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『O-279. 浦上-イオニアの反乱劇(ヒスティアイオスの脱兎)』  作者: 誘凪追々(いざなぎおいおい)
▶第二幕(07/12)「陰謀」
14/14

・第二幕「陰謀」その3(後)



<続き><ペルシャ帝国の首都・スーサ><大王の宮殿にて>



    王弟-アルタバノス

「この世界で最も偉大なる兄上よ、いつものことながら、それがしの役目は慎重の上にも慎重を重ねた意見を申し上げること。この立場から鑑みるに、饒舌なるイオニア(浦上)人どもの一員たるこのヒスティアイオスの口車にまんまと乗せられたままに許可を出すのはいささか問題があるかと考えます。もちろんこのヒスティアイオスには、スキュティア遠征の時に数十万からなるペルシャ軍の命を救ったという実績がありますので、この者の忠誠心に疑いを差し挟むつもりは毛頭ありません。

 とはいえ、たとえこの者が真に忠実であるとしても、自分の同胞には同情し手心を加える可能性は否めませぬ。イオニア(浦上)の反乱者どもには、内外への見せしめのためにも、最大限厳しく処罰を加えるべきであり、手ぬるいと思われては後々に禍根を残すこととなりましょう。ゆえに、この件はわがペルシャ人が自らの力で反逆者どもを完全に制圧し、二度と逆らう気を起こさせぬのが最善の策であろうと考えます。

 それともう一点、この件に関連して思い出されるのは、かつて兄上は、ギリシャ(倭)人の医者を抱えて居られましたな? あの者は奥方の不治の病を治すほどの腕利きでしたが、それを良いことに、奥方を通じて兄上へ『ギリシャ(倭)に軍を出して征服すべきだ』と散々吹き込んだ。これにより調査団を彼の地へ派遣することとなったが、それに自ら加わったあの医者は、兄上が多額の金品を与えた上で『必ず戻って来い』と命じたにも関わらず、おのが故郷にほど近いとある港で逃亡するや、その後二度と戻ってくることはありませんでした。つまりはおのれの欲望のままに嘘をつき、大恩ある兄上を騙し、帝国に多大な損害を与えたのです。

 このヒスティアイオスが、まさかそれと同じ事を考えているに違いないとまでは申しませぬが、その可能性も無くは無いのだということを、今回の案件の判断に加味した上で決断すべきだと進言いたします」



 ――やれやれ、ここに出て来た「ギリシャ(倭)人の医者」ってのはクロトン市出身のデモケデスって男のことだ。「クロトン市」ってのはギリシャ(倭)本土のもっと向こう、イタリアってとこにある植民市のことで、この男はそこを家出した後、アテナイ(山口)市やサモス(柔⑩)市に高額な専属医師として雇われたんだが、さらにひょんなことからペルシャ帝国のダレイオス王に見込まれ、スーサの都で「王室付きの侍医」ってのを務めるという、なかなか凄ぇ経歴の持ち主なんだが、この男も俺と同じように、やっぱり故郷に恋い焦がれ、嘘をついてでも大王のもとを逃れ故郷に帰ることに成功したというなかなかの強者つわものだ。


 まぁ、この男の生涯については、ヘカタイオスの野郎が簡潔な文章にまとめてやがったはずなんで、興味があるなら奴の本にでも当たってくれ。俺も細けぇ話までは覚えて無いんでな。……



    歴史家-ヘカタイオス著『〇〇』より


『イタリアの植民市・クロトンの出身である医者・デモケデスは気難しい父親と反りが合わず、家と故郷を捨てるやヘラス(大和)本土のアイギナ(壱岐)島に身を寄せた。彼はほぼ手ぶらであったにも関わらず、島の医者の誰より優秀と認められ、次の年にはアイギナ(壱岐)市から一タラントン(※約三千六百万円)もの年収で雇われるほどであった。

 そして彼の評判はこの島に留まらず、その次の年度には対岸のアテナイ(山口)市に百ムナ(※約六千万円)で引き抜かれ、さらにその次の年度には、エーゲ海を渡ってイオニア(浦上)のサモス(浦島)島に迎えられるに至る。

 当時のサモス(浦島)島はポリュクラテスという独裁者が支配しており、百隻の五十橈船と千人の弓兵隊を自在に率いて周辺の島々や対岸のアジア大陸の町々を攻め従がえると、エーゲ海の東側一帯に海上覇権を築いていたのであるが、この海賊王とも言うべきポリュクラテスは医者のデモケデスに二タラントン(※約七千二百万円)もの年収を支払って手許に置いたのである。

 以上が彼の前半生であり、ここまでの経歴だけで、「デモケデスが当時のヘラス(大和)世界で第一等の医者との評判を得ていた」としても決して誇張では無いとご理解いただけるだろう。


 しかし、ここでデモケデスの運命はさらに大きく旋回する。雇用主のポリュクラテスがペルシャ人のオロイテスに騙され無惨に殺された時、同行していた彼も捕まり奴隷の境遇に落とされたのである。

 このオロイテスというペルシャ人は、初代キュロス王の時にサルディス城の総督に任じられ、その後もリュディア地方を根城にイオニア(浦上)地方とプリュギア地方をも加えた広大な三地区を実力で支配していた男で、すぐ目の前の海で好き放題しているポリュクラテスを気に入らず、彼を甘言で招き寄せると謀殺して黙らせたのである。ただし、このオロイテスは、当時ペルシャ王の座を勝ち取ったばかりのダレイオスの存在を認めず、この沿海地方に独立しようとしていたため刺客を送り込まれ、ペルシャ人の親衛隊の裏切りにあい、彼らの手であっけなく殺されてしまった。

 こうして、オロイテスが所有していた多数の奴隷や多額の金品は全てダレイオス王の待つスーサの都へと持ち去られることとなり、その中には医者のデモケデスも含まれていた。彼は面倒ごとに巻き込まれるのを恐れ、自分が医者であることを隠していたが、とある事件が起きたことにより発覚することになる。

 事件というのは、ダレイオス王が野獣狩りに出かけ足を強く挫いてしまった時の事であるが、それまで重用していたエジプト人の医者達(※エジプト人は医術の分野では第一人者と評判だった)はかえって症状を悪化させてしまい、王は七日七晩一睡もできないほどであった。すると先の捕虜の中に名医が居るとの噂が流れ、足枷をされボロを纏ったデモケデスが王の前に連れて来られた。そして彼がギリシャ(倭)式の穏やかな治療法を王に施すと、完治を諦めていた王の足を元通りに治してしまったのである。


 この功績により、ダレイオス王の格別な侍医になったデモケデスは、王から莫大な財産や宏壮な邸を賜わり、食事の際には頻繁に陪席を許されるほど厚遇されたのであるが、唯一つ、生まれ故郷に帰れないことだけが不自由であった。

 そこでデモケデスはどうしてもヘラス(大和)世界に帰るため、初代・キュロス王の娘にして三代目・ダレイオス王の妻になっていたアトッサに取り入ることにした。ちょうどこの時、彼女は自分の乳房におかしな腫れ物が出来たのを恥じ、ダレイオス王にも誰にも相談出来ずに居たのであるが、密かに相談を受けたデモケデスがこれを見事に治すと、アトッサはこの医者のために寝床ねどこの中でダレイオス王に「ギリシャ(倭)攻め」を盛んに吹き込み、「その道案内には現地に詳しいデモケデスが居ります」などと繰り返し囁いてやったのだという。

 ダレイオス王はその時、ちょうどスキュティア(※黒海の北にある遊牧民の国)への大規模な遠征を企図していたが、この愛する妻の助言により「それも案外悪くはないか」と考え直し、エーゲ海方面に調査隊を派遣することにした。この任務には十五人の名だたるペルシャ人を指名するとともに現地に詳しいデモケデスを同行させ、「必ず戻って来い」と強く言い含めた上で送り出した。

 彼らはフェニキア(紫)地方のシドン市の港から出航すると、やがてエーゲ海に入り、ヘラス(大和)世界の主立った港や岬などを全て経巡へめぐり、その全土の入念な調査と偵察をしつつ王への報告書を着々と作成していった。この調査隊は、二隻の三段船(※最新型の軍船)の他に、ダレイオス王からデモケデスに贈られた豪華な品々を満載した荷船も率いていたが、これは故郷に錦を飾らせてやるため父親や兄弟への土産として彼に特別に持たせてやったものであった。

 しかしデモケデスは、生まれ故郷にほど近いイタリアのタラス市の港に着くと、当地のタラス王・アリストピリデスの協力を得てペルシャ人の船から身一つで脱走し、ついに生まれ故郷のクロトン市に帰ることに成功した。

 この約束違反の裏切り行為に憤慨したペルシャ人たちは、タラス王から釈放されるとすぐさま、ダレイオス王からの命令を違えぬためにも、諦めることなくデモケデスの後を追い、船団をクロトン市の港に入れた。そして広場アゴラでたまたま彼を見つけたため、人目も憚らず捕えて行こうとしたのであるが、これを見咎めたクロトン人たちによって妨害されることになる。一部の人々はペルシャ帝国の力を恐れデモケデスを引渡そうとしたが、他の人々はペルシャ人が抗弁するのも構わず棒で殴りつけ、デモケデスを救い出してやったのである。

 散々な目に遭ったペルシャ人たちは、後日の報復を示唆しつつ「デモケデスを返せ」とクロトン人を脅したが、クロトン人の多くはこれを無視したあげく、豪華な品々を満載した例の荷船をも取り上げた上で、ペルシャ人の軍船を港から追い出した。おかげで、案内役のデモケデスを失ったペルシャ人たちは、やむなくこの調査を中断すると這々の体でアジアへ帰って行ったという。


 こうして医者のデモケデスは、ダレイオス王とペルシャ人の手から逃がれることに成功し、念願の生まれ故郷・クロトン市に帰ることが叶うと、当時最強を謳われた闘技士・ミロス(※オリュンピア(高千穂祭)やピュティア(飛鳥祭)の格闘競技で通算三十三回も優勝したという)の娘を妻にもらうなど、幸せと名誉に包まれた後半生を過ごしたのであった』



 ……で、話を戻すが、このデモケデスって医者がスーサの都に居たのはスキュティア遠征(※十数年前)のもっと前のことだから、俺がここに来た時にはもうとっくに故郷に逃げ帰った後で、奴の顔を見たことも無かったりするんだが、まさにこの俺の境遇に瓜二つだったって事で、密かに「先輩」と呼んで勝手に親近感を覚えてたりもしたほどだ。

 まぁ、大王やペルシャ人たちがギリシャ(倭)人のことを嘘つきだ何だって思ってる原因の一つは、明らかにこの男の逃亡劇のおかげだったりもするんだろうけどな。

 それによくよく考えてみりゃあ、俺はこの「先輩」のおかげで、おそらくえれぇ迷惑を蒙ってる。この俺がスーサの都にずっと留め置かれ、故郷に帰るのをただの一度も許可されねぇってのも、俺のお袋をずっと人質代わりにここに同居させられてんのも、何もかもこの「先輩」のせいだと言っても過言では無いんだろうからよう、ったく。

 つまり、このお医者さんさえ居なけりゃ、俺への警戒ももっと緩かったはずで、「本当ついてねぇや」と嘆くしかねぇんだが、ペルシャ人の側から見てみればきっと十分に教訓は活かされてるってな訳で、さっき大王の弟が「昔を思い出せ」って助言してたのもつまりはそういうことだ、「二の舞になるな」って改めて警告してやがるんだ、ったくよぉ。


 まぁ、つまらねぇ愚痴はいい加減これまでとして、とにかく大王の弟・アルタバノスの反論はまぁ想定内だ。この男はどんな案件でも慎重な助言をするのが役目みてぇなもんだからな。あの大失敗に終わったスキュティア遠征の時にも、「中止べきだ」って何度もしつこく異見してたって話なんで、ダレイオス王もこの弟にだけは好きに反論する権利を与え、むしろそれを期待してるってとこがあるようだ。

 だから、この件についても大王が軽々に決断しちまわぬよう、「とりあえず反対の意見も敢えて述べとくか」ってなとこもあるはずだ。


 だからどちらかってぇと、本当の問題は次の助言者だ。相変わらず顔も身体も暴力的なまでに美しい女。こいつも反対意見を重ねるようなら、大王の考えもそっちに大きく傾くに違いねぇんだからな。――



    王女-アルトゾストラ

「全世界の王たる偉大な父上、まだ若輩者のわたくしめの意見をご聴取下されること、誠に嬉しく思います。おそらくは、諜報機関においてこの者と顔見知りであることも考慮されてのことかと存知ますが、父上が誤った選択をなされませぬよう、縁故に捉われずわたくしなりに鋭き意見を述べられるよう心がけまする。

 さて、わたくしはこのヒスティアイオスの提言を、必ずしも悪くはないのではと考えます。といいますのも、『夷を以て夷を制す』を良策とするならば、イオニア(浦上)人の不始末を片付けるのにわがペルシャ人の血をいたずらに流させるのはもったいなく、同じイオニア(浦上)人であるヒスティアイオスに後始末をさせることが最も理にかなうからです。この者であれば現地の事情によく通じておりますので、最も効率的に反乱を潰していくこともできましょうし。

 もちろん、叔父上のおっしゃる通り、この者が任務を放棄して逃げ出すという可能性も無きにしも非ずでは御座いますが、その件に関しましては諜報機関から『目』や『耳』をこの者に張り付かせ厳重に監視するという手もございます。また、この者には母親が一人おりますが、このスーサの都に暮らしておりますので、もしもこの者が怪しげな動きをすれば自分の母親を見捨てることになりますので、愚かな事はまずしないでしょう。わたくしが知る限り、この者はなかなかに母親想いですから、自分の我が儘を母親の命より優先させることは無いと期待できます。

 また、聞くところによれば、この者はもう十年以上も故郷に帰っておらぬとのこと。であれば、この者に温情をかけ、久方ぶりの故郷で存分に活躍する機会を与えれば、本人も大いに満足し、反乱を鎮圧してスーサに再び戻って来て以降は、より一層の忠勤に励むことをも期待できましょう。

 ゆえに、結論を申し上げますれば、彼の提案はとされて然るべきかと」



 ――この女、お袋のことをやたら人質もの扱いしやがるのは気に入らねぇが、でもなかなか良い感じで喋ってくれてはいやがる。日頃、さんざんおべっかを使ってきた甲斐もあるってもんだぜ、ったく。俺はお袋や故郷くにの話をちょいちょい出して、同情を誘うような姑息な演技をそれとなくやってたからな。

 ぱっと見、美人過ぎて取っ付き悪そうではあるんだが、やっぱ女はなんだかんだ言って優しいとこがあるよな。むろん、そいつにつけ込むってのは最低と思わねぇ訳じゃねぇんだが、まぁこの程度ならお互い様だろうぜ。


 いずれにせよ、このお嬢はダレイオス王にかなり可愛がられてるからな、こいつが俺の提案に賛成だってんなら、大王の結論も大いに期待して良いはずだ!……と思ったんだが、そいつはやや消化不良なものだった。――



    大王-ダレイオス

「ヒスティアイオスよ、汝の忠誠は誠に好ましいが、今回の件は慶ばしきことにさほど深刻に憂慮するほどの規模にはあらず。ゆえに、朕の秘蔵たる汝をわざわざ辺境に遣わすほどの大事にはあらず。

 重臣どもの中には、汝が『暴徒どもの一味である』と疑う者もあったゆえ、先ほどは敢えて端折ったが、わが耳に届いた最新の情報を汝にも教えておくこととしよう。

 それによらば、反乱軍どもは結局サルディス城を落とせはせず、わが弟・アルタプレネスも健在なり。わが弟らは反乱軍が退いたのを追いすがり、イオニア(浦上)のエペソス(柔④)なる場所で散々に打ち破ったそうな。また、これに加担したアテナイ(山口)人やらエレトリア人(出雲松江)やらも尻尾を巻いて、海の向こうへ散り散りに逃げて行ったというぞ。

 であれば、後は反乱に加わった町や港を順に攻め落とせば良いだけのこと、汝の手を煩わせるほどの事態にはあらず。ゆえに、結論を言い渡す。汝には現地に赴く武将どもに、イオニア(浦上)人の町や港を攻めるにあたっての有益なる助言をしてやってもらいたい。汝であれば敵の弱点を誰より存知ておろう。

 以上であるが、他に何か申すことはあるか?」

    主役-ヒスティアイオス

「ご、ご命令とあらば、それはむろん、喜んでお引き受けいたします。されど大王陛下、お味方の損害をなるべく少なくするためにも、このヒスティアイオスめが自ら現地で指導するなり助言するなりしたほうが、遥かに効率もよろしいかと愚考いたす次第でありますが」

    大王-ダレイオス

「なるほど、それもそうではあるな。……ならば、この反乱がこれ以上大事になるようであれば、汝を現地にくだすことも考えよう。ゆえに、改めて命ずる。出向の命令あらば、すぐさま発てるよう、準備を万端に整えておれ。それまでは、汝はこのスーサにて待機し、朕に有益なる助言をせよ。では下がれ」

    主役-ヒスティアイオス

「……かしこまりました」



 ――かくして、俺の希望は半ば叶い、半ば叶わなかった。「なま焼けのパン」ってな感じで、美味いんだか不味いんだか良くわかんねぇような気分だぜ、ったくよう。

 まぁ、危惧してたことではあったんだが、やはり大王やペルシャ人は俺の動きをかなり疑ってるらしいってことが改めて知らされたって感じか。やれやれ、「先輩」のアレがやっぱかなり効いてやがるのか? というより、そもそも俺の代理人が「反乱の首謀者」だってんだから、疑われて当然ではあるんだがよう、ったく。


 とはいえ、だ。微妙なとこではあるんだが、なんとか望みを叶えられそうなとこにまでは漕ぎ着けたとは言えるよな。なにしろ「この反乱がこれ以上大事になるようであれば、汝を現地にくだす」ってな言質はいただいたんだからよう。

 あとは、せいぜいアリスタゴラスらに頑張ってもらって、イオニア(浦上)での反乱をもっとややこしくしてくれるってのを祈るのみだな。大王やペルシャ人は簡単に片付くって思ってるらしいが、そうは問屋が降ろすとは限らねぇ。なにしろ、本土のほうからも援軍があるってんならもっと泥沼化する可能性だってありやがるしな。そうすりゃあよぉ、念願の故郷へ帰ることだってついに出来るんだからな!


 ったく、他人任せばっかで嫌んなるが、とにもかくにも頼むぜ、本当によう。――



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