まとめ編 044
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うちの家は他の家と比べて、ちょっと常識がおかしい…
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彼女
「あの…」
一同
「はい!?」
彼女
「私も見るのは大きいおっぱい好きですよ」
一同
「おお」
彼女
「だから兄君に頑張ってもらって大きくしてもらいますね」
姉
「ひゅーひゅー」
母
「大した子やね」
父
「なんと羨ましい」
夫
「僕も頑張ろう!」
妹
「ふーん…余裕あるわね」
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彼女
「あとこれ、お土産です」
父
「ほう、エロゲを選んでくれるのは嬉しいけどタイトルには厳しいぞ」
父
「どれどれ」
父
「これは!?母さんと青春を過ごした頃のエロゲのリメイク版!」
彼女
「私も最近遊んで感動したので、最高のエロゲですよね」
父
「今日は一日語り合おう!」
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彼女
「あの、妹さんにもお土産あるんです」
妹
「…どうせ、兄に恋するエロゲとかでしょ?」
彼女
「これ…」
妹
「え?お揃いのキーホルダー?」
彼女
「実は同じ歳で同じ誕生日なんですよ、だから誕生石のキーホルダー」
妹
「そなんだ、わざわざ調べて…せっかくだし使ってあげるわ」
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妹
「ちなみに…」
彼女
「はい」
妹
「家族に気を使ってもらったりしてるけど、私は兄貴との関係を認めたわけじゃないから」
彼女
「…はい」
妹
「でも…あなたはすごくいい人だし私も仲良くしたい」
彼女
「はい!」
妹
「今後もよろしくね、また今度おでかけしよう?」
彼女
「はい」
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彼女
「ここが兄君の部屋か」
兄
「本当にグッズだらけでしょ?」
彼女
「想像以上でビックリした、でも作品に対する愛情を感じて素敵だよ」
兄
「ありがとう」
彼女
「あとね…兄君にもプレゼントあるの」
兄
「え?」
ちゅっ
兄
「!?」
母
「ご飯できたでー」
彼女
「行こっか?」
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母
「見た目も可愛いくて、気も効く彼女で本当によかったわ」
彼女
「そんな…」
母
「エロゲとオタクなグッズしかない家やけどまたあそびにきてな」
彼女
「はい!皆さん本当にありがとうございます」
赤ちゃん
「ばぶばぶ」
彼女
「赤ちゃんもまたね」
赤ちゃん
「…腹黒」
彼女
「…」
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赤ちゃん
「ばぶばぶ」
(彼女ちゃんは人の目とか、顔色ばかり伺ってるね)
赤ちゃん
「ばぶばぶ」
(もっと自然に笑ったり怒ったりしたらいいのに)
赤ちゃん
「ばぶばぶ」
(過去に何かあったの?)
彼女
「ばぶばぶ」
(色々ね…大人は大変なんだよ?でも気にしてくれてありがとう)
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つづく
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