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それでも柊真は気が付かない

もうすぐ受験だけど息抜きがてらに投稿!

なかなかの暴走具合です。

帰りのSHRが終わり、クラスの連中がそれぞれ教室を出ていく流れに合わせて教室を出ると、すぐそこに陽菜ちゃんが待っていた。


そして俺を見つけるや否や嬉しそうに駆け寄ってきた。


陽菜「あっ!せんぱ~い!あのっ、先輩が立ってこの後用事とかありますか?」

柊真「んー、俺は特に何もないけど。鞠花は?」

鞠花「私も特に何もないよ」

陽菜「ほんとですか!?じゃあこれからカフェに行きません?ここからちょっと歩いたところに新たらしいカフェがオープンしたみたいなんですけど、評判がいいんで行ってみたいんです!」

鞠花「あ~、そういえば彩颯もそんなこと言ってた。せっかくだし、みんなで行こうよ。彩颯と幸梅ちゃんも誘ってさ。」

陽菜「幸梅先輩と彩颯先輩ですか?やった~!嬉しい!彩颯先輩って顔が綺麗でかわいいって有名ですもんね!!楽しみ~!!」

鞠花「ちょうど2人ともまだ残ってるみたいだし2人に聞いてみるよ」


そう言って教室の中にいる彩颯ちゃんと幸梅ちゃんに声をかけに行く鞠花をよそに、俺は陽菜ちゃんに疑問をぶつけた。


柊真「…彩颯ちゃんってそんなに有名なの?」

陽菜「んー、まあ、少なからず私の周りでは評判ですよ?」


…なんと。彩颯ちゃん、後輩にも知られるくらい評判なのか…

確かにあれだけ可愛ければ噂になるのもわからなくもないが…

これはまた前途多難かもしれない。


俺が1人で思い悩んでいるうちに、鞠花が2人を連れて戻ってきた。

どうやら2人も乗り気そうな雰囲気。


彩颯「みんなでカフェに行くんだって?私もいっしょに行きたいな~」

幸梅「私は柊真君が行くところなら例え火の中、水の中、どこへでもお供するよ♡」


そんなわけでみんなでカフェに行くことになった。


(inカフェ)


鞠花「ふぅ~、思ってたよりスムーズには入れてよかった~」

陽菜「ところで…席順、どうします?」


陽菜ちゃんの一言でなんだか空気が真剣モードになった気がした。


柊真「俺はどこでもいいよ。何なら端でも構わないけど」

陽菜「いや、それはダメです。先輩は真ん中の席です」


おっと、これは俺に選択権がないやつか…?

別に真ん中でも嫌ではないから良いんだけど。

そしてなぜか超ガチモードのじゃんけんが始まった。

みんなして何のためにそんな大げさに席決めをしているんだろう。

壮絶なじゃんけん大会が行われた結果、俺の両隣には彩颯ちゃんと幸梅ちゃんが座り、向かいに側の席に鞠花ちゃんと陽菜ちゃんが座るということで決着がついたみたい。

向かい側に座った2人がなんだか悔しそうな顔をしてるような…?


柊真「…あんなに全力で席決めしてたけど、何事?」

彩颯「ちょっとした諸事情だよ」

柊真「しょ、諸事情?」

彩颯「うん」


彩颯ちゃんに説得されちゃったらもう追及するのも気が引けちゃう。

まあ、いずれわかるかもしれないし、今すぐ聞くほどのことでもないのかもしれないな。

そう思って、みんなそれぞれ注文したものを個々に堪能していたのだが、先ほどから隣に座っていた幸梅ちゃんからものすごく視線を感じる。


柊真「…幸梅ちゃん、どうしたの?」

幸梅「いやぁ、あのねぇ柊真くんって傍から見ると超ハーレムに見えるなぁって思って♡」

柊真「ハ、ハーレム…(苦笑)」


ハーレム…ねぇ…

軽くツボってる鞠花と不思議そうな顔をしている彩颯ちゃんと陽菜ちゃんと嬉しそうにニコニコしている幸梅ちゃんをそれぞれ見ると、ハーレムという事実は認めざるを得ない。

男女比が1:4は確かに普通ではないと思う。なんなら女遊びの激しいやつに見られてもおかしくはない。

いつもは気にしてなかったけど、実はなかなかとんでもないことになっていたな…

まぁ、他の4人が楽しそうに仲良くやってるんだからこれはこれで良い…よね?うん…こんなこと気にしてちゃダメだよな。


11月ぐらいになったら投稿頻度は上がると思います!

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