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《説明と質問》

『言ってる事について理解している?』


と自称神様?が聞いてくる。


『何となく?』


と俺が返事すると


『じゃあ、続けるわね?まずは何故、精神だけを呼んだのか説明するわ。まあ、でも簡単な話しよ?別に精神だけで十分だからよ。昔はわざわざその人間の魂や体も全部召喚していたけど、途中で魂の輪廻の輪が回らなくなる可能性が出てきたのよ』


魂の輪廻?


『普通は死んだら魂はその世界の輪廻の輪に回収されていくわ。けど呼ばれた人間がこの世界で死んだ場合、この世界の輪廻の輪に回収される。でも、今までに沢山の人をに呼んだせいで元の世界の輪廻の輪の回収が少なくなった事があるのよね。他の世界の神達に怒られた私達は話し合って召喚をやめたわ。でも召喚をやめたらこの世界は発展が遅くなる。そこで、気付いたのよ!』


とそこで大きく間を溜める自称神様。


『精神だけを呼べば問題解決よって!精神だけなら夢を見ている事に出来るし、眠りに着いたら勝手に用意した体に入る様にして、朝になったら元の世界に戻る様にしたの。それなら魂の回収が少なくなることもないし、元の世界の神も同意してくれたわ』


余計な事を。


『その方法で今までは問題なく世界は発展してきたわ。でも、現在あなた達の精神を呼んだまま何故か精神が戻せなくなってしまったのよね?他の神に聞いても原因不明だし、他の世界の神から連絡を受けて事態を把握。調べているんだけど現状何も分からなかったわ。今までこんな事が起きたことなかったから何も気にしてなかったしね。ああ、安心して。現在は精神を呼ぶのは中断してるわ!』


現在は?


『まあ、今この世界にいる人達は戻せなくなっちゃってるけどね。でも大丈夫!いつかは戻してあげるから。他の世界の人達も似たような状況だし、地球の人達だけを相手している暇はないから説明は以上よ。次はあなたの質問に答えていくわね!』


と言われても話が難しくて良く分からなかった。


『あの、とりあえず一つ。私達って?他の神様もいるのか?』


『ええ、いるわよ。私達は五柱の神で世界を管理しているの。創造神、運命神、時空神、生命神、遊戯神がいるわ。私が創造神ね』


『じゃあ、次の質問。何故、地球から呼んだんだ?』


『別に地球だけじゃないわよ?地球と同じような文明を持った世界から少しずつ呼んだの。誰が呼ばれるかは完全にランダムだけど』


そのランダムに偶然俺が選ばれたと。


『ってか、何で夢だと思わせんの?別に説明して貢献させればいいんじゃないの?』


『それだと新しい人を呼ぶ度に説明しなくちゃ駄目じゃない。面倒くさいわよ。夢なら人間は好き勝手にするでしょ?なら勝手に貢献させればいいって考えたのよね!』


随分と適当だな?まあ、いい。

 

『次の質問。どうやったら元に戻る?』


『わからないわ!』


簡潔な回答。まあいい。


『次、この世界で死んだらどうなる?』


『来ているのは精神だけだから死んだら元の世界に戻るわ。最初は死んだ影響で少し苦労するかもだけど徐々にこの世界の事は忘れて元に戻る。ただ、今は精神を戻せなくなってるから一体どんな影響が出るか分かんないわ。出来るだけ死なないように気を付けなさい!』


なるほど。


『次、このままだと地球の俺の体はどうなる?』


『眠り続けるわね。精神が戻らなくても体の寿命を迎えるまでは心配ないわ。大体、体の寿命は七十年って所かしら』


心配ないだって?その間、残された家族は?何も知らないで目が覚めるのを待ち続けるのか?


『私達だって突然の事で混乱しているんだから仕方ないでしょ。あくまでも可能性の話よ?早々に解決させてみせるわよ。もちろん元に戻せる様になれば時間が立っていても元の時間に近い所に戻る様にするつもりよ?』


はあ。とりあえずはその言葉を信じてみるしかないのか。


そこで、俺は姫華姉さんの事を思い出した。姫華姉さんや他の眠り続ける人達も俺と同じ様にこの世界に呼ばれているのかも。


『今、地球で眠り続ける人達がいるけど、その人達も同じ状況なのか?そうなら呼ばれた人達の中に誰がいるか分かるか?』


『ええ、この世界に呼んでいる人達よ。地球の神に聞けば分かるわよ?知り合いがいるの?』


『ああ、松本姫華って人だ』


『ちょっと地球の神に聞いてみるわね』


『ってか、自分でわかんないのか?』


『知らないわ。呼ぶのもランダムだし直ぐに元に戻るはずだったから人間なんて気にした事ないもの』


こいつ!本物の神みたいだけどムカつくな。


お前達のせいだろ。


『神にたいしてムカつくって思うのはどうなのかしら?まあいいわ。確認出来たわよ!来ているみたいね。ただ、この世界の何処に居るかは分からないわ?そもそも、私が話しかけた人達の中には居ないみたい』


『話しかけた?』


『ええ、こんな状況になったら夢で通すのは無理だから全員に同じ説明をしたわ。でも、その中に探している子は居なかったわよ?』


何でだ?この世界には来ている。それは間違いないらしいけどコイツが話しかけた中には居ない?おかしいだろ。


『理由は分かんないのか?』


『まあ、可能性としては既に死んでるか、後は可能性は低いけど他の原因かも知れないわね』


既に死んでいるかもしれない?そんな事って。


『他の原因って何だよ?』


『私達の他にも一応、神がいるのよ。邪神とか破壊神とか世界の管理を任せる事が出来ない奴らがね。でも邪神は私達が殺したし、破壊神はそもそも頭悪いから私達のしてる事を理解してないし。とはいえ、私達の邪魔をしようとする神もいるのよ。実際、過去には召喚された人間を唆して暴れさせた奴もいたし。』


『じゃあそいつらが何か関係している?』


『後は、まあ私の声を無視したか今回の事態を引き起こした奴の可能性もあるわね?』


『この状況は誰かが引き起こしたってのか?』


『ええ。そもそも今までは何も問題はなかった。なら誰か私達の邪魔をした奴がいるはずなのよ。神といっても万能じゃないのわ。私達が出来るのは世界の管理だけ。私達の(ことわり)を外れた存在がいたら私達も管理は出来ないわ。邪神もその一つね』


『つまり、今の状況は誰かが引き起こしたせいで、姫華姉さんが見つからない事にもそいつが関係しているかも知れない。そしてそいつをどうにかしないと地球には戻れないって事で良いのか?』


『まあ可能性の一つよ。でも、あなたは何もしなくて良いわよ?私達の邪魔しないでね?あなたは黙って地球に帰れるのを待ってなさい。』


そう言って、他に質問はある?と聞いてくる自称神様。ムカつくから自称は外さない。


とはいえ、姫華姉さんもこの世界にいるなら探さないと。


『じゃあ、俺は何をすればいいんだ?』


『この世界に貢献しなさい。地球の知識を使ってこの世界を発展させるのよ』


そんな事言われたても、ここは砂漠で何もないんだが?そう言うと


『そ、そうね。なら人間がいる場所を目指しなさい!生きていけるように望み通りの力を与えてあげるわ!』


望み通りの力?


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