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《生徒会長》

生徒会長の松本姫華(まつもとひめか)は2つ上の高校3年だ。


美人で成績優秀。性格は少し抜けているが、そこも可愛いと学校で1番人気の生徒会長だ。


姫華姉さんとは昔から家が近くて親同士も仲が良い事から小さい頃はよく遊んでいた。所謂幼馴染みって関係だ。


まあ高校生になってからはとある理由から少し距離を置いている。


向こうも生徒会やらバイトやらで忙しく学校以外で見かけることもないし距離を置いてるから学校で会ったのも入学式以来だ。


「いや、遠慮します」


「え?」


俺はそう言い素早く隣を通り抜ける。少し心が痛むが長く話してると面倒な事になるし仕方ない。


後ろで何か呆けた声が聞こえた気がするけどさっさと離れよう。そう思って足を進めようとすると後ろから手を捕まれる。


「ちょっと待って、何で無視するの?いつも声かけても逃げる様に居なくなるし。お姉ちゃんと話すの嫌なの?」


そんな事を言いなが困惑した顔でこちらを見てくる姫華姉さん。


「い、いや、別に嫌ではないけどさ」


そう言いながら俺は周囲に目を配る。


物凄い目付きで俺を睨み付ける男子生徒達。姫華姉さんは男子生徒からの人気が高く彼女がいるからと入学して来た奴もいるくらいなのだ。


姫華姉さんは自分の人気に気付いてないから俺みたいな奴が仲が良いと嫉妬やら何やらで面倒な事になる。幼馴染みだなんて知られたらどうなることか。中学の頃はそれで面倒な事に巻き込まれる事も多かったのだ。


まあ、周りには声が届いてないだろうから手早く済ませてさっさと離れよう。


「ほんと?良かった!」


そんな俺の心配に一切気付かず満面の笑みを浮かべる姫華姉さん。


「ヒメ。そろそろ生徒会の仕事に戻りなさい!」


俺が何か言う前にそう声をかけてきたのは生徒会副会長の遠藤あき。


スポーツ万能で爽やかな笑顔が似合う2番人気の副会長だ。


「剣斗。おはよう」


「あき姉。おはようございます」


彼女も一応、幼馴染みだ。昔からしっかりしていて姫華姉さんと仲が良い。最近、俺には少し厳しい所があるから少し苦手意識がある。まあ、嫌われてる訳ではないようだけど。


「あきちゃん」


「ほら、行くわよ!生徒会長なんだからサボってると示しがつかないでしょうが」


そう言って姉さんを引っ張っていく。


「別にサボってる訳じゃ。わかった、わかったから引っ張んないで!」


「剣斗も早く教室に行きなさい。ちゃんと勉強するのよ?」


あき姉は振り返りながらそんな事を言い叫ぶ姫華姉さんを連れていく。二人が離れると俺も下駄箱に向かう。


「大変そうだな」


下駄箱に着くと海翔が苦笑いしながら声をかけたてきた。


どうやら姉の雪と2人で先に来てたらしい。


「助けてくれても良いのにさ」


海翔は姉の雪が姫華姉さん達と仲が良いことから俺達の関係も知っている。


「いや、下手に会話に混ざると他の男子から俺も恨まれるし!」


そんな事を言いながら俺の肩に手を置いてくる海翔。


「てか、早く教室に行こうぜ!」


誤魔化すように急かす海翔に少しイラッとしながらも俺達は教室に向かって行く。



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