まとめ編 037
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うちの家は他の家と比べて、ちょっと常識がおかしい…
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食後
兄
「今日行きたかった一番の場所に到着」
彼女
「人気のない神社?」
兄
「ここに座ってると分かるよ」
彼女
「座ってたらいいの?」
兄
「うん」
彼女
「…わあ、夕陽が綺麗」
兄
「僕の秘密の場所なんだ」
彼女
「すごく素敵」
兄
「あのさ、話って…」
彼女
「うん…あのね」
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彼女
「私って女として魅力ないですか?」
兄
「え?なんで?」
彼女
「だって手すら握ってくれないし…」
彼女
「谷間の見える服着てもチラリとも見てくれないし…」
兄
「…」
彼女
「見た目が幼いからそんな気にならないのかなって」
彼女
「ずっと悩んでて…私、女としてダメかな?」
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兄
「女の子としてすごく魅力的だよ」
兄
「手も握りたいし、胸も見たいし、キスもしたいしエッチなことも…」
兄
「でも僕が童貞で、誘い方もわからなくて…エッチなことをしたら嫌われるかもって…」
彼女
「…」
兄
(不安そうな顔…言葉じゃなくて、これはもう態度で示すしかない!)
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彼女
「兄君…いいよ…」
兄
「彼女ちゃん」
彼女
「キス…して…」
神
「ん、んー、盛り上がってる所悪いけど、神の前でそういうことされるのは困るよ」
兄
「!?」
神
「神社でそういうのは良くないね、途中の選択肢間違えたね」
兄
「そんな」
神
「次は学校を選びなさい」
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彼女
「なんだか途中の記憶がないけどデート楽しかったね」
兄
「そうだね」
彼女
「じゃあ、また明日ね」
兄
「…ちょっと待って!」
ぎゅっ
彼女
「あっ、手…」
兄
「次はさ、ちょっと遠くにお泊りデートしない?」
彼女
「…うん、いいよ」
妹
「兄貴と彼女さんだ…え?お泊り?」
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母
「息子が出かけてる間に部屋の掃除せんとやね」
母
「またエロゲ出しっぱなしにして…えっとタイトルは…」
母
「彼女とやりたい」
母
「彼女と毎日中出し性活」
母
「監禁彼女」
母
「…とりあえず中のディスクはお母さん大好きに変えとこ」
母
「彼女とできなくて溜まってるんやね」
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母
「娘の荷物も片付けんとやね」
母
「あの子もエロゲ出しっぱなしにして…えっとタイトルは」
母
「兄と妹の禁断の果実」
母
「叶わぬ恋」
母
「誰でも簡単百合入門」
母
「最後のは未開封で誰かが置いていった感じやね」
母
「この恋心はゲームの中で収まってくれたらいいんやけどね」
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母
「お父さんの部屋も片付けせんとやね」
母
「もう、親子揃ってエロゲ出しっぱなしにして…」
母
「あんまり興味はないけど、タイトル名は…」
母
「30年経っても君がメインヒロイン」
母
「幸せ家族計画」
母
「いくつになっても暴れん棒」
母
「…今日は枕をイエスにしとこうかしら」
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つづく
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