第3章
翌日、フェイズが起きると既に明莉は朝食を作っていた
明莉「あっ、フェイズ君お早う!」
フェイズ「ああ…、所で何やってる?」
明莉「朝食を作ってたんだけど駄目かったかな?」
フェイズ「いや、別に悪くない
それにしても見た感じが良いな…」
明莉「そう、なら良かったわ
そう言われても私は女の子だからそれ位出来なくちゃ駄目でしょ?」
フェイズ「まあ、基本的にはそうだがネシアはちょっとな…」
明莉「ネシアちゃんは幼いからまだ料理は上手とはいえない年だと思うけど?」
フェイズ「確か、ネシアは中学の年だが正直その腕という目安が中途半端で分からん…」
明莉「そうね…私はしっかり者で小学生の時から上手だけどネシアちゃんが中学となるとそこそこな腕じゃないと駄目ね…」
フェイズ「とはいえ、ネシアは飛び級で高校だからな…」
明莉「そうなんだ…
ネシアちゃんってそんなに頭良いんだね…」
フェイズ「想像以上の意味で天才と言って良い位だ
ただ、勉強には全く興味が無いがな…」
明莉「でも、それはそれで凄いんじゃないの?」
フェイズ「確かに凄いな…」
ネシア「お兄様、何でお姉ちゃんが居るの…?
しかも、料理の見た目が良くなってるし…」
フェイズ「昨日居て泊まってたんだろ
てか、寝ぼけてるな」
明莉「この料理は私が作ったのよ」
ネシア「ん…そういえば、そうだったわね…
ねえ、食べたら危険なんでしょ?」
明莉「えっ!?何でそう思うの?
何処からどう考えても危険な物は入れないでしょ!」
フェイズ「実際、私は見てないし証拠が無いからな…」
明莉「証拠って言われても遅いから出来ないでしょ!
私は私で悪い人の訳無いからやらないわよ」
フェイズ「まあ、悪い人じゃなければ食うしかないか…」
ネシア「………お兄様、どう?」
フェイズ「味としては良いし、なかなかだな…」
ネシア「そう言われてみればそうだけど…」
明莉「それなら、良かったわ…
さてと、頂きます!」
朝食を食べ終わると
明莉「フェイズ君はいつも片付けもやってるんでしょ?」
フェイズ「そりゃ、そうだろ」
明莉「前の時の恩が有るから私が全部やるわよ」
フェイズ「なら、手間が省けるな」
明莉「手間が省ける…?
フェイズ君が言う手間って…
あれ?フェイズ君が居ないわね
といっても忙しいから行っちゃったのかな?」
明莉は皿洗いを終えるとフェイズを探しに行く
しかし、フェイズの気配が無かったが後ろから肩を触られると驚いて振り向くとフェイズが居た
明莉「ッ!?ねえ、フェイズ君
幾ら何でも気付かれない間に他人の身体触っちゃ駄目でしょ?」
フェイズ「それがどうした?」
明莉「そこで疑問を疑問で返さないでくれるかな?
ずっと前から思うけどフェイズ君ってコミュ障なの?」
フェイズ「だから、どうした?」
明莉「もういいわ
その事について聞かないから…」
フェイズ「そう言っちゃ明莉は居場所が何処なのか分かるか?」
明莉「この館でしょ?」
フェイズ「いや、そうじゃなくて県名っていうか何ていうか…」
明莉「えっと…、此処は東京でしょ?」
フェイズ「いや、違う
千葉だ」
明莉「えっ!?千葉だったの?
確かに凄く遠かったけど東京じゃなかったのね…
それはそうと私って、このまま帰れないのかな…?」
フェイズ「はあ、何故そうなる?」
明莉「だって、あの距離で歩きは…」
すると、フェイズは仕方が無いかの様な態度で明莉を外に連れ出しお姫様抱っこして背中から黒い翼を生やして音速で聖陽学園に来る
フェイズ「此処で良いだろ?」
明莉「うん、そうだけど…
それにしてもフェイズ君ってこうやって登校してたの?」
フェイズ「そりゃそうだろ」
明莉「そうなんだ…
フェイズ君、有難う」
フェイズ「別に礼を言われる筋合いは無え」
明莉「それじゃ、忘れ物とか取って家に帰るからね!」
フェイズ「……………」
明莉「ねえ、フェイズ君
黙ってないで返事位してよ?」
フェイズ「黙れ」
明莉「何なの?あの態度…」
明莉は学校の忘れ物を取り家に帰った
明莉「はあ、何だかんだで疲れたな…
そういえば、明日銀行で現金を引き下ろしに来ないと…」
第3章




