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あーかい部! 〜部室棟 乙女の干物 集まりて 怠惰を極め 綴るは実績 電子の海へ あゝあーかい部〜 22話 楽器とか

ここは県内でも有名な部活動強豪校、私立 池図(いけず)女学院。


そんな学院の会議室、現場……いや、部室棟の片隅で日々事件は起こる。


あーかい部に所属するうら若き乙女の干物達は、今日も活動実績(アーカイブ)を作るべく、部室に集い小説投稿サイトという名の電子の海へ日常を垂れ流すのであった……。

ここは県内でも有名な部活動強豪校、私立 池図(いけず)女学院。


そんな学院の会議室、現場……いや、部室棟の片隅で日々事件は起こる。


あーかい部に所属するうら若き乙女の干物達は、今日も活動実績(アーカイブ)を作るべく、部室に集い小説投稿サイトという名の電子の海へ日常を垂れ流すのであった……。






池図女学院部室棟、あーかい部部室。




「……鳴らしたい。」


「いや何をっ!?」




今日もきはだとあさぎが(たむろ)していた。




「銅鑼でもゴングでもホラ貝でもなんでもいい。」


「きはだは何かと戦うの……?」


「やだなぁあさぎちゃん、わたしは戦うんじゃなくて、血飛沫(ちしぶき)をあげて争い合う輩をリングの外から眺めたいんだよぉ。」


「言動が黒幕のそれだなあ……。」


「『ブォォォオッブォッブォッブォ!』我こそが最高『カーーンッ!』部、黒幕……いや、『ドォォォン!』のきはだちゃんだあっ!」


「鳴らすなら一個にしようよ……。」


「じゃあホラ貝でいいや。」


「あれそんなに良いの?」


「戦場でブォォォオってやったら気持ちいいよぉ?……やったことないけど。」


「確かにちょっとやってみたい感ある。」


「あ〜あ、誰かホラ貝持ってこないかなぁ〜?」


「学校なんて、持ってこれてもせいぜいリコーダーくらいじゃない?」


「え〜やだやだぁ、あんな貧弱なのでピーヒョロしても満足感ないじゃん。」


「楽器に強さとかある?」


「自転車のベルとゴングならゴングじゃない?」


「それもそうか……いや、『そう』なのか?」


「なんの話?」




白ちゃん入室。




「楽器の強さの話してました。」


「強さ……?」


「ねえねえ白ちゃん、シンバルと銅鑼なら銅鑼だよねぇ〜?」


「あ〜……確かに銅鑼の方が強そうかも。」


「きはだ的にはおっきいのが良いの?」


「うむ。」


「きはだちゃんちっちゃいの気にしてたものね。」


「ぐあああ、やめろ、見下ろすなァァアア!?」


「情緒荒ぶってるなあ……。」


「そういえば2人って、楽器の経験とかあるの?」


「あるわけないですって。」


「きはだちゃんはオカリナ弾けるよぉ?」


「あ〜、目玉ほじくられるヤツかあ。」


「そうそう、進化したらホラ貝になるやつ〜。」


「ホラ貝は強そうよね〜。」


「戦場でホラ貝ブォォォオしてる人は歴戦の猛者なんだよぉ。いつかきはだちゃんも進化して……、


「育成ゲームなの……?」


「可愛い兵隊指揮しておっきな敵と戦うゲーム、ありましたね。」


「おぉ、懐かしいねぇ〜。あさぎちゃんが溺れないヤツだぁ。」


「ごめん、私あんまり泳ぎ得意じゃない……。」


「そうなの?……意外ね?」


「おやおやあさぎちゃんともあろうものが。」


「流石にボンベなしで何メートルも潜ったり、潜ったまま何十メートルも、とは……///」


「待ってあさぎちゃんの基準どうなってるの……?」


「あさぎちゃんはどのくらい泳げるのぉ〜?」


「プールなら、200メートルくらい……かな///」


「そんだけ泳げりゃ充分なのよ。」


「きはだちゃんなんて50メートルで息切れだよぉ……。」


「きはだちゃんはもっと本気出しなさい。」


「なにさ、まるで私が手を抜いてるみたいにぃ。」


「いっぺんプールサイドからオールで突き落としてやろうかしら。」


「想像するとなんか、そういう妖怪みたいですね……。」


「何その陰湿な妖怪……。」


「いや、妖怪ならどっちかと言うと中から引き込む側か……。」


「考察してて草。」


「ほ〜ら手ぇ抜いてる。」


「真剣に考察してて草ァ!」




「よしッ!!」




「なんなんですかそのノリ……。」








あーかい部!(4)




きはだ:投稿ーーー!完了ーーーッ!!


ひいろ:なんだなんだ


あさぎ:白ちゃん先生が本気出せとか言うからですよ?


白ちゃん:本気のきはだちゃんってこんな感じなの?


きはだ:きはだちゃんはいつだって本気で一秒一秒を生きてるよぉ


白ちゃん:これは?

白ちゃん:[画像を送信しました]


あさぎ:草?……あ。

ひいろ:シロツメクサだな


きはだ:くさだねぇ


白ちゃん:じゃあ本気で


きはだ:シロツメ草ァ!


白ちゃん:よしっ!


ひいろ:なんなんだこれ


あさぎ:私に聞かないで


ひいろ:すまん


きはだ:だってせっかくきはだちゃんがホラ貝とか銅鑼のお話ししても白ちゃんが……


白ちゃん:私のせいなのこれ


あさぎ:仕方ないよきはだ、白ちゃん先生は鼓舞とかしないで単身殴りかかるタイプだから


白ちゃん:おい


ひいろ:立証


白ちゃん:はっ!?


ひいろ:ワタシなら、おっきな綿棒みたいなヤツで大銅鑼叩くのやってみたいな


きはだ:ひいろちゃ〜〜ん!


あさぎ:これはみどり先輩に報告だな


きはだ:やめてぇ目玉ほじくられちゃう


白ちゃん:みどりちゃんをなんだと思ってるのよ


ひいろ:みどり先輩の解像度が低いな


白ちゃん:言ってやってよひいろちゃん

ひいろ:みどり先輩なら名乗り出てきたところでどっちにしろ目玉をほじくるぞ


白ちゃん:ひいろちゃん……?


あさぎ:きはだオカリナ見せて


ひいろ:珍しいものを持っているんだな


きはだ:えへへこれだよ〜♪

きはだ:[画像を送信しました]


白ちゃん:意外とおっきいわね


きはだ:お?なんだわたしのおててがちっちゃいとでも言うのかぁ!?


あさぎ:ダメですよ白ちゃん先生、きはだちっちゃいの気にしてるんですから


ひいろ:きはだ音楽できたんだな


あさぎ:もっとアピールしていけばいいのに


きはだ:ピアノ弾ける子みたいに扱われるとまぁ困る困る


ひいろ:それは確かに……だな


あさぎ:そういえば動物用の笛とかあったよね


ひいろ:ああ、たまにみどり先輩が吹いてるな


きはだ:これは手取り足取りレクチャーしてもらうしかありませんなあ


ひいろ:それがワタシには頑なに吹かせてくれないんだ


きはだ:今さら間接チュウなど恥ずかしがる間柄でもなかろうに


ひいろ:おい


あさぎ:この間みどり先輩がひいろにあ〜んさせたお箸でそのまま自分のお弁当食べてたような


白ちゃん:あらあらぁ


ひいろ:それは単なる食事だろう


白ちゃん:あらあらあらあらあらあらあらあら


ひいろ:なんだってんだよ!?


あさぎ:妖怪みたいなもんだから気にしないで

きはだ:イチャイチャカップルをプールサイドからオールでどつく妖怪


白ちゃん:おい

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