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藤次郎-15

「藤次郎!後ろから馬が来る……」


家を出て2kmほどの山中の間道を後ろから猛追してくる馬が三頭見えた。

迷うことなく馬に鞭をいれる藤次郎は、


『想定より早い! 何人いるのか?』


藤次郎の心中の声を聴き、半身乗り出して後ろを確認していた佳宵が、


「藤次郎、見えているだけで3人。追ってくるわ。でも、ちょっと待って!」


佳宵は目をつぶり意識を周囲に集中する。気のせいか?藤次郎の前に座っている佳宵が熱くなった様に感じたが。


「ダメ!この先の曲がったところで待ち伏せしてる。3人!! 後ろからも3人!!」


『6対1では勝ち目はないな……』


「佳宵様、この先どれくらいに待ち伏せていますか?」


「そうね。4,500mってところかしら」


それを聞いた藤次郎は馬を急制動し来た道を引き返す。


「佳宵様、出てきてはなりませんよ」


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