表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

4/10

4、須玖からのお誘いと.....?

.....。

焼きおにぎりは大成功だった。

俺達の腹を満たしての瑠衣子の大喜び。

なら成功以外はあり得ないだろう。

思いながら20時になって俺はコントローラーを持ったまま、すやすや、と寝る瑠衣子を見る。

そして苦笑い。


「.....本当に子供みたいだな。.....運ばないとな」


そして俺は瑠衣子を抱えてそのまま瑠衣子の部屋に運ぶ。

因みに俺達の家族だが。

深夜によく帰ってくる。


それは何というか残業で忙しいのだ。

だから俺達はその働いてくれる事に感謝しかなく、というか。

瑠衣子もよく耐えていると思う。


「.....おやすみ。瑠衣子」


そんな言葉を言ってから俺は瑠衣子の頭を一撫でして瑠衣子を寝かせてから。

そのまま瑠衣子の部屋を後にしてからリビングに戻って来る。

するとスマホが鳴っているのに気が付いた。

それは後輩の山口からだ。

しまったなアドレスを消すのを忘れていた。


(先輩。そのゴメンなさい)


今更なんだこの馬鹿?

思いながら俺はそのままメッセージを無視して全てをブロックしたりした。

全て真っさらに出来た。

まさに清々しい気分だな。


それにこれ以上関わると気が滅入りそうだ。

思いながら連絡先を全て抹消してから天井を見上げる。

ったく。クソどもが。


「正直、デートとか全てを考えていた俺はアホだったな。俺の義妹と遊んで関わる方がもっと良かった。クソ。時間が勿体無かったな」


そんな事を呟きながら悪態を吐いていると。

俺のスマホに電話が掛かってきた。

今度は何だ、と思いながら睨みながらスマホの画面を見る。

しかし書かれている名前に驚いた。

何故ならそれは須玖ちゃんだったから。


「もしもし?どうした」


『もしもし。恭平さん。.....今.....お時間良いですか?』


「ああ。どうしたんだ?」


『.....私。その.....今日とっても楽しかったって言いたくて.....』


「.....そうか。俺も楽しかったよ。.....今度はまた一緒に行こうな」


『そうですね。それでちょっとお願いがあるんですが.....』


その、と言いながら言葉に詰まる須玖ちゃん。

俺は?を浮かべて目の前の台所を見る。

すると須玖ちゃんは意を決した様に顔を上げる感じで話してきた。

こ、今度の放課後.....一緒にカフェに付き合ってくれませんか、と切り出してくる。


「.....カフェ?え?良いけど.....どうしたの?いきなり」


『い、一緒に行ってみたいんです。.....その。恭平さんですから』


「でも俺と一緒で楽しいの?お友達と一緒に行った方が.....」


『ダメです。.....私は恭平さんと行きたいです』


確かに趣味嗜好は合っている気がするが。

何故に俺なのだ、と思うが。

須玖ちゃんに答えを言われた。

じ、実はですね!その.....あ、新しい私達が好きなアニメグッズが出たので.....、という感じで。

俺は、あ。そうなんだな、と納得する。


『だからその話もしたいんです』


「.....そうなんだな。じゃあ明日の放課後でも集合しようか」


『そうですね.....!やった.....!』


「.....え?やったってのは?」


『え!!!!?い、いや!何でも無いです!』


慌てた様に須玖ちゃんは否定する。

俺はその様子にクスクスと笑った。

それから、須玖ちゃん。何だか嬉しそうだね、と言ってみる。

すると須玖ちゃんは、は、はい!、と返事をした。


「.....じゃあ明日ね。.....おやすみなさい」


『はい!おやすみなさい!』


そのまま電話が切れる。

本当にこの子は天使だな。

何処ぞの馬鹿野郎2名に爪の垢を煎じて飲ませてやりたい気分だ。

思いながら俺は台所に行ってからココアを淹れてから。

そのままのんびりしていたが。

22時になって2階に上がり.....勉強を始める。



「お兄ちゃーん!!!!!朝だよー!!!!!」


「グハァ!!!!!」


猛烈に元気なスマッシュを喰らわされて俺は起こされた。

飛び乗って来たのである。

それから俺に思いっきりすりすりしてくる瑠衣子。

こ、これはかなりヤバい!

ノーブラの胸が当たって擦れる!


「る、瑠衣子!駄目だ!」


「え?何が?」


「何がと言われたらお前は女子だから!」


「でもお兄ちゃん。昨日.....私と距離は取らないって言ったよね。約束したよね」


「.....ま、まあそうだな.....っておぃ!?」


瑠衣子は?を浮かべた。

何か硬いのが、と言いながら俺の下半身の部分の布団をめくろうとした。

俺は慌てて、瑠衣子!!と、取り敢えず下で待っていてくれ!、と言ってみる。

美味しいの作るから!な!?、と言いながら。


瑠衣子は目をパチクリしていたが、分かった!約束!、と笑顔になってそのまま手を広げて去って行く。

危なかった.....。

生理現象が今出るとは。


いけないいけない。

俺の義妹に興奮するとか絶対にあり得ない。

あってはならない。

消えろ煩悩よ。

.....。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] アドレスは片方が消しても相手の方に残ってるので、主人公が完全に縁切りするという意志であればアドレスをブロックか着信拒否にした方が良いかもです
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ