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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

異世界と転生と

とりあえず全員

作者: あるい
掲載日:2026/08/28


 とりあえず皆殺しにすることにした。


 産まれてから6年ほどこの世界が前世の地球と同じ暦なのかどうか分からないけど、だいたいそのくらいの歳に自分が転生者だと気がついた。

 私が初めて記憶が戻った時襲ったのは、絶望だった。

 前世では家族と死に別れ、友人も少なかったけど、それなりの暮らしは出来て居た。

 その生活に戻れない友人にも会えないそれがキツかった。

 何より死因を思い出してしまったのか辛かった。

 それでしばらく寝込んだくらいだ。

 

 転生した私は、地方豪族の子女として産まれ、乳母を付けられ、礼儀作法や読み書き、算術から歌や詩などの教養や武術、医術、などの指導を受けた。

 家族との交流はほとんどなく、仕事上の上司と部下の関係に近かった。

 だから家族の情というものはほとんど感じない

 そして巫女として都に行くことなった。

 

 都では、宮に入りそこで都の守護のために神事を行いそして、人脈を広げるというより婿探しもかねての都の貴族子息との交流会そこで、都の帝のご子息、光ノ君にお会いした途端私は思い出したのだ。

 

 ここがゲームの世界だと・・・

 そして私がヒロインだと・・・

 最悪だ・・・


 いわゆる平安時代風の宮廷劇乙女ゲーで、ヒロインは皇子、将軍の子息、左大臣の子息、豪商の子息、陰陽長の子息と恋愛してその内の一人と結ばれてゲームクリアということだ。

 しかしこのゲーム18禁(エログロゲー)なのだ!選択肢を間違えると犯される!下手すればその後殺される。

 最悪なのはバットエンドでは呪詛の触媒にするために化け物に生きたまま犯されながら喰われる。

 この世界というかこの宮では帝の血統が最優先され、女は子を産むための道具なのだ。

 人権など存在しない、夜這いなんかも当たり前だ。

 私は巫女だから純潔を汚されたら、神事のための力が使えなくなるから今の所手を出されないが、それも時間の問題だ。

 巫女の血統は優れた霊力を持つ者が産まれるから、子作りのために犯される可能性が有る。

 高霊力は神事を行うためには必要なもの宮で権力を得るための一つなのだ。

 

 しかもヒーロー達は全員性格がよろしく無い


 メインと思われる皇子光ノ君は幼い頃母親と政変によって死に別れ潜在的に母親を求めるが宮中で女性達に欲望の対象とされたので女性不信だ。

 年頃なので早く妃を決めるように周囲からせっつかれて居るのも女性不信に拍車をかけて居る。

 将軍の子息信部は父母の仲が悪いせいで女性不信だが、とあるきっかけにより気を沈めるために女と交わらなければならなくなる。

 左大臣の子息西門は女好きで、女性には基本親切だが、宮女たち、下働きの下女とあちこちの女に手を出して居る。子供が出来てら即捨てる。面倒が子供が嫌いらしい

 豪商の子息済は自分の得になる女を探して居る。損となったら即捨てるのだ。子供ができても子供だけ取って女は捨てるだろう。

 陰陽長の子息阿部は女性を呪詛の道具としか思って居ない散々利用した後は蠱毒の材料にされる。

 全員この世界に準じた男尊女卑の思想の持ち主達なのだ。

 前世で普通の対応したはずなのになぜが悪いように取られてすぐにバットエンドになって犯される。

 トゥルーエンドというのは無くて安全にクリアするには誰かと結ばれる必要が有る。

 それでも後日談とか見ると出産を強制されて居たり、礼儀がなって居ないと笑われたりとモラハラされているとの記実が有った。


 何にせよこのまま宮に居れば犯される。良くても無理やり婚姻を結ばされ、こき使われる。

 適当な理由をつけて故郷に帰ろうと考えたが、宮に上がるのは故郷の一族の悲願だった。

 身分も何もかも捨てて逃げることも考えて居たが、女の身一つで生活するには私はこの世界を知らなすぎるし、不安だった。

 もしかしてゲームとは人格が違うかもと思ったが、隠れ見たときに従者との受け答えがゲームと全く同じだったし従者を蹴飛ばして居た。

 しかも私は何年かぶりに産まれた高霊力保持者である。

 結果を出さずに故郷に帰ることは許されない。

 僅かながらも親切にしてくれた人に迷惑がかかるかもしれない。

 光ノ君達を避けて過ごすことも考えたが、儀式で私が高霊力保持者と言うのが知られてしまった。宴だの儀式などで呼ばれるに違いないそこで接触されてしまったら・・・

 私が光ノ君達の誘いを断ったり、身を守るために無礼を働いたら、故郷に家族に何が起こるか分からない!

 反意有りとみなされて全員皆殺しになるのかもしれない。

 

 だから私は光ノ宮達を皆殺しにするつもりだ。親睦を深めるための宴会で食事に毒を盛って、全員に行き渡る等にもちろん私自身にも、宴に出た全員に毒を盛るつもりだ。

 これなら誰が盛ったか分からない


 もう犯されて死ぬのは嫌だから

 

 前世の死因が・・・

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