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幕間前編

感想ありがとうございます!

はじめての感想ってことで、嬉しかったです笑

そんなわけで、夜に更新するつもりだったのですが、昼に更新します。

嬉しさを糧にかいた感じですね♪


ブクマ登録件数13件ありがとうございます!


投稿したすぐに追加で書きました。すみません。

俺は人間が作ったルールは無意味だと思っていた。


ルールがあるから不幸な人が増える。


ルールがあるから犯罪者が増える。


昔の偉い人が言っていた(/と思う)。


「ルールは自分を守るものではない」


その通りだと思う。


実際、いじめにあった子がやり返したら、ルール上やり返した方が悪い。


大人たちは「確かにいじめてた方も悪いが、殴っちゃダメだろ」と、いじめていた方の肩を持つ。


それが許せなかった。


だから、自分のルールを決め、それだけを守るようにしてきた。


敢えてそのルールを人に押し付けるようなことはしない。


人は人。自分は自分。


それで十分だと思った。


しかし、異世界に来て、村を持ってからその思考は何と愚かなことだと、どれだけルールが大切かを知る羽目になった。





時を少し遡る。


俺たちの村が発展してきた。

家も足り、畑を耕し、何不自由ない生活を皆がおくれている。

獣、魔物も住んでいる地とは思えないほどに豊かになってきた。

因みに、人間も住んでいるのだが、共存共栄しているのは他の国ではあり得ないことらしい。

村を眺めてそんなことを思うとは。俺も年だな。

そんなことを思えるほどに平和で、豊かなこの村。

恐らく、竜を蹂躙したから、他の村もここを襲えなくなってしまっているのだろう。

もしこの村を襲ったら、ほぼ確実に返り討ちに会うだろうと思われてる可能性が高い。

それを思うと思わず笑みがこぼれてしまう。

自分のことを侮っている相手を潰す事ほど面白いことはないだろ?みんなもそう思わない?この考えは危険な考えなのか?

左後ろにいるリサに訪ねてみた。


「なぁリサ。自分のことを侮っている相手を蹂躙する事ほど楽しいことはなくないか?」


リサは微笑みながら答えてくれた。


「確かに。あの竜たちが驚く姿は実に滑稽でした。」


「だろ?しかも、あの竜たちの体ってほんとに金になるんだな。ってか、竜の肉って腐らないんだね。それははじめて知った。」


よく竜の鱗や牙、角などといったものは武器や防具に使われる。

かの有名なファンタジーインゴットのミスリルより少し劣るぐらいの高性能な武器が作れるのだ。

そう思うと、今竜の死骸が45体あるので、一生遊んで暮らせる額になるだろう。ってか、神竜の死骸もあるから、使いきれないわ笑


「竜はある意味神格化されてますからね。そのせいで肉が腐らないらしいですよ?」


へぇ。竜が神格化ね。

俺は神を殺したんだね。

ま、魔王になるんだから関係ないかっ!


「それって宗教か何かがあるの?」


「はい。ここから16lえる西南西に行けば、赤い竜の団体レッドドラゴンズっていう宗教団体があるんですが、人が多くて。だから、竜に疑似神格が与えられてるんです。」


因みに、10lとは距離の単位である。

mi、s、lとある。

1miは1cm

1sは10m

1lは10km

なので、16lは日本で言う160kmということになるのだ。

当然車などないので、歩くか馬車しかない。普通の人ならいくのを諦める距離だ。


「へぇ。まあ、関わりは持たないだろうし。いや。待てよ?俺は回りからしたら竜殺しだろ?」


はいと合図値を打ってくれるリサ。

何を言おうとしたかわかったのか、顔が青ざめていく。


「それをそいつらに知られたら、何としてでも倒しに来るだろう?リサは崇める存在はいるか?」


「はい。白兜さんです。」


ぽ。と聞こえてきそうなほど顔を赤くする。

うん。恥ずかしいなこれ。


「あ、ありがとう。話を戻すが、もし、俺が他の奴に殺されたらどうする?」


俺の言葉を聞いて首を傾げるリサ。

やっと我に戻り言葉の内容を理解すると、今度は別の意味で顔を真っ赤にした。


「そんなの、やったやつを血祭りにしてやりますよ。」


あーあ。地面が陥没したよ。

リサにはフェニックスのスキルの与付で力を与えたのだ。

リサには内緒で。

なので、竜にも負けない力を手に入れてしまった。

だって。竜に勝てる力がつくと思わないじゃん。リサは熊だよ!?

当の本人は、自分の力の上昇に気づいていないようすだ。

今度本当のことを打ち明けよう。

そう心に誓う。

話を戻そう。


「ってことは、その赤い竜の団体が来るのは時間の問題か。」


「ですが、私がいれば大丈夫ですよ!奴等を蹂躙します」


ふふふと笑うリサは悪魔みたいだった。




時を戻す。


この村に一人の少女が現れた。

この村は旅人を襲う者は居ない。

なので、襲ってはいけないなどの決まりがない。

故に、少女の美貌と装飾品から、つい(..)手が出てしまった。

少女は飛んでくるてを後ろに半歩下がることで回避し、足を引っ掻けた。

勿論、手を出した男はスッ転んでしまう。

素直に引けばいいものを、男は立ち上がり、面子のために少女相手に剣を抜いてしまった。

男は少女に斬りかかる。

しかし、少女は剣を抜こうとしない。

周りの人の目には、恐怖で動けない少女に見えた。

そして、男の剣が少女の肩に当たる瞬間、目にも止まらぬ速さで抜刀した水色に輝く少女の片手剣が、男の剣の起動を反らした。

またしても転んでしまう男。

しかし、少女の剣をみて怯え、叫んだ。


「なっ、何でお、お前がその剣をっ!「剣の女神」の剣を持っているんだ!!」


その質問に答えるものはいなかった。

何故なら、あの剣の捌き方。あれはベテランでも難しいのだから。





何か町が騒がしい。

リサに聞くと、旅人と揉め事になってるらしい。

止めにいくといったのだが、俺が出ていってしまうともっと厄介なことになるだろうと、リサが止める。

帰ってきたリサの諜報員が言うには、旅人の美貌と装飾品に目を奪われ、思わず手を出した人間が返り討ちにあったらしい。

その際に抜刀したとのことだったが、相手は「剣の女神」だったらしく、見事にいなされたらしい。

ん?「剣の女神」って。あっ!?

その者に心当たりがあった白兜は、リサの制止を降りきり、全力で恩師の元へ向かった。



やはりエレナだった。


「久しぶり!」


その言葉に反応したエレナが今にも泣きそうな顔をする。いや、もう泣いていた。


「ひざじぶりじゃないわよ!!ひっく、もう。お別れもっ、うぅ、なじに、いっちゃうんだからぁー!!!」


崩壊した。

抱きついてくるエレナ。

回りの目が痛い。

けれど、ここで引き離すのは男としてどうなのかと思う。

なので、暫く抱きつかれていようと思う。

決してない感触を楽しんでいたわけではないよ?



あとから来たリサは顔を真っ赤にさせて、顔を伏せてしまった。

ほんとに喜怒哀楽が激しいな。

後でなにか料理をつくってあげよう。




以後、この村にもルールを置くことにした。

まず謝罪から。


話がまとまってなくて申し訳ございません。

文才はないので、そこら辺はご了承下さい。




ついにあの方が復活です。

今のところ出番がもっとも少ないヒロインですw

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