五話:創造の女神
ここは夢の中?違うのかな?少し暖かい
「聞こえる?」
何か銀髪碧眼の女性が私に話しかけてきた。誰だろう。
「聞こえる。聞こえるよ。誰?一体誰なの?」
「あっ。ごめんね。急に呼んだりして。私は天津風楓。創造の女神よ。ユティクではアマツと言えば分かりやすいわね。」
私は「そうなんですか?女神様が私に何か用ですか?」と聞いてみた。
「敬語じゃなくても大丈夫。あと楓でいいわよ。あっそうそう。一千華。あなたに話しがあって呼んだの。」
私に?一体どんな用何だろう。
「まず一つ目。サルウァトルとは元々300年位前にルインを討った地球の15人の総称よ。
恐らくアスラはあなた達がユティクを救う可能性を考えてその名前したのだと思うけどね。
二つ目。あなた達の組織のもう一つの名前が15の剣。由来は人一人を一本の剣に例えて
それを地球の15人を15本の剣に例えたのが始まりね。」
えっ。情報量多くない?頭の中が混乱し始めた。
「そして三つ目。15の剣は一本欠けているわ。」
一本足りない?
「一千華。あなたと契約しようと思ってるの。」
「契約?」
「そう。契約。これは、簡単に言えば対象と繋がりを持つことなの。」
私の体が消えかかってる。
「夢から覚めかけている・・・そろそろ朝ね。じゃあこれからも頑張ってね。」
私が夢から覚める直前、楓はニコッと微笑んだ。まるで私を見守るような優しい笑顔で。
創造の女神、天津風楓のことですが。作者と同名の別人です。
あと楓は腰よりも長いロングヘアです。