まとめ編 035
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うちの家は他の家と比べて、ちょっと常識がおかしい…
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兄
「可愛い妹だよ」
妹
「…それだけ?」
兄
「当たり前だろ?エロゲの世界じゃなくて、俺らは普通の兄妹なんだから」
妹
「兄妹…」
兄
「大切な家族だよ」
妹
「…うん」
兄
「今日は寝よう…」
妹
「…」
兄
「おやすみ」
妹
「…」
兄
「すぅ…すぅ…」
妹
「ううぅ…ぐす、バカ…」
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兄
「旅行、あっという間だったな」
妹
「そうね」
兄
「また来たいな」
妹
「…」
妹
「…兄貴さ、帰ったらエロゲ貸してよ」
兄
「ん?いいよ、どんな作品がいい?」
妹
「心が切なくなるやつ」
兄
「わかった」
妹
「…何かにすがれるって、幸せなことかもね」
兄
「?」
妹
「バーカ」
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母
「兄妹で旅行なんてどうしたのかしら?」
姉
「それはヤルためでしょ?」
母
「え!?そんな関係やったの?」
姉
「冗談、それに兄君だから大丈夫」
母
「…選択肢間違えてないかしら?」
姉
「今回は無難な所にいったようね」
母
「なら良かった」
姉
「私はいたずらに入れたけどね」
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妹
「今日って…妹の日らしいじゃない」
妹
「別に何かあるわけじゃないけど…」
妹
「いつもみんながコメントで励ましてくれてるの…」
妹
「実はすっごく嬉しいんだからね!」
妹
「みんな…あ、あ…ありがとう!」
妹
「お兄ちゃんなんて、バーカ!」
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妹
「猫ってさ、何でも願い事叶えてくれるのよね?」
猫
「そうだよ、僕と契約してエロい写真をくれたら何でも願い事叶えてあげるよ」
妹
「ほら写真、これで兄貴と付き合えるようにしてよ」
猫
「…本当は願い事なんて叶える力のないただのエロ猫でした」
妹
「あっ逃げた、写真返せ!」
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友
「…怪しい猫ね」
妹
「あっ、友ちゃん」
友
「部屋から急に出て来たから捕まえておいたわ」
妹
「ありがとう」
友
「妹ちゃんは私が守る」
妹
「ところでいつのまに家の中に?」
友
「合鍵持ってるから」
妹
「後、写真なかった?」
友
「エロ自撮り写真なんて知らないわ」
妹
「…」
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友
「あなたまだ兄に思いを寄せてるの?」
妹
「そんなの勝手でしょ…」
友
「あなたが不幸になるのを見たくないの、いい加減気づいて」
妹
「…」
友
「人として正しい道を選んで欲しいの」
妹
「…」
友
「女同士の方が健全だから…」
妹
「…」
友
「無言で警察に電話するのはダメよ」
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つづく
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