人物紹介2
7章開始時の設定となります。
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本編主人公
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ヴァージニア=マリノ (14歳)
愛称:ジニー
西方守護伯、ウィリアム=マリノの一人娘。3歳の頃に魂の多くを欠如する程のオド歪を煩い、フィルツ=オルストイの手によって魂融合を行われる。
その時、魔素に記憶されていた杜 霧守の28年分の記憶をそのまま継承してしまう。
杜 霧守の記憶にあるゲーム【ピュラブレア】が自分が今いる世界と多く類似している点から、自分がゲームの悪役令嬢である事を知る。
フィルツ=オルストイに師事する事で魔導学を学び、魔術師の卵として修練をこなす。
高い魔素への感応性と転換への高い順応性を有する。
2つの魂を持つ利点を最大限に生かし、単独で属性融合魔術の発動に成功する。
また、ヴァイン=オルストイと互いのオドを感応させ合う事により、ゲーム【ピュラブレア】で必殺技とされていた合成魔術の発動にも成功する。
10歳で王立学院に入学し、戦技課に配属される。
戦技課では、各種の魔導具の開発から医療魔術の開発にいたるまで、ギヴェンの技術改革に貢献する。
功績を認められ、ボイル国王自らの手で、忠誠の儀を執り行われた。
その2年後、ギヴェン王国皇太子フォルカス=ファーランドと婚約する。
家族構成
ウィリアム=マリノ(41):ギヴェン王国 西方に位置するベイルファーストの領主。西方守護伯。最近白髪が生えてきて、それを気にしている。
ミーシャ=マリノ(36):金髪美女。年を感じさせない。ジニーが最近かわってきた気がしてほっとしている。
キース=マリノ(10):金髪碧眼。可愛い。学院には入学せず、ベイルファーストにて次期領主としての教育を受けている。
ウォルター=マリノ(42):ベイルファースト領軍の副司令官。現在はキースの教育係りも担っている。学院に通っていた頃は、その剣の腕からウィリアムと共に双璧と呼ばれていた。
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封剣守護者
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ヴァイン=オルストイ(14歳)
青の封剣守護者。短髪黒髪の少年。幼少期、父のような魔術師になることを憧れていたが、青の封剣の守護により水魔術意外が使用できず、その道を諦めかけていた。
ジニーから水魔術の可能性を示唆され、ギヴェン王国随一の水魔術師へと成長する。
ジニーの横に並び立つ魔術師になることを目的に、フィルツ=オルストイの押しかけ弟子となるべくベイルファーストに居座るなど、いざという時の行動力を有する。
ジニーに対して淡い恋心を持っていたが、自分ではつりあわないのではと不安に思っていた。
10歳のある日、フィルツから聞いたジニーの真実は彼に新たな決意を促す事になる。
14歳に成長した彼は、ヴァージニア=マリノの最大の理解者としてその隣で肩を並べている。
家族構成
ヴァイス=オルストイ(45歳):ギヴェン王国魔術師団長。黒髪で若白髪交じり。苦労性。魔術狂。アゼルとは親友でありライバル。
フィルツ=オルストイ(41歳):ギヴェンの魔術師にして王国特務隊隊長。現在は国に対しての『誓約』を刻んでおり、以前ほどの自由はない。アマンダと付き合っている。
アイン=ファーランド(14歳)
ギヴェン王国第二王子。白の封剣守護者。
封剣の呪いで母親が死んだ事がトラウマとなっていた。
ジニーが行った『薔薇園の奇跡』によって、母エリーゼの本当の思いを知る事ができ、トラウマから解消された。ずっと仲がこじれていた兄フォルカスとも仲も改善された。
ジニーに対して執着を見せるときがある。
だが、彼が動く前に彼の兄フォルカス=ファーランドの婚約者候補(後に正式に婚約者)となったジニーに手を出せずにいる。
学院入学以来、ずっと近くにいるブリジットに対しては、よき主君であろうとしてしまっており、二人の距離間は入学当初から変わらずにいる。ブリジットと同様、学院入学当初から付き纏っているフィリッピ=レミングトン、ケーニッヒ=フィーゲルの両名の事は愚かではあるが、忠義に熱い人間だと評価している。
家族構成
ボイル=ファーランド (39) 若くして王位を継承しており、他国から流血王と恐れられている。
エリーゼ=ファーランド(故) 金髪美人。ただし縦ロール。属性は炎。オレンジのバラが好き。
フォルカス=ファーランド(21) ジニーの婚約者。ギヴェン王国皇太子にして冒険者パーティ「ペイルライダー」のリーダー。
ドライ=オーガスト(14歳)
赤の封剣守護者。ギヴェン王国の武の一門、【赤】のオーガストの次男。
尊敬する兄を自らの手にかけた事をトラウマに持っていたが、4年前のオーガスト邸襲撃事件の際、兄の残した手紙を読み、それまでずっと抱えていた苦悩から解消される。
その時、自分を励まし共に背負うと言ってくれたリーゼロッテの存在は、彼の中で日に日に大きくなっている。
修練を重ねてきた自分の剣の腕に絶対の自信を持つが、他者の実力に対しても認めた上で、互いに切磋琢磨する事を良しとする武人のような心意気を持っている。
最近尻に敷かれている。剣術課生徒。
家族構成
アゼル=オーガスト (45) 王国騎士団長。オーガスト家の党首。筋肉隆々。ヴァイスとは学院時代からの親友でありライバル。
ヘクター=オーガスト(故)オーガスト家長男。アニエス共和国の教士トレニーを愛していた。
トレイシー=オーガスト(41) ドライの母。少し灰がかった美しい金髪の女性。おっとりしてるが芯は強い。
ベロニカ=オーガスト (35) アゼルの年の離れた妹。燃える様な赤い髪が特徴。赤の一族らしく武術に長けている。
フィーア=クィント(16賽)
ギヴェン大司祭セインの息子。灰色の髪の青年。緑の封剣守護者。
12歳までずっと教会の中で育ってきたため、妹と共に入学した戦技課での日々は、彼にとって驚きと感動に満ちたものであり、戦技課の仲間達との時間は貴重なものとなっている。
遺跡の罠の事件の時、妹アンナの自分に対する気持ちを再確認し、生涯にわたり妹の業を共に背負う覚悟を決める。彼と一緒にいる事で、アンナは通常以上に風の魔素への感応を高める事が出来る。
家族構成
セイン=クィント (38) 教団大司祭。前大司祭の失踪の真実にたどり着くが、そのまま真相を闇に葬るという強かさも持つ。
アンナ=クィント (14) 妹。灰色の髪。
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ゲームにおけるライバルキャラ達
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リーゼロッテ=ヴェーチェル(13歳)
ヴェーチェル伯爵家の三女。黒髪清楚でお淑やか。愛称はリズ。ジニーが好き。実は裁縫が得意。
オーガスト邸襲撃事件の際、守られるだけの自分ではなく、オーガストとして一族を守る女性になる決意をする。
闇属性への適正はフィルツやジニーを遥かに超える逸材。
ドライとの関係は良好であり、13歳になり女性としての魅力が出てきたリーゼロッテの姿に、ドライを羨む声も上がっている。魔術課に通う。
ナターシャ=ミュラー(15歳)
ミュラー伯爵家の次女。赤髪。愛称はナータ。
実はダンスが好き。さばさばしている。ジニーが好き。
幼少時、魔術師に憧れていたヴァインの姿は、特に目的も持っていなかった彼女には輝いて見えた。
未来に絶望していたヴァインを救えなかった事は、今でも心の傷となって残っている。
ゲーム【ピュラブレア】ではヴァイン=オルストイの婚約者だが、本編ではそういった関係ではない。
風儀課の生徒。
アンナ=クィント(14歳)
ギヴェン大司祭セインの実娘。灰色の髪を後ろに纏めている。
兄が好き。幼少時、自分から兄を引き離そうとする元ギヴェン大司祭が遺跡の罠で非業の死を遂げた事をきっかけに、自分にとって不都合な存在を遺跡の罠を使って処理してきた。
戦技課員となった後、一時はデイジーを遺跡の罠にかけようとするが、彼女との友情がそれを押しとめる。
その後、兄の自分を思う気持ちを知り、皆を守る力を求め風の魔素を集め精霊として具現化させる。
高い風への適正を持つ。兄に対して以外は結構毒を吐く。
ブリジット=フォルカー(14歳)
フォルカー候爵家の長女。知的メガネ学級委員長キャラ。ゲームではゼクスの婚約者だが本編ではそういう間柄ではない。
アイン殿下に憧れている。自身の家フォルカー侯爵家の事を誇りに思っており、同じく侯爵家であるマリノ家のジニーの事を目の敵にしている。
真面目すぎる性質ではあるが、人に頼られると放って置けない優しさも持つため、学院では意外に人気がある。