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第2章

 ピアノを弾いていたのは8歳位の少女だった

 フェイズ「此処で何してる?」

 少女「悲しみの感情に合わせてピアノを弾いていただけ」

 フェイズ「そうか、確かにそんな感じの曲調だったな」

 少女「それで、何を話したいの?」

 フェイズ「いや、別に特に無い」

 少女「そう…」

 フェイズ「そういえば、名前言うの忘れてたな

 私はフェイズ・スカージ・デルムゲイズだ」

 少女「私はイリアというの」

 フェイズ「所で君は親とか居ないのか?」

 イリア「特に無いと言ったのでは?」

 フェイズ「いや、突然気になった事を思い出してな…」

 イリア「そう…

私には親が居ない…

そして、私は生きている訳も無い…」

 フェイズ「生きた死人の吸血鬼か…」

 イリア「流石の明答ね

確かに私は吸血鬼で人間として生きている訳ではない

そう、私は10年位前に亡くなったの」

 フェイズ「そうか、実際は私の年に近いんだな…」

 イリア「それは何故?」

 フェイズ「確か、私は18だからな」

 イリア「だと同い年なのね…」

 フェイズ「さて、もう時間だし行くとするか…」

 イリア「じゃあね」

 フェイズ「ああ、またな」

 その頃、明莉は家で過ごしながらフェイズの事に悩む

 明莉「はあ…、やっぱり私はフェイズ君に嫌われてるのかな…?

あと、栗花落さんは栗花落さんで私に対して興味無いとしても変じゃないよね…」

 明莉は明日の準備をし、寝て翌日

明莉はいつもの様に学校に通うがフェイズが来る様子は無い

 このまま4月26日の金曜日の放課後になると見た事のない地下通路を見つける

幸いにも電灯が点いてる為、奥へ行く事にした

 明莉「学校に地下はあまり無い筈だけど電灯が幸いで調べられるにしても不気味だよね…」

 このまま奥へ行くと扉が有り、セキリュティロックされている

明莉は気になる所を手でやると無理なのを気付き、制服のポケットの中に有る工具の収納ケースからドライバーを出して勉強の知識を利用してロックを解除して開けた

 そのまま奥へ行くと扉が破壊されていてそのまた奥には道が狭くなり、周りの表面が土で掘られた様な跡が有る

念の為、小型の懐中電灯で点灯して進み続ける

 明莉「何なんだろうこれ…?

正直気になるし、進むしか無いわね…」

 また奥へ進むと地震で土砂崩れが起きて帰りの道が塞がれた

 明莉「ッ!?ど、どうしよう…、本当に帰れなくなったじゃない…

このまま帰れなくなる訳無いよね…?

もしかしたらだけど奥へ行くと脱け出せるかな…?」

 明莉は勘を信じてこのまま奥へこのまま奥へ進んでもまだ出口が無い

 明莉は気を焦らせて諦めた様に感じたがまだ奥にはきっと何かある事を信じて進んで行く

 長い距離の所為か10km位歩いてる気がする

明莉は疲労の中で休んでると危険だと思い無休で奥へ進み続ける

 やっと出口へ出れたかと思ったら牢屋だった様だ

 明莉「えっ…、何で牢屋なのよ?

それにしても誰も居ないし、このまま死んじゃうのかな…?

正直身体が限界だし、もう駄目なんだよねきっと…」

 しばらくすると明莉は違和感に気付くと何故か椅子に座っていてテーブルの上には食事が用意されていた

 明莉「正直、限界な訳だし食べないと駄目だから無断で食べちゃうのは悪いけどそれは仕方無いから後で謝らないと…」

 と言いつつ食べ終わると明莉は気になる所を探し続けると誰も居ない感じで辺りが古い血だらけの跡がある

 明莉「それにしても何で血だらけなんだろう?

大分長い間気を失ってたから時間が気になるわ

ん?こんな時に携帯で時間を調べれば良いんだよね

確か、時間は20時34分ね」

 明莉は階段を探し1階に下りて其処から探索し始める

 明莉「随分と大きいけど一体誰が住んでるのかな?

風呂は風呂に入って良かったりして…?

でも、入りたい…」

 そして、明莉は風呂に入ろうと部屋に入ると見た感じが11歳位の小さい幼女が居た

 幼女「あっ…」

 明莉「えっ…?」

 幼女「変態だ…」

 明莉「違うわよ!

事故の訳であって知らなかったのよ

それにしても男女別に分かれてるのね」

 幼女「ふ〜ん、そうなんだ…

それで何でアンタが居るの?」

 明莉「えっと、それは気が付いたらこんな所に居て…」

 幼女「あっそ…

そういえば、アンタは悠樹 明莉って人だよね?」

 明莉「そうよ、見てくれてるなんて嬉しいな…

じゃあ、貴方の名前は?」

 幼女「アタシはネシア・スカージだよ」

 明莉「ん?何処か一部で聞いた事が有るけどスカージっていう名前はフェイズ君にも有った様な…」

 ネシア「それはお兄様の事ね」

 明莉「そうなんだ、それで何でネシアちゃんにはデルムゲイズという名前が無いの?」

 ネシア「それは魔界の都市の名前で部族の一員で付いてるんだよ」

 明莉「そうなんだ、フェイズ君のその一員で付いてるんだね」

 ネシア「そういう感じだよ」

 明莉「そうそう、風呂は入って良いのかな?」

 ネシア「別に良いんじゃない?

 アンタに食事を用意したのはお兄様だから」

 明莉「えっ!?そうなの?

後で謝らないと…」

 ネシア「別に良いって言ってるのに馬鹿じゃないの?」

 明莉「馬鹿じゃないわよ!

じゃあ、有難く入るわね」

 ネシア「どうぞ、御好きに…」

 明莉は風呂に入りしばらく経って出た後ネシアを探そうとすると居たのは…

第2章

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