それでも…
初作品の1投稿目です!
まじで、ストーリーに関係はないですけどこんな考え方の主人公ってくらいに思ってもらえればよきです!
僕は生まれてこの方特別なものを持って生きてこなかった。
小さい頃は誰もが妄想の中でヒーローに、英雄に、王子に、姫に。自分をいろいろなものに描いて育った。
そして成長につれて気づいた自分はそんなファンタジーな世界ではなく普通の人間で、なんの変哲もなく生きていくのだと。
そして、描くものが変わった。俳優や声優、YouTuberや医者。現実味を帯びたものを目指し、目先の妄想はモテたいやかっこよくなりたい。そうして生きていく中で人は不可能を学びリアルを学んだ。
しかし、根底ではやはり自分が特別であると思い込みたい。それが人間である。
自分は他と違う。そう信じてほとんどの人は生きているだろう。
事実他人より優れた身体能力、演技力、ルックス、声、特別を持った人間は他とはちがうと言う感覚は間違っていないだろう。
だが、そんな人間はごく一部、僕を含めほとんどの人間はその他王勢にしかなれない。
そんなことは僕にだって誰にだってわかっている。でも、これだけ詭弁をいっても結局は変わらないのだ。
物語の主人公は普通と言いながら普通ではない。何故かって普通の人間にフォーカスは当たらないからだ。
だからこそ物語は自分ではない人物。特別な人物になれるから人気になるし人々の手に渡るのだろう。
こうして考えたって僕は僕じゃなくならないし特別にはなれない。それでも僕は…
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