幕間後編
不定期投稿
見直しはしないので、おかしいとこあったら言ってほしいなぁ。
あと、これで一応プロローグは終わりです
目を開けると、森に立っていた。
ここは自分の知っている世界ではないことはわかる。
何故なら、突然現れた白兜にびっくりして、威嚇している動物たちが、口から火が漏れていたり、黒いモヤモヤしたのが漏れているからだ。
少なくとも、そんな動物はいなかった気がする。
記憶を消されてよくわからないのだが。
一匹のウサギに角が生えた感じの動物が、弾丸のような速さで突進してきた。
白兜はその速さに驚いたが、同時に自分の異常さにも驚くことになった。
何と、銃弾のように速い筈なのに、目で追えているのだ。
驚きながらもかわす白兜。
すれ違い様に、腹にアッパーしてみると、ウサギが弾けとんだ。
かなり衝撃的なものだった。
普通に殴ったつもりなのに、弾けとんだのだ。
回りの動物?も目を丸くして動けなくなっている。
暫く動けなくなっていると、動物?達の後が騒がしくなってきた。
「うりゃ!!お前ら角かせぇ!おおっと、お前は今回違うんだ。そこぉ!!逃げんじゃねぇー!」
どんどん近づいてくる、女の子の声。
とうとう、白兜の前に姿を表した。
金髪がきれいなロングヘアーに、銀色に光る片手剣。服は青を基調にしたTシャツにミニスカート。
普通に考えればくそださいが、美少女が着ると、こんなにもかわいい。
「んん?お前誰?盗賊?なら殺してギルドに渡すか。」
そういって切りかかってくる。凪ぎ払われる片手剣。
それを受け流す白兜。
容易く受け流されるとは思っていなかったのか、美少女の目が見開かれている。
反撃しようかと拳を握ったが、先ほどウサギが破裂しているのを思いだし、やめた。
美少女を破裂させたくはない。おっぱいでかいしっ!
考えていると、すぐに次が来た。
が、すべて容易にかわし続ける。
やがて、美少女が疲れたのか攻撃がやむ。
「あなた何者よ。」
「うーん。強者?」
あー、冷たい。美少女の目が、視線が痛い。
「ご、ごめん。俺は夜冬 白兜。美少女は?」
名前を名乗った。
美少女をも名乗ってくれるかなーって考えてたんだけど、美少女の顔がどんどん赤くなることに気がつく。
「どうしたの?風邪でもあるの?」
「べっ、別に風邪なんてないしっ!あ、あたしの名前は、エレナっ!Aランク冒険者よっ!!」
美少女改めてエレナが目をつぶり、怒鳴りながら言った。
「エレナって言うんだ。よろしくねエレナ」
「ん~~~~っ!!!」
さらに顔を真っ赤に染まった。
茶を沸かせそう。
そんなことを考えていると、ふと聞きなれない言葉があったのを思い出した。
「Aランク冒険者ってなに?」
白兜がそう言うと、現実に戻ってきたのか、やっと話してくれた。
「あなた、冒険者を知らないの?」
「え?うん。しらない。」
嘘だと思ったらしく、白兜をジーっと見つめたエレナだったが、どうやらほんとだって思ったらしく、説明してくれた。
どうやらこの世界には冒険者ギルドっていうものがあるらしい。
登録は簡単で、500セル(|この世界のお金の単位)で登録できるらしい。
冒険者にはランクがあって、F~A、Sとあるらしい。Sランクはこの世界に2人しかいないらしい。そのため、英雄扱いになっているということだ。Sランクのもうひとつ上Zランクは、この世界には存在しないらしい。神的存在なんだと。
Aランクのエレナはかなり凄腕の剣士らしく、世界で5本の指に入る剣士ともいっていた。
「へぇー。なら、俺もギルドに入らなきゃな。」
「は?」
まあ、当然の反応だ。
冒険者とは命を懸けた職業であり、下手をすれば死んでしまうのだ。それなのにこうもあっさりと決めた白兜はおかしいのだろう。
「ま、まあ、あなたがいいのならいいんだけどね。お金はあるの?」
?何いってるんだろう。お金なんてあるわけないじゃん。
「ないよ?」
「じゃあどうすんの?500セル。」
真っ赤になっていた顔はすっかり引いて、飽きれ顔になっていた。
「まあ、何とかする。」
「はぁ、仕方ないわね。あっ、あたしが、ぱっ、パーティーメンバーになってあげるわっ!メンバーのめ、面倒をみるのは、あっ、あたりまえだしねっ!」
だそうだ。
せっかくなので仲間になってもらった。
こんな美少女とパーティーメンバーになれるとは。
嘘うそ。
先ほど戦って実力はわかった。
Aランクというのもうなずける強さだ。
まあ、Aランクの強さがわかんないが。
そもそも、パーティーメンバーってなに?
あー。自分の才能のなさに死ぬ。。
助けて