《夢》
次の日、不思議な夢で目が覚めた。
頭から耳をお尻からは尻尾を生やしていた。
これって獣人ってやつかな?
そんな事を考えている俺は、たった1人で砂漠にいた。
夢の中なのに何故か意識がはっきりしていた俺はとりあえず何か出来ないか色々考えてみるも何も起こらない。
とりあえず、することもなく何か無いかと砂漠を歩き回ってみると何故か疲れてきた。
しかも砂漠だから太陽の陽射しが強くて暑さも感じる。
とにかく暑さと歩き回った疲れから見つけた岩場の影で横になっていたらいつの間にか目が覚めていつもの部屋の中に居た。
「剣斗。早く起きて朝ご飯食べなさい!」
夢の事を考えていると母さんが部屋に入ってきた。
「あら、起きてるんじゃない!早くご飯食べちゃいなさい」
そう言って部屋を出ていく母さん。
とりあえず、ノックも無しに部屋に入ってくるのやめて!
制服を来て下に降りると妹の朱莉が洗面所から出てきた所だった。
「おはよう」
眠たそうな顔で挨拶してくる妹の姿に思わず笑いながらも
「ああ、おはよう」
と返し洗面所で顔を洗って居間に行くと母さんが朝ご飯を並べてる所だった。
「父さんは、もう出掛けたの?」
母さんに父さんの事を聞くと
「部活があるから朝早くに出掛けたわよ」
まあ、父さんは教師だし部活の顧問もやってるから大体、朝早くに行くしな。
とりあえず椅子に座って朝ご飯のパンを食べて学校に向かう。
そんな日々を過ごしながらも、今の俺には少し悩みが出来ていた。
初めて、砂漠の夢を見てから1週間。
毎晩、1人で砂漠を旅している夢を見る。
夢の中なのに何故か意識ははっきりしてるし疲れも感じる。
景色は少しずつ変わっているが相変わらずリアルな感覚が伝わってくる。
しかし、今日の夢は今までとは全く違う事が起きた。
なんと初めて、生き物が現れたのだ。
人を丸飲みにしそうな巨大なヘビ!
口を開けて土を巻き上げながら、こちらに向かってくる巨大なヘビに夢だとわかっていても恐怖心から急いで逃げ出す俺。
どれだけ走ったのか。そして、なんとか逃げきった俺はいつもの様に横になっている内に目が覚めていた。
今までと違って命の危機を感じた夢に俺は少しばからの恐怖を感じていた。




