧嘩を売ってきたリーダーが提案してきた。
しかし、和解をするつもりなど微塵もない白兜。
立ち上がり男達を睨み付けた。
「ふざけんな。」
一言で提案を一蹴する白兜。
すると、どこからか声が聞こえてきた。
《スキルを獲得しました。
スキル名 「絶対王者」
能力...覇気lv9
飛行lv9
神気lv9
変化lv9
移動lv9
生命力強化lv9
身体強化lv9
魔力強化lv9
全耐性強化lv9
サポートlv9
スキル名 「魅了」
能力...誘惑lv3
魔法妨害lv5
以上です。
スキル獲得により、称号:何かの卵を取得しました。
「絶対王者」により、性別転換を行います。》
ん?最後可笑しくね?性別転換だと?は?
そんな白兜を構わず体が光る。
一瞬、ギルド全体を光が埋め尽くした。