第1話 Poop came out of my ear
しかしうんこを出さなければ、試験に集中などできないだろう。
そう考えていたその時・・・
あ?これうんこでるんじゃね?
突然耳からいつも肛門から訪れるはずのあの感覚が襲ってきた。そしてそいつは現れた。
「what's happened?」
耳から出てきた物体は突然そう言うと、
続けて
「マイネームイズウンコの妖精
プーさんだぷー!英語で書いたらpooさんだから黄色い熊と間違えちゃダメだぷー。ところで、お前の名前はなんだぷー?」
と、言った。
俺は衝撃を受けた。
まずキャラが崩壊してる。妖精界は影の薄さと小ささで存続の危機なのだろうか。
「下痢パーマだけど...君はなんで俺の前に現れたんだい?」
こんなこともあるもんだなと考えていると、
「下痢パーマ……。お前を転生させるぷー」
妖精はそう言った。
それと同時に、突如として俺のいたトイレは閃光に包まれた。
眩い光に視界を奪われた俺は身を守るために咄嗟に丸出しの臀部をしまおうとずり下げたズボンに手をかけようとしたが、それも叶わない。次に失ったのは触覚。足底からの受けていた床の感覚、臀部から受けていた暖かい便座の感覚が消え、全身がふわりと宙に浮いたような気分になる。同時にいつものトイレの芳香剤の臭いもしなくなった。
残った聴覚に、先程の妖精の声を聞いた。
「下痢パーマ!世界を救うのだ!!」