表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

5/32

初期設定!!その2

前回のあらすじ


性別:女


祷「なんでだァァァァァァァァァ!!!」


*今回は説明回になっています。情報量が多いと思いますが、ご理解お願いします。

大丈夫です。私も詰め込みすぎて覚えきれていないので。

※8/15 MPとHPのステータスを追記

※8/15 HPの表示を削除、ステータスについての説明を変更、追加。

※8/16 ステータスについての仕様を大幅変更。

それによりアビリティの効果を変更、削除。

※8/23 ステータス表示に型を追加。

※8/24 大天使→大天使(アークエンジェル)に修正

はい! 二度目のGMコールです!!

なんで俺は男キャラで出来ねぇんだよ!!

可笑しいだろ!! このままだとやべぇんだよ!

俺と綾乃さんが現実と同じ調子でいてたら周りから見ると百合の花が咲き乱れちまうわ!!



『……先程のマツリさんですよね。もしかしてまた(・・)、ですか』


「はい! またなんです! もう一度お願いします!!」


『そうは言われましても……規則としてリセットは一度までなんですよ。何度もやると現実の身体への負担が凄いので大変なことになってしまうかもしれないんです』


「そこをなんとか……!! 安〇先生も諦めたらそこで試合終了って言っているじゃないですか!!」


『でもですね、終わった時にわかるでしょう。これが正しいか、正しくないか。正しくなかったと思い知らせてやりましょう。とも言っているんですよ。あなたも正しくなかったと思い知ってしまいますよ』


クッ……! 同じ安〇先生の名言で返されれば言い返せない……ならば……!


「GMさん! もう一回やり直したいです!」


『なにバスケがしたいです風に言っているんですか。駄目です。もしそんな事をしたとバレたら僕の首も飛びます』


絶対に折れないという強い信念を感じる……

よろしい、ならば戦争だ!


──約十分後──


負けた……完全敗北だ……


最後には言いくるめられて逃げられた……


あそこまで言われたらしょうがないしもうこれで行くか……


『第一あなたの身体が脳と永遠に泣き別れする事になるかもしれないんですよ!? あなたがゲームの中で勝手な行動をして親御さんを悲しませたらどうするんですか! それに、そんなことになったと世間にバレたら責任は取れるんですか!? 多分あなたの一家が大変なことになりますし、私たちの会社も潰れます!! そんな事になれば世の中大混乱じゃすみませんよ!?

それでいいんですか!? 責任を取ろうにもあなたはもう話すことも出来ませんし全部親御さんが背負うことになるんですよ!? それに、私たちの会社の社長たち役員も路頭に迷うことになります!! だから絶対にしません! 良いですか!? 分かりましたね!? そういう事なのでそれでは!』


って言われたからなぁ……。流石に会社とか家族とか言われたら無理よ……。なんか取り調べ受けてる気分になったわ……


閑話休題


『スキャンが終わったので身体のメイキングに入ります! 髪色などを変えていってください!』


タビィがそう言うと、俺のアバターが画面の左側に出現し、右側に髪色、身長、横幅、おっぱ──胸の欄が並んである。


髪色を黒色の中に赤が混じったものにし、身長と横幅はそのままにしておいた。


……ここだけの話、胸のサイズは弄れなかった。ただサイズが書いてあるだけだったので、世の女性方はこれを見てショックを受けるか喜ぶかの二択だと思う


──俺は男なのでなんとも思わなかったが。


あと今まで触れてこなかったが、声の高さが変わっている。なんて言うか……普段より高いけど幼いという訳では無い声になっている。


……そうだよ! 女声だよ! でもまだこの体から俺の地声が出てきたら怖いよな、そりゃ。なんか良くはないけどまあ良しとしよう。



    【メイキングを終了しますか】


        《Yes》 《No》


という画面が出てきたので、俺は《Yes》の方をタップした。

すると、タビィが話し出した。


『わぁ! 可愛らしい姿になりましたね!』


うるせえやい! 今の俺に言うとか死体蹴りもいい所だわ!!


『次に、PP(パラメーターポイント)を振っていただきます。ポイントが振れるステータスはSTR(攻撃力)VIT(防御力)AGI(敏捷性)DEX(命中率)INT(知力)があります。

これらはポイントを振っていただいた結果によって、いわゆる“型”が決まります。

例を挙げると、AGISTR型をするにはAGIとSTRにポイントを40ずつ振って、他のもので20ポイントを分ける、といった感じです。その場合、ステータスに《敏捷攻撃型》という表示がつきます。

また、分かりやすいようにステータスに★をつけさせて頂きます。

この星は、五段階で表記され、一つの星は20PPを表します。

なお、レベルが上がる度にPPが貰えたりはしません。ただPPを振り直しをすることは可能です。

その他にもMND(精神力)CRI(クリティカル率)CHA(魅力)LUK()があります。しかしこれらはアクセサリーなどで底上げできますが、ステータスには表示されることはありません。いわゆる隠しステータスです。では、PPを100差し上げますので、好きに振ってください』


なるほど……一応全部に満遍なく振るか。

AGI極振り〜! とかやってランダム種族でドワーフとかでても困るしな。


いや本当にそれだけは困るな……


という事で、俺は20ポイントずつ振ることにした。

どうやら俺のステータスには《汎用型》と表示されるらしい。


『では次に、種族の設定をします。

種族は人間種、亜人種、魔物種の三つに別れています。人間種は人間種しかありませんが、出身都市を選択することができます。出身都市によってステータスが変わります。

亜人種はエルフ、ドワーフ、ピクシーなどが代表的です。魔物種はスライム、オーク、ウルフなどが代表的ですが、ランダムを選択して頂くと種族がランダムに選択される代わりにレア種族になる可能性があります。もしかしたらユニーク種族になれるかも……!?』


ふむ……。ここはユニーク種族を求めてランダムを選ぶか。思い立ったが吉日! 俺は即決で【ランダム】を押した。すると、


ドゥルルルルルル……というドラムロールがなって、ジャン!という音とともに目の前に種族が出現した。

    

【ユニーク種族:大天使(アークエンジェル)


「よっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」


来たぜユニーク種族! とうとう俺の時代が……!!

種族がユニークならこの姿もノーカンだな!ノーカン!!


『最後に、職業を選択してください。職業は後からクエスト等で入手する事も可能です。また、マツリさんはユニーク種族、大天使なので専用職を選択できます』


ユニーク種族専用職!! いやー! いい響きですねー!!


それにしてもどんな職業なのだろうか……


【光に導く者】

 人々を正しき方向に導く心優しき天使。


 ・パーティメンバーのHPを毎秒0.5回復

 ・パーティメンバー死亡時、MPを100消費して

  3回まで蘇生可能。

 ・HPが60%以上の時、即死しない

 ・HPが10%以下になった時、全ステータスを

  +40する。


うせやん……。強すぎじゃねぇか……

GMさーん!! 調整ミスってますよー!!

これ絶対最初に手に入れちゃまずい職業だよね!?


お、おい信じられるか……!? 今からこれが俺の職業なんだぜ……!?


俺は迷わず【光に導く者】をタップした。


   【光に導く者でよろしいですか】


       《Yes》 《No》


ここでも迷わず《Yes》を選択。すると、タビィが話し出した。


『これで全設定を終了しました! それでは、ヴァリアスワールド・オンラインをお楽しみ下さい!!』


タビィのその声を最後に、俺は光に包まれた。



────────────────────────

PN:マツリ


性別:女


称号:─


種族:大天使(アークエンジェル) Lv.1


職業:光に導く者 Lv.1

  

  人々を正しき方向に導く心優しき天使。


【職業アビリティ】

 

 ・パーティメンバーのHPを毎秒0.5回復

 ・パーティメンバー死亡時、MPを100消費して

  3回まで蘇生可能

 ・HPが60%以上の時、即死しない

 ・HPが10%以下になった時、全ステータスを

  +40する。


【装備】


武器:天使の剣(エンジェル・ソード)←New!


頭:天使の輪 ←New!


胴:天使の装束〈上〉←New!


脚:天使の装束〈下〉←New!


足:天使のブーツ ←New!


アクセサリー : ─


【ステータス】

MP:120


《汎用型》

STR:20 ★

VIT:20 ★

AGI:20 ★

DEX:20 ★

INT:20 ★


【スキル】


SP(スキルポイント)

《浄化》《慈愛の一撃》《堕天化》



【ステータスにおける星についての説明】


システムに★を組み込ませてもらった理由としては、前のステータス表示のままだと設定が破綻しそうだった、というのもあってレベルが上がってもステータスが増減無し、というふうに変更を加えた事があるからです。(ステータスとレベルを完全に別物にする為でもあります)


なぜなら、いきなりSTRが20って言われてもピンと来ない気がするんです──私は来ない派です。それで、★表示で、見やすく?なったかはわかりませんがそのステータスに“特化“しているという事を表しやすくしようと思った運びです。

つまり、このゲームはステータスがものをいう物ではなく、あくまで補助的な役割だと思っていただけたらいいかと思います。

ちなみに主人公は★が1つづつなので平均的なステータスと言えます。


長々と申し訳ございせんでした。



やっと初期設定終わりました!

次からいよいよ冒険!!

今回は少しパロディが入りましたが…大丈夫ですよね?もしあれでしたらご連絡下さい。


四話も読んで頂き、また評価していただいて、本当にありがとうございます!


これからもよろしくお願い致します!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] タビィの『わぁ! 可愛らしい姿になりましたね!』に思わず吹きましたwww (;´∀`)
[良い点] 大天使キタコレ!!もうこれだけで無双だ!(対プレイヤーに きっと見た目も天使なんやろなぁ…… [気になる点] 綾乃ちゃんはどんなキャラになってるのかなー(`・ω・´)わくわく [一言]…
[良い点] 現実のゲームで自キャラを女にすることは、あるが強制的にしかも感覚があるゲームで女にされるのは…… 最初から主人公に同情したくなる展開ですね。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ