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02

「いい加減機嫌直してくださいよ!」

「なにがそんなに楽しいわけ?」

「そうじゃなくて……」

「じゃあなに? なんで笑っているの?」


 謝罪をするわけでもなくヘラヘラとしているだけ。

 なにがしたいのか分からない、どちらかハッキリとした態度を取ってほしい。


「先に行くわ、鍵を忘れないで」

「わぁ、待ってくださいよ!」


 もうこうなったら早く目標を達成してもらうしかない。

 そうすればこんな下らない気持ちなんて捨てることができるから。

 けれど急かしたら確実に怪しまれる、結局できるのは静観することだけ。


「おはよー……あれ? どうしたの?」

「おはよ。なんでもないわ、あれは気にしないでちょうだい」

「そういうわけにもいかないよ、だって距離感が気になるもん」


 たったあの数分しか見ていないのにそんなに分かるのか。

 表にそんな出していたのかと今更ながらに驚いた。


「どうしたのあずさちゃん」

「その……昨日調子に乗ってしまいまして……それで姉さんが不機嫌に、ということですね」

「ここまでってことは凄いことやっちゃったんだね」

「違いますよっ、聞いてください! 私の寝込みを襲おうとしたからちょっと姉さんの真似をして正しいことを言っただけなんですよ!」

「え゛……ね、寝込みを……ごくり」

「勘違いしないでちょうだい、ただ顔を見ていただけなのよ私は」


 ……実家にいた時の私は露骨すぎたのだ。

 それで母か父かに気をつけろと口酸っぱく言われたのだと思う。

 だから寝たフリなんかをしてこちらを試していた。

 そこにまんまと自分が食いついて、見事に動揺、逆ギレという哀れな結果になっただけ。


「いいやあれは違いますよっ、絶対にキスしようとしていましたからね!」

「違うわよ」

「絶対にそうです!」

「……なら来なければ良かったじゃない。もういいわよ、顔も合わせなければ解決じゃない。あなたは大森さんの家にでも住めばいいんじゃないの?」


 大森さんがいるから押せると考えているんだ。

 実際、それは限りなく私に効果があった。妹の言っていることはなにも間違っていない。


「なんでそうなるんですかっ、姉さんがやっているのはただの逆ギレですよ!」

「なら――」

「まあまあ、ふたりとも落ち着いて。別に私の家で生活するのはいいけどさ、喧嘩したままは駄目だよ」


 彼女がいてくれて助かった。

 これ以上傷が広がる前にこの場は謝罪して丸く――と考えていたのに。


「気持ち悪いのでやめてください」

「ちょっ、あずさちゃん!?」

「姉妹でそういうの、有りえないですから」


 そう言われた瞬間にかっとなって彼女のを――ではなく自分の腕を叩いてから去ることにした。

 ……どうせ元々分かっていたことだ、気持ち悪い? 自分が1番思っている。

 でも……どうしようもなく悲しくてトイレに逃げ込んで個室にこもった。

 こういう展開にならないよう隔離処置として私を追い出したんじゃないのか。

 どういう話し合いがなされたのかは分からないが、なんでまた同じようなミスを犯そうとするのか。

 そして実際にそういうことをしたというわけではないのに、気持ち悪いとまで言う必要があるのか。

 嫌われたくないと願っていたのに、それはたった2日目にして終わりを迎えた。


「友希那さん。ごめんね、ここに急いで入っていったって聞いたから」


 涙をグシグシと拭って扉を開ける。


「ごめんなさい、変なことに巻き込んでしまって」

「ううん、私は大丈夫だけど……その、友希那さんの方がって思って」

「私なら大丈夫よ。さっきはいきなりお腹が痛くなって急ぐしかなかったのよ」

「嘘つき。だって目が赤いもん、それに涙の跡があるよ?」

「……分かる? はは……ごめんなさい」


 妹以外の子に初めて頬になんて触れられた。

 柔らかくて熱くて優しさに満ち溢れていて、彼女の指を新たに出た水滴が伝っていく。


「……家に来る? 解決にはならないかもしれないけど、いま顔を合わせたら辛いよね?」

「大丈夫よ。それよりあなたにその気があるのならあずさを……」

「分かった、後で教室に行ってみるね。とりあえずここから出よ? 狭いところにいると苦しくなっちゃうよ」


 まだ手も洗っていないのに彼女は私の手を引いてトイレから連れ出してくれた。

 妹にとっては大森さんみたいな姉の方が良かっただろう。


「あ、ハンカチで拭くわっ」

「いいよ、汚いわけじゃないんだから」

「そういうわけには……いいから」

「……分かった、それじゃあよろしくね」


 丁寧に拭いていく。

 幸いこれはまだ使用していないから雑菌が付着しているということもない。

 誰かに迷惑をかけたくない、隙を見せたくない。

 特に距離が近い同級生なんかには……。


「もういいよ」

「……ええ」


 しかもクラスメイトなのがもっと問題だ。

 このままどうにか同じ距離感でいられる秘策とかはないだろうか。


「ねえ、友希那さんは女の子が好きなの?」

「……そうよ」

「それって――」

「わ、分かっているわよ気持ち悪いことは……だからもう言わないでっ」


 弱みを見せたくない。

 グイグイと踏み込んできてほしくない。

 別にいい、ずっと孤独だってなんででも。

 どちらにしても理想の姉になどなれないのだから無駄な話なのだ。


「待ってっ、私は――」

「いいわよ、さっきはありがとう」


 しかし、その気持ちが悪い姉によく手を繋ぐことを求めたりしたなと思う。

 抱きしめだって求めてきていたのに――単純に全部罠だったとか?


「憂鬱……」


 新学期からこれとか話にならない。

 学校という場所が一気に楽しくなくなった気がした。




「友希那さん待ってっ」


 なんか全部が罠にハメるための計算に見える。

 思えば彼女が近づいてくる理由ってなんだろう、全然知らないのにいきなり名前呼びだし。

 それってやはりこっちの性質を利用して振り向いたところを落とすという作戦なんだろうか。


「待ってってば!」

「なによ」

「一緒に帰ろっ。ほら、あずさちゃんと合流したらまた友希那さんが傷ついちゃうかもしれないし」

「大丈夫って言ったでしょ。私はあの子より歳上なの、仲が悪くたって普通に生活できるわ」


 面倒くさいのは食事と入浴か。

 もったいないし栄養も偏るがスーパーで出来合いのものを買っていくのも有りかもしれない。

 入浴は朝早くに起きて入るとか色々とやりようはある。


「というかさ、ふたりきりで住んでるの?」

「そうよ」

「本当に気持ちわるいなんて思っているのかな? そんなこと思っているならそもそもその人と住もうとなんてしないと思うけど」


 私だって最初はそう考えていた。

 春休みにやって来て、また一緒に生活できるのだと喜んですらいた。

 が、結局それは妹の我慢の上にあったわけだ。

 なのに私はそんな架空の、妹の我慢や努力によって作られていたものとは知らずに馬鹿みたいに……。

 とはいえ、分かったいまとなっては気をつけるだけ。


「さあ、気が変わったんじゃない? 大森さんは変なことを気にしていないで早く帰りなさい」

「心配だよ!」

「いまだけよそんなの。あなたはきっと優しいんでしょうね、だから困っている人がいたら放っておけない。自分が損すると分かっていても手を差し伸べてしまう……悪いことは言わないから私にだけはやめておきなさい」


 1年生の時のメンバーみたいに、私をひとりでいるのが好き扱いしてくれればいい。

 誰だって面倒くさいことになる人間となんていたいと考える人はいない。


「なんで付いてくるの、もしかして私のことが好きなの?」

「好きだよ! あ、普通にお友達としてだけど……」


 昨日友達になってもらったばかりだというのに、その相手をたったこれだけの時間で好きになるとかあり得るのだろうか。それともこれも優しさ? 気持ちが悪いと拒絶されたのを目の当たりにしているからせめて友達としてはとか考えて発言しているの?


「私、こんな時でも真面目に授業を受ける友希那さんが好きだよ。うるさくしないところやちゃんとお礼や謝罪をできるところが好き。美人なのが好き!」

「……やめなさい、気にするだけ無駄よ」

「だったら泣くなよ!」

「あ、あなた……あ、私だって人間だもの、泣くことくらいあるわよ。お腹が痛かったのよ」


 これからのことを考えたらあの入学式の日みたいに気持ち悪くなった。

 だって絶対親に連絡がいく、そうなったらせっかく離れることができたのに受話器越しとはいえガミガミブツブツチクチクと悪く言われるに違いない。

 それが嫌だから追い出されたのは感謝していたというのに、馬鹿な両親がまた絶対に問題が起きると分かっているのに妹をよこしてきた。

 こんなことってあるか、だったらなんで追い出した、逆に妹だけをひとり暮らしにさせておけばいつだって私に文句を言えて満足できたでしょうにって、内側がどんどんゴチャゴチャになっていく。


「……とにかくさ、今日は家に来なよ」

「ごめんなさい」

「もうなんで!」

「あずさのこと頼んだわよ」


 力なく家まで帰って鍵を開けると、既にあずさが帰ってきているようだった。

 リビング、トイレ、お風呂場、その全てにおいて存在を確認することはできなかったが。


「よく見たらシューズがない……どこかに行っているのね」


 悪いとは思いつつも部屋の中を見たらだいぶなにもなかった。

 この瞬間に我慢した説が本当のことになり、申し訳ないことをしてしまったなと罪悪感がこみ上げてきたが……結局そんなことを思ったところで迷惑をかけたことには変わらない。だから気にしないでごはんでも作ることにした。


「自分のためだけに作るって面倒くさいわね」


 食欲もないしいらないかも。

 水分摂取さえ怠らなければ死ぬことはないからお風呂に入ってまだ全然早いものの寝ることに。


「無事ならいいけれど……」


 あの学校には女の子しかいないからあまり危険性は存在していない。

 だけどせめて泊まっている子の情報くらいは書き置きとして残してほしかったなとそう思った。

 

「友希那さん!」

「えっ」


 リビングに戻ったタイミングで窓の外から彼女の声が。

 慌ててパーカーを羽織ってからカーテンを開けると、満面の笑みを浮かべた彼女が立っていた。

 カララと窓を開け、そこに座る。彼女はなぜか「わっ、み、見えちゃうよ」と慌てていた。


「よく家が分かったわね」

「うん、あずさちゃんに聞いたから」

「へえ……そのあずさはやっぱりどこかに行っているのね?」

「ううん、玄関の扉の前に体操座りしてるよ!」


 躊躇なく外に出て確認してみたら確かにそこにあずさの姿が。


「とりあえず中に入ろう! 色々際どいからっ」

「そうね」


 連れてきてくれたようだけどここからどうすればいい?

 これまでのことを謝罪、土下座でもすれば満足してくれるかしら。


「もうっ、女の子なんだからもっと気をつけて!」

「ご、ごめんなさい……」

「それでもうごはんは食べた? 食べてないなら私が作るけど」

「食べたわ、だから――」


 ありがたいけど結構よと言おうとしたら、


「嘘つき……調理した形跡もないですし、匂いしてないですよ」


 ぴしゃりと彼女に当てられてしまった。

 しかしここは年上の私、「……す、スーパーで買ってきたもの」と嘘に嘘を重ねる。

 が、「姉さんはそんな無駄遣いしません」とすぐに返されてしまった。


「食べてないんだね……もしかして食欲がないの?」

「もう食べたわよ! 余計なことしないでちょうだい!」

「友希那さん……でも食べなきゃ駄目だよ、力が出なくなっちゃう」

「あずさにだけ作ってあげて、私はちょっと出てくるから」


 駄目だ、気持ちが悪くて仕方がない。

 なんたって全然仲良くもない同級生の子にごはんを作ってもらわなければならないのか。

 あのふたりが見つけられない場所に、遠ければ遠いほど理想の場所になる。


「はぁ……はぁ……自分の体力の無さを忘れていたわ」


 授業の時と違って全く考えなしで走ったせいですぐに疲労。

 おまけに、


「こればかりは私の方が上ですよ、私が唯一姉さんに勝てることです」


 足の速さだけは彼女には勝てない。

 あんな体勢で座っていたくせにどんな反射能力だと嫌になった。


「なだれさんから聞きましたよ、トイレで泣いていたって」

「お腹が痛かったのよ」

「はは、まだ続ける気なんですね」

「いい加減にしてくれる? さっきだってなにも知らないくせにごはんを食べていないとか言って!」


 荷物を持って出ていこうとしたくせになに悠長に戻ってきているんだという話。

 

「知っていますよ、だってあなたは事実スーパーの出来合いとかで済まさないですよね?」

「いいじゃないっ、なんで気持ちが悪い相手の心配なんかするの」

「違いますよ、なだれさんがせっかく優しくしてくれているのに意固地になっている場合じゃないと言いたかっただけです。いつものあなたなら分かっているはずなんですけどね、それくらいのことは」

 

 そのいつもを壊したのは自分なのにまるで他人事みたいに……。


「そう、私はあなたと違って優秀じゃなかったから分からなかったわ。へえ、あれが優しさなのね、学べるいい機会になったわ。どうせ信じても無駄よ……絶対にいつかは去るんだから――」

「なだれさんを舐めないでください、それになに勝手に悲観しているんですか」

「離しなさいよ」

「嫌です、あなたが馬鹿を言っているうちは離しません」

「離せ! 気持ちが悪いと思っているなら触れたりしなければいいでしょう!?」


 ざわざわと周りが騒がしくなる。

 まず間違いなくこちらの方が騒がしいのは明白ではあるが、引けないところなんだここは。


「はい、気持ち悪いですよ」

「だったらっ」

「でも、それとこれとは別の話です。なだれさんに迷惑をかけてどうするんですか!」

「頼んでなんかないわよっ」


 妹は私の頬を叩いて睨みつけてきた。

 今朝の大森さんとは全然違う、そこには痛さしか微塵も存在しない。

 愛がない、本気で拒絶されている、もういたくない、離れたい。

 彼女が出ていかないと言うのなら自分が出ていくしかない。


「出ていくわ」

「はい? 出ていくってどこにですか」

「知らないわよそんなの。もう嫌なのよあなたの顔を見るの。いいわよね、だってあなたもそう思っているんでしょう? だから――いつからあなたも両親のようになってしまったのかしらね」


 言葉だけでは聞かないと判断したのかよくパシンパシンと叩いてきていた。

 妹と喧嘩した時だって事情すらろくに聞かず私の方だけ叱る、叩く、家から追い出すは普通のこと。


「……所詮子どもです、自分でお金を払うこともできない弱者。なのにどこまで勝手なんですか、ひとり暮らしをさせるのがどれだけ大変か分かっていますか?」

「いいわよね、あなたは大切にされて。こっちなんかなんでいるのとすら言われたことがあるのに。だから追い出されて良かったのに、あなたが来るから狂ったじゃない。なのにここからすら居場所を奪うというの? どうせ地元だし距離だって近いんだから実家に戻ってよ。なんでも言って同情を引けばいいじゃない、それで家族一緒になって私の悪口でも言っておけば? 結局あなたも両親と一緒なのよ……なにも分からないのよこっちの気持ちなんて!」


 掴む力が弱くなったので荷物を取りに行くために戻る。

  

「あ、おかえりっ、ごはんできてるよ」

「出ていくわ」

「えっ!?」


 あの両親が送り出したんだからあずさが出ていくなんてことになったら私はどうなるのか分からない。

 だからこっちが自由に行動してやる、お金は……ちょっと使わせてもらえないと厳しいけれど。


「待ってよっ、どこに行くの?」

「分からないわよそんなのっ。でもしょうがないじゃない……私は誰からも必要とされない、家族からだって! だからあなたも……なにやっているのよ」

「そんなことないって伝えたくて。でも言葉じゃ届かないでしょ?」

「……やめておいた方がいいわよ、そんなことしたってあなたにメリットがないじゃない」

「メリットとかどうでもいいよ。放っておけないんだもん」


 なんだろう、この子の行動力は。

 そんなホイホイ面倒事に首を突っ込んでいたら損しかないのに。


「家に来なよ」

「……甘えてしまうからやめて」

「いいよ、どんとこいだよ」

「お金だって払えるわけじゃないもの。それにあなたの両親が許可しないでしょう?」

「家にいるのおじいちゃんとおばあちゃんだから。両親はもういないんだ」

「え……」


 私より重そうなのがきた。

 嘘でしょ……だからこそこの優しさってことなの?


「あ、そんなに重くに捉えないでね? ふたりともどこかに消えちゃったからおじいちゃんの家に住ませてもらっているだけ。ちなみにね、おじいちゃんおばあちゃんと言っても全然若いんだよ? いまから行こうよ、見せてあげる。私、友希那さんが驚いた顔が見たいなぁ」

「……Sなの?」

「ううんっ、単純な興味! ほら、ごはんをタッパーにしまって行こうよ! 行ってくれなかったからここでキスするからね! それは嫌でしょ?」

「……分かったわ」


 一応妹に書き置きを残す。

 迷惑をかけたこと、1日だけ大森さんの家にお世話になること、そこから先はよく分かっていないこととか全部。


「はは、あずさちゃんが好きなんだね」

「なんでよ……これのどこからそんな……」

「だってなにも書かずに出ていくこともできるのにそれはしないから。というか字奇麗だね、顔も奇麗だけど」


 あずさが持っていないだろうから鍵を開けたまま外に出る。


「ここだよ」

「えっ、ち、近いわね」

「うん、入ろ?」

「……うっ」


 なかなか進むことができない。

 そうでなくてもコミュニケーション能力がないのに全く知らない人の家にお世話になるなんて。

 いやまだ断られる可能性もある、そうであればいっそのこと割り切れるわけだけれど……。


「どうしたの?」

「怖い……それに迷惑かけるからやっぱり……」

「ぷふっ、あ、ごほんごほん……その友希那さんが見られただけで十分だよ」


 ……やはりSだ、可愛い笑顔を浮かべているのになんか怖い。

 朝のあの慈しみに満ちていた柔らかいあの子はもういないんだ。


「帰るっ――」

「だーめ、ほら行こー!」

「あー! 助けて誰かー!」


 ――が、彼女の力が強くて駄目だった。

 数十秒後にはリビングで座らされていた。

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