弟子入り
ハニーさんのキレイな空色の瞳を見つめて
[ 鑑定レベル3 ]
ハニー/3♀/ハニーキャレット
レベル 88
スキル 擬態7/隠密8/魅了10
俊足10/風魔法6/土魔法4
称号 かくれんぼの達人
ハニーさんがハニーって名前になってて良かった(ホッ)
かくれんぼの達人って可愛ね♪
(全く何かわかんないけどw)
って言うか、3才でレベル88って何さ?
スキルも多くない?
僕まだレベル1よ?
あれ?もしかして僕レベル上がってたりする?
ものはついでに僕も鑑定!
サク/24(男性)/人族
Lv 1
HP 10/10
MP 10/30
所持金 10000(ボーナス特典)
スキル 初級瞬足
☆鑑定3
アイテム お任せガチャ×3(ボーナス特典)
称号 祝福のストーンハンター
幸運に愛されし者
祝福の金の卵
かくれんぼの達人を見つけた者
ハニーに愛されし者
はひ?
ふへ?ほ?
(バイキ○マンじゃないよ?)
なんか!!いっぱい!!増えてる!!!!
嬉しい!!!!
…10000コインいつのまに?!
え?僕お金持ちだった(うへへ)
なんか、よく分からないものばっかりだねぇ
うーん、、、
「クゥ〜?」(どうしたの?)
ハニーさんが小首をかしげて僕を見ている
…可愛い(デレデレ)
「…大丈夫か?どうだったんだ?」
「名前はハニーになってました!あと!
ハニーさんはとっても強いみたいです!」
ロゼさんの問いかけに僕がキリッと答えると
ハニーさんもドヤ顔で
「ククゥッ!!」
と答えた(うちの子!可愛いすぎませんか!)
「…そうか、オレも見てみたいんだが良いか?」
ロゼさんは僕とハニーさん両方に顔を向けながら問いかける
「ハニーさん、良いかな?」
「…クゥ!」
ハニーさんは僕の言葉に答えて、僕の腕の中から出てカウンターの上にお座りした
(うちの子、天才か?)
「…ハニー、ありがとな。じゃ見させてもらうぞ」
「クゥ!」
ロゼさんの言葉にハニーさんが心なしか背筋を伸ばした様に見えた僕は、頑張れっと心のなかでエールを送った
鑑定に入ったロゼさんは少し目を見開いて、表情を戻してから
「…ありがとな、ハニー」
と優しく声をかけて、ハニーさんの頭に手を伸ばす
「クゥ♪」
と鳴いてロゼさんの頭ナデナデを受け入れた
うちの子の成長が尊い(嬉し涙)
「…サク、お前の鑑定で擬態してるコイツを見つけたんだよな?」
「はい、置物シリーズの31個目の鑑定で見つけました」
「…お前、初級鑑定だったよな?中級に上がったのか?」
「え?…中級?えと、ちょっと確認してみます」
僕はステータスを出してもう1度確認する
サク/24(男性)/人族
Lv 1
HP 10/10
MP 10/30
所持金 10000(ボーナス特典)
スキル 初級瞬足
☆鑑定3
アイテム お任せガチャ×3(ボーナス特典)
称号 祝福のストーンハンター
幸運に愛されし者
祝福の金の卵
かくれんぼの達人を見つけた者
ハニーに愛されし者
「えと、…鑑定3?ってなってます。レベル3?って事ですかね?…あれ?…中級…って何レベルからでしたっけ?」
僕が首を傾げながら答えると
「…は?鑑定3って出てるのか?…サク、、、ちょっとステータス見せてくれねぇか」
ロゼさんが目を見開きながら言う
「?ロゼさんなら構いませんよ!どうぞ!」
僕の方に戻ってきたハニーさんを肩に乗せたまま、ぴしっと気をつけをする
「…!!!!…まじか、、、、、、、、、」
ロゼさんは、また目を見開いたかと思うと眉間にシワを寄せて目を閉じた
少しの間、目を閉じたまま深く息を吐いてから目を開け僕を見る
「…サク、お前、、、働き場を探していたな?オレの店で働け。オレが鍛えてやる。」
「…え?…良いんですか?」
今度は僕が目を見開いた
「屋根裏が空いてるから住み込みで良いだろ?」
ロゼさんはそう言ってルチルさんに顔を向けた
「少し掃除をしないといけないわね♪」
ルチルさんはロゼさんを見た後、僕を見てとても嬉しそうに微笑みながら言って、すぐに奥へと向かった
「…え?ほんとに良いんですか?住み込みで?」
「ああ。ギルドの共有スペース使うつもりだったんなら今日から住み込みで良いだろ?飯も朝昼夜3食付けてやる。…弟子が一人前になるまでは師匠が面倒みるもんだ。」
「…!!…僕がロゼさんの弟子?!いいんですか?!」
「…何度も言わせんな」
そう言って少しそっぽを向いた
「あ、ありがとうございます!!お世話になります師匠!!」
僕は満面の笑みで言って勢いよく頭を下げた
もちろんハニーさんは安定の定位置だ(頭にへばりついてる)
頭を下げたままの僕は、ロゼさんが動き出した気配がして頭を上げた
ロゼさんはカウンターから出てきて僕の前に立つと、ぼくの頭の上に手を置いて
「…ルチルが部屋を片付けている間に、茶でも飲んで待ってろ。…また商品を鑑定してても良いけどな」
ロゼさんはニヤリと笑いながらそう言った
「ありがとうございます!師匠!
お茶を頂いてから、また鑑定しても良いですか!」
「…鑑定はまた明日にして、テーブルでお茶飲みながらハニーと待ってろ。そんなに時間はかからんだろ」
フッと笑って言って奥へと入って行った
その穏やかな笑みに目を奪われながら僕はテーブルへと向かった